上達を阻む思い込み

3ヶ月ぶりにラウンドをしました。夏以来、室内で行う素振り以外は練習をする機会はなく、これだけゴルフをしてない期間がめずらしいくらいです。ひょんなことから、急遽ラウンドすることになったのですが、コースは実はかなり苦手なCoyote Creek Golf ClubのTournament Course。

個人的に後半が特に苦手で、17番ホールのPar-5はボギーにするのがいつもせいぜい。距離としてはさほど長くないのですが、なかなか3打でグリーンまでたどりつきません。(というか、たどり着いたことがない...)

が、今回久々にこのコースで2ラウンドして、「思い込み」がスコア改善を阻んでいたのがよくわかりました。


まずは17番ホールの全体図から。グリーンが浮き島になっており、グリーン手前右側にレイアップエリアが設けられています。



直線距離としては、青ティーから460ヤード、白ティーから430ヤードなので、飛距離が出る人は2打で届くのも可能。白ティーからだと、250-270ヤード飛ばせれば2打で乗る可能性がなきにしもあらず。(夏場で追い風ならチャンスあり?)



3打でグリーンに乗せるなら3打目を8I, 9I, PWくらいで安心して打ちたい。自分の場合は打ち損ないを考慮してグリーンから120ヤード圏内にレイアップを考えます。



そうすると、常に自動的にグリーン右手前のレイアップエリアに2打目を打つことばかり考えていました。これが上達を阻んでいた思い込み、諸悪の根源

(固定観念の) 理想的なルートは、こんな感じで、2打目を何が何でも右手に運び、そこからPWでグリーンを狙うことばかり考えていました。が、実はこれで成功した試しはなく、いつも2打目が明後日の方向にいったり、左足下がりにライになったり、OBになったり、4つでグリーンに乗せるのがせいいっぱいでした。


しかもこのルートでいこうとすると、ティーショットをけっこう飛ばして尚かつフェアウェーの右側にボールをおかないと、2打目のアングルが厳しくなり、さらにキャリーで150ヤード正確に打たないといけないので、かなりいばらの道。


ひょんなことから今回ラウンドしたときは、「グリーン正面に刻んだらどうか?」とふと思い、試してみると、意外とグリーン正面も120ヤード圏内の地点があり、こちらの方が2打目の刻み易さ(成功確率の高さ)が雲泥の差。



なぜいままでラウンドして、気がつかなかったのか不思議ですが、ティーショットは190~210ヤード程度打てばよく、第2打目は120ヤード程度転がすだけでOK。3打目は風や、ラフの伸び具合次第ですが、ショートアイアンで比較的簡単なショットが残ります。夏場なら、3番アイアン > 9番アイアン > 9番アイアン くらいをつないでいけそうな雰囲気です。



2ラウンドして、2回ともこのルートで計画し、3打でグリーンに乗りました。(実はこのグリーンにパーオンしたのは初めて。。。)

  • 1ラウンド目: ドライバー > 5番アイアンで100ヤード転がし > 8番アイアン
  • 2ラウンド目: ドライバー > PW > 6番アイアン

両方とも、保険をかけて3打目は1番手大きいクラブで打ったので、10ヤードほどピンをオーバーしてます。パターさえ入れば、スィングは変えないで、スコアがよくなりそうです。


2ラウンド、それぞれ33%パーオンしましたので、ショットはいい感じ。平均ラウンドパット数が通常30~34になるところが、50近く転がしてしまったので、合計スコアは論外ですけど、ようやくこのコースの面白さがわかってきたかも。


ぜひまた近いうちに挑戦しようと思います。