2013年11月24日日曜日

データ解析を基にショートゲームの課題を設定する


前回のラウンドデータ解析 「データ解析に基づく自分の弱点分析と改善方法」にて、ショートゲームの改善が特に重要だということがわかりました。白や青ティーからプレーする分には、飛距離は問題ない。とにかくグリーンを外したアプローチを寄せて、パットを決め、3パットを回避するのが重要です。恐らくその技術がいずれフルバックからプレーするのに活きるはずかと。


課題は、

  1. パーオンしたときの3パットを減らす(なくす)。確実にパーにする。
  2. 1パットを増やしてパーを拾う。加えて、アプローチをパットが決めやすい距離に寄せる。



前回のデータで解析していなかったのは、

  • どのくらいの距離で3パットが起こりやすいのか
  • グリーンを外したアプローチは、どの位の確率で成功するのか? 距離はどれくらいか?

といったことなので、今回はこの2点を調べました。


パット

次の図は、第一パットの距離と1パット、2パット、3パットになる確率をヒストグラムで表したものです。ここで一番知りたいのは、どれくらいの距離がホールから残ると、3パットしやすいのかということです。もちろん曲がりなどもあるので、一概に距離だけがパットの難しさを決める要因にはなりませんが、やはり経験上、距離が長いパットほど、3パットが起こりやすい。

図の縦軸は、パットの成功確率です。横軸は、ホールからの残り距離をフィートで表しています。1フィートは約30cm、1ヤードは3フィートです。グラフはヒストグラムですので、横軸の読み方は、「第一パットの距離が、0~10フィートの場合に、1パットの確率が80%だった、2パットの確率が20%だった、3パットがなかった(本当か?)」となります。

現在のパットレベル
  • Putts per GIR: 2.18 パット/ホール
  • パーオン2.53回につき3パットを1回




3パットは20フィート (約6.7ヤード)を超えると増えてゆきます。30~40フィートの距離になると20%近くが3パットになります。実際にラウンドしていて、30~40フィートの距離は少なくない。パーオンしたら30フィート(10ヤード、クラブ1番手分くらい)残るのはよくあること。仮に18ホールでのパットの残り距離が30フィートの場合、18ホール x 20% = 3.6ホール で3パットになり得ます。これは多すぎですね。さらに、40~60フィートの距離だと、60%以上が3パットになっています。

これは本当にもったえない。ここが弱点の一つだと思います。まずは30、40フィートのパットの距離感を養う必要があります。



アプローチ (スクランブル)

前回解析した414ホールでのスクランブル率は26.26%でした。どんな距離からスクランブルをする傾向があるかを表したのが次のヒストグラムです。ホールまでの残り距離を5ヤード毎にグループにまとめて、アプローチの回数を数えました。

例えば、残り距離が20~25ヤードのアプローチは、全部で50ホールほどあり、約半分弱を1パットでセーブでき(赤)、半分はセーブできなかった(緑)ことを示します。



アプローチの大半は、35ヤード以内に収まります。(パーオンしなかった)277ホールのアプローチ中、176ホール。つまりアプローチの63.5%が35ヤード以下からでした。そのうちセーブできたのは、わずか66回で、37.5%です。

この短い35ヤード以下の距離でのアプローチの成功率 (スクランブル率)を50%以上には改善したいですね。特に30~35ヤードのセーブ率が20%以下なのは痛い。


自分の参考までに、各距離別のアプローチの成功率を出してみた。統計の上では、30ヤードくらいから極端にセーブ率が下落している様子がわかる。10ヤード〜20ヤードのセーブ率ももっと上げたいです。




練習課題

以上からのまとめと練習課題です。

  1. 30フィート超のパットは半分以上が3パットになりやすい。まずは30~40フィートのパットの距離感を磨いて、3パットを減らす。
  2. 35ヤード以下 (特に30ヤード前後)を寄せられる距離感を磨く。アプローチに多いのが、30〜35ヤードの距離である。


2013年11月18日月曜日

データ解析に基づく自分の弱点分析と改善方法

最近のラウンドデータを解析して、弱点分析をしてみます。

というのも、スィングがよくなり、飛距離が伸び、グリーンを捉える(パー・オンする)回数が増えたにも関わらず、どうしても80前半のスコアに収束しがちだからです。ショートゲームの改善が最も正しい方法なのは明白ですが、ではいったいどれくらいの数字に改善すればよいかを計算してみます。また、プロのラウンドデータと比較して、彼らとの根本的な違いやどうすれば70を切るラウンドができるかも考察します。


その前に、この文書 (およびブログ) で使う言葉を以下に定義します。

ショートゲームの打数ロングゲームの打数
「ピンから100ヤード圏内で打った打数 (= ショートゲームの打数)」と「ピンから100ヤード以上離れた地点で打った打数 (= ロングゲームの打数)」です。データを分析してていつも思うのは、ショートゲームの打数の出来具合が大きくスコアに影響しているのです。さらに、打数だけを単純に比較すると、ロングゲームの打数は、プロのデータとほぼ同じです。もちろんプレーするコースや長さは異なりますが、飛距離が仮に全く同じでも、プロとアマチュアの決定的な差はショートゲームです。自分の場合、1ホールにつき1打近く差が生まれており、18ホールで13~15打は毎ラウンド差をつけられるくらい強烈な差があります (後述)。


例1:
いわゆる2オン、2パット、または3打目を寄せて1パットで締めるパターン。下の図では、青い園内がピンから100ヤード圏内を示します。


  • ピンから100ヤード圏内で打った打数 (ショートゲームの打数) = 2打
  • ピンから100ヤード以上離れた地点で打った打数 (ロングゲームの打数) = 2打


例2:
自分に多いパターンとしては、Par-4でグリーン周りまでは2打でいくものの、寄せとパットが噛み合ずに結局3オン2パット。



  • ピンから100ヤード圏内で打った打数 (ショートゲームの打数) = 3打
  • ピンから100ヤード以上離れた地点で打った打数 (ロングゲームの打数) = 2打



スクランブル率
スクランブルは、寄せワンでパー以上を取った場合のことを指します。Par-4ならば、3オン1パット、3オン0パット (チップイン・バーディー、チップイン・パー)の場合、スクランブルに成功したとします。例えば、18ホールで12ホールでパーオンせず、そのうち6ホールでパーになった場合、スクランブル率は 6÷12 = 50パーセントです。

GIR
GIRはGreen In Regulationの略で、パーオンのことを指します。


Putts per GIR
Putts per GIRは、パーオンしたときに何パットでホールアウトしたかを意味します。例えば、18ホールで4ホールをパーオンし、

  • 全て2パットでパーにした場合は、
    2パット x 4ホール / 4ホール
    = 2.0 Putts per GIR となります。
  • 2バーディー、3パット1回の場合は、
    (1パット x 2ホール + 2パット x 1ホール + 3パット x 1ホール) / 4ホール
    = 1.75 Putts per GIRとなります。



自分のデータ
主に2013年の23ラウンド (414ホール)のデータを解析した主な統計値です。
  • 平均スコア: 84.30打
  • ピンから100ヤード圏内で打った打数 (ショートゲームの打数): 48.42打
  • ピンから100ヤード以上離れた地点で打った打数 (ロングゲームの打数): 35.82打
  • 1ラウンドの平均パット数: 32.78 パット
  • Putts per GIR: 2.18 パット/ホール
  • バーディー率: 8.70%
  • パーオン率: 33.33% (6ホール)
  • スクランブル率: 26.26% (12ホール中で3ホールでセーブ)
  • パーオン2.53回につき3パットを1回
  • プレーしたコースの平均距離: 6172ヤード (最長6718, 最短5724)



プロのデータ
プロの比較データとしては、Tiger Woodsの2005, 2007, 2009年のMastersのラウンドデータ (計12ラウンド, 144ホール)を用意しました。データソースは、ESPNのスコアカードを基にしてます。

注意点としては、パット数が正確にはわからず、特に寄せてパーを取っている場合や、Par-5でのバーディーは、YouTubeのビデオなどを基に各ホールのパット数を推測しています。TigerにとってAugusta NationalのPar-5は実質Par-4であり、Par-5のバーディーの場合、2オン2パットなのか、3オン1パットなのか、ビデオを解析しないとわからないのです。それ故に、スクランブル率が若干低くなっている感があるのと、3パット数は144ホールの合計で0になっています。

スコアカード:
  • http://espn.go.com/golf/player/scorecards/_/id/462/year/2005/tournamentId/210/tiger-woods
  • http://espn.go.com/golf/player/scorecards/_/id/462/year/2007/tournamentId/309/tiger-woods
  • http://espn.go.com/golf/player/scorecards/_/id/462/year/2009/tournamentId/537/tiger-woods

  • 平均スコア: 69.50打
  • ピンから100ヤード圏内で打った打数 (ショートゲームの打数): 34.20打
  • ピンから100ヤード以上離れた地点で打った打数 (ロングゲームの打数): 35.28打
  • 1ラウンドの平均パット数: 28.00 パット
  • Putts per GIR: 1.64 パット/ホール
  • バーディー率: 36.46%
  • パーオン率: 66.67% (12ホール)
  • スクランブル率: 57.23% (6ホール中で3.5ホールをセーブ)
  • プレーしたコースの平均距離: 7435ヤード (1ホール辺り平均70ヤード程度長い)



以下、プロと自分のデータの比較です。

1. ショートゲームの打数

まず最初に比較して明らかなのは、ショートゲームの打数です。次のグラフに明確に現れています。上の図は、横軸にショートゲームの打数を、縦軸に18ホールのスコアをとり、各ラウンドのデータを緑でプロットしています。Tigerのデータは赤でプロットしました。下の図は、横軸にロングゲームの打数を、縦軸に18ホールのスコアをとり、同様にプロットしています。

まず分かるのは、ロングゲームの打数が35前後でほぼ同じであることです。もちろん全く難易度の異なるコースおよび長さでのプレーですが、両者のティーショットの飛距離がおよそ70ヤードくらい違う(自分が230ヤード、Tigerが300ヤード)ことを加味すると長さに関しては程よくスケールされているでしょう。

ショートゲームの打数が明らかに異なります。さらに、両者のデータが同一の近似直線上に綺麗にのっかっているのがよく分かります(上側のグラフ)。僕が100ヤード圏内に要するのは平均48.42打に対して、Tigerはわずか35.82打です。1ホール辺りに換算すると、0.7打の差です。

アンダー・パーでプレーするには、100ヤード圏内を平均して2ストローク以下で回るのが必須と言えそうです。ここがアマチュアとプロの決定的な差ですね。飛距離は違うのはもちろんですが、仮に同じ番手で同じ飛距離を打ち、同じティーからプレーしたとしても、結局1ラウンドで15-20打の差がついてしまうかもしれません。

今の自分の理解では、神業としかいいようがありません。。。



2. パーオンを有効活用

GIR、パーオンの数が増えれば、アプローチをせず2パットさえすればパーが取れるので、セオリーでは、1つGIRが増えれば、1つスコアがよくなるはずです。次に作ったグラフは、GIRの数とスコアです。横軸にGIRの数を、縦軸にスコアをプロットしました。前のグラフと同じく、自分のデータを緑で、Tigerのデータを赤にしています。
グラフには、線形近似線 (y = ax + b) もプロットしています。グラフ中にあるSensitivityというのは、この近似線の傾き aの数字です。Tigerの場合は、セオリー通り1 GIRにつき、1打スコアがよくなりますが (-1.01)、僕の場合は-0.44で1回のパーオンあたり、0.5打しかよくなりません。

バーディー変換率も関係してくるのでしょうが、もっと深刻な問題は3パットです。自分のPutts per GIRは2.18で、3パットは2.5回パーオンする毎に1度しでかしています。

次のグラフは、自分のGIRの数を横軸に、3パットの数を縦軸にとったグラフです。もう少しデータポイントが欲しいところですが、直線近似では、グリーンを捉える毎に3パットが劇的に増加しています。ぜんぜんスコアになっていない。もちろん、プロでも1ラウンド~2ラウンドに1回は3パットをするので、回数を重ねれば3パットは必然的に起こり得るのですが、この傾向はかなり問題ありです。
まずは、Putts per GIRを2.0にしなくてはなりません。ちなみにTigerのPutts per GIRは、1.64です。


Tigerの3パットのデータは得られていないので、1ラウンドあたりのパット (Putts per Round)を比較してみます。次のグラフは、横軸にGIRを、縦軸にPutts per Roundをプロットしています。同様に、自分のデータは緑で、Tigerは赤にし、近似直線も点線で示しています。
僕の傾向として1つグリーンを捉える毎に、パット数が1つ増す、大きな右肩上がりが認められます。それに対して、Tigerの場合はかなり緩やかな上昇傾向があります。恐らくこれは、グリーンを捉える数が増えれば増える程、バーディ (1パット)が増えるチャンスが増すので、アマチュア程の傾きがないのではないかと思います。

実際、Tigerのバーディ変換率 (Birdie conversion rate)は、36.46%でした。つまり、パーオンしたら、3回につき1回以上はバーディ (またはイーグル)になっている計算です。これはアイアンショットがピンに寄っているというロングゲームの差もあり、一概にパットの力量差だけではないのですが、自分の8.7%と比較すると、4倍以上の差です。さらにグリーンを捉える回数は僕の2倍以上なので、バーディーの数の差は8倍はありますね。。。


余談ながら、よくTigerはTV中継で「Par-5 Killer」と言われます。特にMastersでは16ホールあるPar-5で-10以上にし、Par-3,4をイーブン近くに収めて、優勝をする傾向があります。次の図は、Par-3, Par-4, Par-5での、スコアの内訳です。バーディー(およびイーグル) = 赤、パー = 水色、ボギー = 緑、ダブルボギー以下 = 黄 で表示しました。左が自分の、右がTigerのラウンドデータです。
Par-5のホールで60%をバーディまたはイーグルにし、Par-3, Par-4は、ボギーとバーディーが相殺している様子が伺えます。意外なことに、Par-3でのバーディーは一番少ないのですね。


さらにおまけで、Par-3,4,5毎のGIR (パーオン率)の比較。Par-5はアマチュアにとってもパーにしやすいだけに、Par-5で今の倍はパーにしたいですね。


3. スクランブル率

次のグラフは、スクランブル率 (パーセーブ率)を横軸に、18ホールのスコアを縦軸にプロットしたものです。自分のデータは青、Tigerのデータは赤にしてあります。さらに、紫の点が1つだけありますが、それはTigerの2013年シーズン通算の数字です。

自分のスクランブル率の平均は26.26%に対して、Tigerは57.23%でした (パット数の正確な数字は不明なので、実際は70%前後に分散達しているかもしれない)。両者の曲線が平行線になるのは、GIRの数と、Putts per GIRの数の差かと思われます。GIRが少ないアマチュアの場合、80を切るにはスクランブル率を60%以上にしなければならず、逆に全くセーブできなくなると途端に90近いスコアに達してしまいます。

逆にTigerのようにGIRが平均して70%に達し、バーディーも数個とれる場合、50%もパー・セーブできれば悪くてもパープレーから2アンダーくらいは出せてしまう。(いいなぁ。)



GIRを増やすには、飛距離をのばし、正確なアイアンショットを練習しなくてはなりません(時間がかかる)。やはりスクランブル率を上げるのがてっとり速そう。GIRが少ないアマチュアの場合、スコアはスクランブル率にかなり依存します。



まとめ

プロとアマチュアの違いを図式化すると次のようになります。

  • プロはGIRが多く、なおかつバーディー率が高い。Tigerの場合平均して3回に1回の割合でバーディにする。アマチュアはせっかくGIRしても3パットにしてしまい、Putts pre GIRが2.0を超える。
  • グリーンを外した場合、プロは悪くても50%、平均して70%をセーブできる。アマチュアの場合25%程度。スコアは、ラウンド当日のスクランブル率に大きく依存。




(1) グリーンを捉えたときに、平均して2.0パット以下であがる。現在は、2.5回グリーンを捉える毎に、3パットを1回しており、Putts per GIRが2.18という悲惨な状況。3パットを減らし、1パットを増やす。
(2) グリーンを外したときに、スクランブル率 (寄せワンの確率)を50%以上にする。プロは、平均して100ヤード圏内を2打であがる。自分の場合は、2.7打。18ホールに換算して12.6打の差がつく。
(3) グリーンをより多く捉えられるように、ドライバー、ショートアイアン、戦略の練習をする。やはりGIRが増えるほど、寄せワンの確率への依存が下がり、70台が安定して出やすくなる。


70を切るには
(1) GIR > 67% (12ホールでパーオン)
(2) スクランブル率 > 67% (4ホールでセーブ)
(3) Putts per GIR < 2.00 (3バーディーはとる)
といったくらいの数字が必要。80を切るには、GIRかスクランブル率のどちらか一つが60~70%程度の極端によい数字がでれば可能ですが、70を切るには二つとも70%前後が要求されるといえそう。


結論

いま自分に必要なのは、ウェッジとパット力という結論になりました。GIRがいくら増えても3パットが増え、今のパッティングのスキルでは目立ったスコアの改善が全く期待できません。

今のパットのレベルでは、仮にGIRが15になるとしても、

  • その内5ホールで3パットをして、5オーバー
  • グリーンを外した3ホールで、スクランブルできず、酷い場合はダボもあり得るので、4オーバー
合計9オーバー・パーの、81というシナリオになります。


パットが劇的に改善されない限り、次のレベルには永久に上がれないということ数値的に明確にできました。


次のステップ
3パットが発生する状況を主に、第一パットの距離、コースの難易度などで分析して、練習に役立てたいと思います。さらに、グリーンを外した場合のアプローチの距離やライとセーブ率も分析して、ウェッジの練習に役立てたいですね。


2013年11月10日日曜日

スィングのチェックポイント (2013年修正版)

再現性の高いスィング方法がいろいろとわかってきたので、以前書き留めた内容に加筆して、より完成されたチェックポイントを備忘録のために更新しようと思います。


スィングのチェックポイント
  1. 基礎体力
  2. グリップ
  3. ボールを置く位置
  4. アドレス
  5. スィングの始動
  6. スィング中に頭を動かさない


1. 基礎体力

いいスコアを出すには基礎体力は重要。特にブランクがあると、体力の変化でスィングは変わり、力強くふれなくなっているかもしれません。歩いたり走ったりして基礎体力をつけるといい感じです。特に「体幹トレーニング」がおすすめです。

2012年から2013年にかけて、どのクラブも1番手以上飛距離が伸びました。飛距離アップの主要因、体幹トレーニングだと思います。使用クラブは、Titleist 975D、Ben Hogan Apexのまま変わっていませんし、ロフトなどを立てたりもしていません。アプローチで飛びすぎてグリーンをオーバーしたり、ティーショットの飛距離も伸びるために今まででは考えられない地点から2打目を打つ機会が増えました。体幹トレーニングは、最初はこの2種目だけを毎日、1日2~3回行いました。


さらに体幹トレーニングは、副時的な効果があり、体調が劇的に改善されました。実は長年、頻繁に酷い便秘に悩まされたり、深く睡眠がとれないとか、炎天下を歩いていると頭痛がすることがあったりなど、けっこう体調が思わしくない波がありました。それが体幹トレーニングを初めてから、それらが一切なくなりました。内蔵の調子が信じられない程快調になり、短時間でも深く睡眠がとれ、炎天下でも頭痛がしません。実は、飛距離アップよりも、体調の改善の方が嬉しかったりします。

飛距離を伸ばし、良いスィングを再現よくするには、体幹トレーニングはマジでおすすめです!!!


2. グリップ

グリップは、スィングの最重要項目といっても過言ではありません。

正しいグリップをプロの写真などと見比べながらチェック。僕はインターロック派なので、ジャック•ニクラウスやタイガー•ウッズのグリップの写真を観察して真似をします。(グリップだけなら彼らの真似ができるはず)

さらにグリップを握る強さ (グリップ•プレッシャー) もまっすぐ飛ばすのに不可欠。10段階 (10が強い, 1が弱い) で4前後ぐらいがベスト。ゆるゆるグリップではクラブをコントロールできないので、左手の小指と薬指はしっかり握る。握力計で計測して、数値的にナイス ショットがもっとも出やすい強さを確認するとよいですね。

ボールが上手く打てなくなっているときは、無意識に握る強さが強すぎて、9や10になっていることがあります。



3. ボールを置く位置

個人差があるのですが、自分の場合はどのクラブもスタンスの中心よりも若干ターゲットよりに置くので安定。ドライバーはティーアップするので、さらに左足寄り。

いろいろ実験した結果、「左足のかかと右2インチくらいの延長線上」におくと、いい感じです。最適なボールの位置は個人のスィングでけっこう変わるようです。 

スタンスの幅は、ドライバーで肩幅よりもちょっと広いくらいがちょうどよさげ。広くしすぎると、悪いスィングになりがちです。体の回転を支えられる程度の幅であればOK。また、ボールに近すぎたり遠すぎたりするのもNGなので、調子がイマイチのときはいろいろ試してしっくり位置をさがすとよい感じです。

関連ページ 
(1) ボールの置き方 (2010年5月) 
(2) ボールの置き方 (その2): "Off the Left Heel" 
(3) ボールの置き方 (その3): 左耳におく


4. アドレス


アドレスの正否がスィングの正否に大きく関わります。自分の場合の典型的なエラーは、いわゆる「肩が入ってない」「ダウンスィングで、右肩がつっこむ」というやつらしいのですが、左肩がバックスィングで十分に回ってないみたいです。それをどうするとよいかというと、アドレスであごを上げることです。

以下は、シャンク病について書いていた記事で、中部銀次郎氏の解説を引用したものですが、再度引用します。
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しかし、名手も含めた多くのゴルファーのスウィングを見てきて、アドレスではあごを引いてはいけない—と私は思う。なぜなら、あごを引いたアドレスから、 バック・スウィングに入ると、左の上腕部があごに当たって(右利きの人の場合です)、左肩が十分に回らないことが往々にしてあるからです。自分では気づかないまま、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んで引っかけボールになったり、大きなスライスを打ったりするのは、この左肩の回りの浅さに原因していること が、じつに多い。

だったら、どうしたらいいのか。アドレスしたとき、後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげてみる。そうすると、あごがのどから離れ、ボールを 少し見下ろす形になるでしょう。これが、アドレスにおけるチェック・ポイントの第一点。試みに、この形をしてバック・スウィングをしてみてください。左肩 がすっとあごと首の間に入っていくのが体感できるはずです。

左肩が深く回せれば、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んでくることも防げ、打ち急ぐことも起きません。ゆっくりとクラブが振れ、その分、クラブ・ヘッドも走ります。

(出典: 中部銀次郎 ゴルフはやさしい、第3回「アドレスで注意する点」より http://www.shueisha.co.jp/golf/g_top.html)
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アドレスであごを上げる(後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげる) と、確かにバックスィングで左肩が回るスペースが十分にでき、すっと肩が入ってゆきます。

関連記事




5. スィングの始動

正しくクラブを握れて、構えることができれば、いよいよスィングを開始できます。一度クラブを動かし始めたら、わずか1,2秒で終わるスィング中に修正するのは不可能ですので、このステップがショットの正否を決めます。ゆえに、始動方向がしっくりこなければ、一度アドレスを解いて仕切り直すのも一つの手です。

自分の場合ミスが出始めると、どんどんクラブをインサイドに引き過ぎて、フックしたり、プッシュアウト、ダフりなど一貫性のないミスが多発しがち。平行棒をつかって、スィングプレーンに沿って、スィングを始動できるように練習します。

インサイドすぎる軌道↓ はNG。このように棒がよいガイドになるので、よくわかります。いくら「インサイド - アウト」にボールを打てば飛ぶ、とはいってもこれはやりすぎ。シャンクにならなくても、トップ、ダフり、右プッシュ、左フックなどあらゆるミスが暴発しやすいスィングになります。ゴルフの経験が長い方にけっこういらっしゃいます。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

反対に、アウトサイドすぎる軌道もNGです↓
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

理想はちょうど、このポジションで、クラブのシャフトと地面が平行になるといい感じです!
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

このポジションでだいたい、ハーフからスリー•クォーターの位置ですが、シャフトとプレーンが平行です。こういう感じになればインパクトで、ボールとクラブフェースがスクウェアになるので、(エネルギーの伝達がよくなり) 文字通りに飛びます。

From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

この練習をするには、リシャフトなどで余ったシャフトや、最近流行の平行棒 (2本で$15ドルくらいのやつ) を、構えたときのシャフトと同じ角度につきさします。これでスィングをしてみてください。また、棒をつきさす角度は、身長、手の大きさ、腕の長さ、クラブで微妙に変化させてください。

いきなりフルスィングでなく、チップショットやピッチショットなどの短いスィングから序所にはじめて、フルスィングにしていくと、超短期間で驚くほどの効果がでるとおもいます。シャンクにお困りの場合にも効果覿面。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

関連して、バックスィングを大きく振りすぎてややオーバースィングになる傾向があります。ドライバーのトップでシャフトが地面と平行になるかならないくらいが目安。逆にバックスィングが大きくならにように小さく抑えようとして、手首のコックが少なくなりすぎることがあります。このあたりの程度は素振りをよくして勘を養わないとすぐに忘れてしまいます。。。

関連ページ
(1) スィング軌道 (テークバック) の矯正 (2008年12月) 
(2) ジャック・ニクラウスによると「スィングの始動方向」が重要らしい (2009年2月) 
(3) シャンクに困っていませんか? (2010年7月)


6. スィング中に頭を動かさない

正しく構えられて、スィングの始動が上手くいけば、よいボールが打てる確率がぐっとあがります。しかし、スィング中に頭がうごいて、軸がぶれてしまうと、ひっかけたり、どスライスしたりとせっかくの準備が台無し。クラブを構えたときの前傾姿勢 (上半身の角度, the spine angle)を保ったまま力一杯振るといい感じ。これはフルスィングに限らず、アプローチに使うウェッジのハーフショットや3/4ショット、パッティング にも共通の全てのショットの基本事項。地道にパッティングやチップショットから、前傾姿勢を崩さないように打つ練習が必要。 


方法1

次の動画は以前ネタにしたTiger Woodsによる説明です。



↑のビデオの1分50秒前後ごろですが、下の連続写真のようにスィング中に緑の線のような前傾姿勢を保てるといいショットが打てます。Tigerは「自分の打ったボールを下から眺める感じ」を意識するのだとか。

From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

逆に下の写真はNG。スィング中に前傾姿勢が起き上がったりすると、ミスショットになっちゃいます。頭が上下しなくても、左右にぶれるのもNG。あくまでも前傾した姿勢を保つとミスになりにくい。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

個人的に、ロングアイアンやドライバーでは、よく頭が特に左右に動くことが多いです。 ショートアイアンなどでは少々動いても、軽くひっかけるだけですみますが、クラブが長くなるにつれてミスが厳しくあらわれます。

フルショットだけでなく、20~50ヤード程度の短いショットでも、ボールの行方を早く追いすぎて前傾姿勢が崩れて距離感が狂ったりとか。3フィート程度のショートパットもボールがカップに入ったかどうかを早く見たいために、前傾姿勢が崩れることがよくあります。 


方法2


"ミスになるときはインパクトで頭が動いており、ヘッドアップになったりしている。インパクトで顔を残すのに現実的な方法としては、唇が右肩にふれてスウイングするのがよい。女子プロの右肩上は口紅で汚れているのだとか。"


関連記事:


方法3

スィング中に頭を動かさない = 背筋を一定にする = 左ひざの角度を保つ

「スィング中に頭を動かさない」は、イコール「スィング中に背筋を一定に保つ」ということ。"Spine Angle" を一定に保つ、とよく言われるので、もっと正確に言えば、ボールに対して構えたときに曲げた背中の角度をキープしたままスィングする、こと。

特にドライバーでのミスは、スィング中にSpine Angleが変わり、インパクトで頭が伸び上がっているみたいです。

一つのヒントとしては、スィング中に左ひざの角度を一定にすることかも。というのは、調子が悪いときでも、極端なつま先下がりのライでも、クラブの芯に当たる球が打てることが多い。特につま先下がりのライでは、頭や上体がスィング中に伸び上がらないように、特に構えた時の姿勢を維持するように意識するのがよいのではないかと思う。それを、普通のスィングでも同じように意識すると、左ひざの角度をインパクトをちょっと過ぎるまでは、伸びきらないようにするとよいのかも。

下の写真は、YouTubeのビデオのスクリーンショット。

例1: Luke Donaldのバンカーショット


例2: Tiger Woodsのドライバーショット
*** 体重移動が大きいスィングの為、曲がった左ひざが回転しています。***



関連ページ
(1) スィング中に頭を動かさない方法 (2010年7月) 



スィングのチェックポイントのまとめ



1. 基礎体力: 
1日10分×2回の体幹トレーニング


2. グリップ:
プロのグリップの写真を真似る


3. ボールを置く位置: 
左足のかかと右2インチくらいの延長線上 (個人差あり)


4. アドレス: 
アドレスであごを上げ、左肩の回るスペースを設ける(後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげる)


5. スィングの始動: 
クラブの始動方向を棒を使って確認


6. スィング中に頭を動かさない: 
インパクトで顔を残すのに現実的な方法としては、唇が右肩にふれてスウイングする




2013年11月7日木曜日

パーオン率 70%を達成 -13 Green In Regulations



前回のエントリー (ついにPar-5を2オン・2パット達成!)  で、スィング中に頭を動かさないアドバイスと、パットのアドバイスをメモしました。今日のラウンドでは、それらを実践するラウンドだったのですが、効果覿面でした。


  • 18ホール中で、13ホールでパーオン (前半は8ホール, 後半は5ホール, 72%)
  • アプローチに使うクラブは、概ね7番から9番アイアンで、長くて6番アイアン。5番アイアンはPar-5のレイアップだけに使用。3番、4番アイアンは利用場面無し、というくらいティーショットが真っすぐ長く飛びました。

パターも久しぶりに自信をもって打てたのですが、数字の上では
  • 50フィート超のパットで、3パットを3回、合計38パット
でした。が、距離感やきわどいパターがよく入りました。グリーンに乗る回数が増えると、必然的に距離の長いパットが増えるので、ロングパットの距離感と、それを2回であがれる3~5フィートのショートパット力が最大の課題と言えそうです。34パットくらいに収められるようにすると70台後半のスコアが出せそう。

本当に今日のラウンドでは、プロのショートゲーム力のすごさ、アマチュアと確実に一線をわける部分がよくわかりました。多分、13ホールパーオンくらいすると、プロレベルのパッティング力があれば、(コースセッティング次第ですが) バーディーが数個とれ、悪くても72前後になるのではないでしょうか。

あとはパット力次第で、75を切るのも現実的な数字になってきた感があります。

2013年11月6日水曜日

ついにPar-5を2オン・2パット達成!



今年の目標の小さな目標の一つであるPar-5を2オンがついに達成できました。コースは、Presidio Golf Courseの18番ホールでした。このコースは、2オン可能なPar-5が3つあります (2番、9番、18番)。この日のラウンドでは、

  • 2番ホール: 残り190ヤードをグリーンオーバー、3番ホールのティーグラウンドまで飛んでしまい、ボギー。
  • 9番ホール: 残り230ヤードをグリーンのガードバンカーに入れて、2パットのパー。
でした。18番ホールでは、ティーショットが260ヤードくらい飛びながらもラフに入れてしまい、3番ウッドで転がしながらなんとかグリーンに乗せることができました。体幹のトレーニングで飛距離が伸びてきたおかげだと思います。


知人に最近のラウンドを評価してもらったところ
  1. ティーショットで押し出し、フックのミスが目立つ (全般にはよいスィング)
  2. ショートパットをもっと成功率を上げたい (パーをもっと拾いたい)
という点が気になったそう。

それぞれの対応策としては、

  1. ミスになるときはインパクトで頭が動いており、ヘッドアップになったりしている。インパクトで顔を残すのに現実的な方法としては、唇が右肩にふれてスウイングするのがよいそう。女子プロの右肩上は口紅で汚れているのだとか。
  2. 左手のグリップをしっかり強く握る。(どちらかの手を強く握る)そうすると、インパクトでフェースが乱れにくい。

ドライバーなどのティーショットだけでなくて、グリーン周りの10ヤード、20ヤードのショットをミスするときは、たいてい頭がインパクトで残っていないことが原因のようです。


ここ5ラウンドくらいは、18ホール中に7~9ホールでパーオンし、グリーンを外したときのアプローチも10フィートくらいにボールが寄っているにも関わらず、37, 38, 41パットなどを叩いて80が切れないもどかしいラウンドが続いていました。左手をしっかり握ってパットをすると、フェースがぶれにくい感じがします。前回のラウンドでは、久しぶりに3パットのないラウンドができましたし、今年は久しぶりに80が切れるような予感がしてきました。