ハイブリッド一本だけのプレーから学ぶこと


先日ラウンドで、6ホールだけ、ハイブリッド (2番、19度、40.75インチ) 1本だけでプレーしてみました。Bubba Watsonがハイブリッド1本だけで81したというニュースがプレー中に話題になり、ちょっと試してみることにしました。ゴルフを始めたころはとくに、7本くらいでプレーしていたこともあり、少ない本数でのプレーはめずらしくはありませんが、パッティングもすべて1本でするのは初めて。いやー、面白い、いい経験でした。

バックティーからのプレーで、6ホール中、3ホールでパーオンしました。他の3ホールは通常ならボギーは固いプレーだったんですが、ショートパットはどうしても引っかけたり、どうしても高くあげないといけないアプローチは難しくで、残念ながらスコアにはならなかったです。パーは1回でした。


以下、1本だけのプレーから得たことです。


1. グリーン回りのアプローチは、低く打って転がしに徹する

今回の一番の収穫です。ハイブリッドしか使えるクラブがないので、グリーン回りのアプローチは、パターのように転がすことしかできません。グリーンとボールの間にラフがあろうが、とにかく転がしに徹するしかない。

去年は、14番目のクラブとしてロブウェッジをバッグに入れたり、グリーン回りは「ちょっと転がしにくいな」と思ったら、すぐにふんわり高くあがるショットを多用しがちでした。見た目はかっこいいのですが、高く上がるショットは方向性に加えて、ボールの打ち出し角度が距離の精度に大きく影響をし、成功の確率は非常に低いのは言うまでもない。

今回は、転がししか使えないものの、浅いラフがあっても、とにかく転がして1グリップ以内に寄せられたのが6ホール中で2ホールありました。また、転がしで失敗しても、ウェッジで高く上げてそこそこ飛んだ場合の精度と同じくらいなので、平均すると絶対に転がした方が、ピンに寄る確率は高いですね。

まずはパター、ショートアイアン (ハイブリッド、ウッド)で転がせるかどうか吟味して、ウェッジで高く上げるのは、最終手段としたほうがよさそうです。

実は、ウェッジでのアプローチは、無駄にゴルフを難しくしているのかもしれません。


2. 本当にバッグに入れる必要のあるクラブがわかる

逆に言えば、あれば便利だがなくても大丈夫なクラブが意外とバッグに入れられているということです。1本のクラブで困ったのは、次の場合でした。

パット:
特に10フィート以下の短いパットは、絶望的でした。ひっかけやすいことに加えて、スピードコントロールが難しい。10フィート以下では、絶対にパターがあればスコアが変わりますね。

バンカーショット:
今回は幸いにもバンカーには入りませんでしたが、特にグリーン回りのバンカーで、ハイブリッドだけだと、安定した脱出は不可能ですね。というわけで、バンカー用に1本ウェッジが必要。

アプローチ:
自分のハイブリッドは普通に打ったときは200ヤード程度の距離が目安です。170, 180ヤードくらいに距離を落とすのは、グリップを短く持ったり、スリー・クォーターくらいのスィング幅にして調節が効きます。数10ヤードだったら、転がしてそれなりに打っていけます。

が、一番厄介なのは、特にピンがグリーンの前側に切られている場合、どうしてもボールを落下点近くに止めたいという状況です。100~130ヤードくらいの、ショートアイアンで打つ範囲が特にきついですね。旗が、グリーンの奥だと自然に転がっていいのですが、手前の場合は厳しく、下りの長いパットを強いられます。さらに、グリーン回りで、どうしてもラフなどを超える必要が有る場合にも、9, 8番アイアンが1本あれば、と思いました。

ということで、




  • ハイブリッド (19度)



  • 9番アイアン (45度)



  • サンドウェッジ (57度)



  • パター


  • の4本プレーに今度は挑戦してみたいです。これで意外とスコアは普段とかわらないはずです。


    ***追記***
    3. 1本のクラブだけでスコアにならない理由: どの打ち方で何ヤード飛んで、転がるかを全く把握していない

    3フィートの短いパットを、ハイブリッドでしなければならないという理由は除きます。6ホール中で3ホールパーオンしたのは:

    • 360ヤードのPar-4: 180ヤードを2回打つ (ハイブリッドフルショットを1インチ短く握る)
    • 400ヤードのPar-4: 200ヤードを2回打つ (ハイブリッドフルショット)
    • 180ヤードのPar-3: 180ヤードを1回打つ (ハイブリッドフルショットを1インチ短く握る)
    というパターン。このパターンにハマらないケース、例えば
    • 130ヤード
    • 100ヤード
    • 50ヤード
    といった、非常に中途半端なショートゲームの距離。こんなのを打ち分けようとは思いませんが、少なくとも次のようなことを知っているだけでも、スコアが変わったかもしれません。それは、ハイブリッドの
    • スリー・クォーターをしたときのキャリーとランの距離
    • ハーフスィングをしたときのキャリーとランの距離
    • クォータースィングしたときのキャリーとランの距離
    • パッティングのスィングをしたときの(転がる)距離

    各クラブのフルスィングの距離は、検討がつきますが、それ以外の打ち方をしたときはどのクラブもよく分かっていません。特に100ヤード以内のショットは、なんとなくの感覚ででしか打たないので、その辺を定量的に、参考となる打ち方とクラブの組み合わせみたいなのをできるだけ正確に把握しておく必要があるのかもしれません。