スィングについて

再現性の高いスィングをするためのチェック項目をまとめてみました。

スィングの調子がおかしいときに、すぐに原因を特定して修正ができるようにしておくのが目的です。キー・ポイントは「困ったときは基本に忠実になる」ことで、その基本の6項目を順にメモしてあります。
  1. 体力
  2. グリップ
  3. ボールを置く位置
  4. スィングの始動
  5. スィング中に頭を動かさない
  6. ミスの犯人探し


1. 体力

いいスコアを出すには基礎体力は重要。特にブランクがあると、体力の変化でスィングは変わり、力強くふれなくなっているかもしれません。できれば、歩いたり走ったりして基礎体力をつけるといい感じです。

正しく歩くだけで、飛距離が驚くほど伸びたこともありました。

2. グリップ

グリップは、スィングの最重要項目といっても過言ではありません。

正しいグリップをプロの写真などと見比べながらチェック。僕はインターロック派なので、ジャック•ニクラウスやタイガー•ウッズのグリップの写真を観察して真似をします。(グリップだけなら彼らの真似ができるはず)

さらにグリップを握る強さ (グリップ•プレッシャー) もまっすぐ飛ばすのに不可欠。

10段階 (10が強い, 1が弱い) で4前後ぐらいがベスト。ゆるゆるグリップではクラブをコントロールできないので、左手の小指と薬指はしっかり握る。握力計で計測して、数値的にナイス ショットがもっとも出やすい強さを確認するとよいですね。

ボールが上手く打てなくなっているときは、無意識に握る強さが9や10になっていることがあります。

参考


3. ボールを置く位置

個人差があるのですが、自分の場合はどのクラブもスタンスの中心よりも若干ターゲットよりに置くので安定。ドライバーはティーアップするので、さらに左足寄りにする。

いろいろ実験した結果、「左足のかかとの延長線上」におくと、いい感じです。正確には数cm延長線よりも右になりそう。最適なボールの位置は個人のスィングでけっこう変わるようです。

スタンスの幅は、ドライバーで肩幅よりもちょっと広いくらいがちょうどよさげ。ボールに近すぎたり遠すぎたりするのもNGなので、調子がイマイチのときはいろいろ試してしっくり位置をさがすとよい感じです。

関連ページ
(1) ボールの置き方 (2010年5月)
(2) ボールの置き方 (その2): "Off the Left Heel"
(3) ボールの置き方 (その3): 左耳におく


4. スィングの始動

正しくクラブを握れて、構えることができれば、いよいよスィングを開始できます。一度クラブを動かし始めたら、わずか1,2秒で終わるスィング中に修正するのは不可能ですので、このステップがショットの正否を決めます。ゆえに、始動方向がしっくりこなければ、一度アドレスを解いて仕切り直すのも一つの手です。

自分の場合ミスが出始めると、どんどんクラブをインサイドに引き過ぎて、フックしたり、プッシュアウト、ダフりなど一貫性のないミスが多発しがち。平行棒をつかって、スィングプレーンに沿って、スィングを始動できるように練習します。

参考動画


例えば、インサイドすぎる軌道↓ はNG。このように棒がよいガイドになるので、よくわかります。いくら「インサイド - アウト」にボールを打てば飛ぶ、とはいってもこれはやりすぎ。シャンクにならなくても、トップ、ダフり、右プッシュ、左フックなどあらゆるミスが暴発しやすいスィングになります。ゴルフの経験が長い方にけっこういらっしゃいます。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

反対に、アウトサイドすぎる軌道もNGです↓
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

理想はちょうど、このポジションで、クラブのシャフトと地面が平行になるといい感じです!
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

このポジションでだいたい、ハーフからスリー•クォーターの位置ですが、シャフトとプレーンが平行です。こういう感じになればインパクトで、ボールとクラブフェースがスクウェアになるので、(エネルギーの伝達がよくなり) 文字通りに飛びます。

From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

この練習をするには、リシャフトなどで余ったシャフトや、最近流行の平行棒 (2本で$15ドルくらいのやつ) を、構えたときのシャフトと同じ角度につきさします。これでスィングをしてみてください。また、棒をつきさす角度は、身長、手の大きさ、腕の長さ、クラブで微妙に変化させてください。

いきなりフルスィングでなく、チップショットやピッチショットなどの短いスィングから序所にはじめて、フルスィングにしていくと、超短期間で驚くほどの効果がでるとおもいます。シャンクにお困りの場合にも効果覿面。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

関連して、バックスィングを大きく振りすぎてややオーバースィングになる傾向があります。ドライバーのトップでシャフトが地面と平行になるかならないくらいが目安。逆にバックスィングが大きくならにように小さく抑えようとして、手首のコックが少なくなりすぎることがあります。このあたりの程度は素振りをよくして勘を養わないとすぐに忘れてしまいます。。。

各クラブとバックスィングの大きさ、スタンスはこの動画をよく参考にしています。


関連ページ
(1) スィング軌道 (テークバック) の矯正 (2008年12月)
(2) ジャック・ニクラウスによると「スィングの始動方向」が重要らしい (2009年2月)
(3) シャンクに困っていませんか? (2010年7月)

5. スィング中に頭を動かさない

正しく構えられて、スィングの始動が上手くいけば、よいボールが打てる確率がぐっとあがります。しかし、スィング中に頭がうごいて、軸がぶれてしまうと、ひっかけたり、どスライスしたりとせっかくの準備が台無し。クラブを構えたときの前傾姿勢 (上半身の角度, the spine angle)を保ったまま力一杯振るといい感じ。これはフルスィングに限らず、アプローチに使うウェッジのハーフショットや3/4ショット、パッティング にも共通の全てのショットの基本事項。地道にパッティングやチップショットから、前傾姿勢を崩さないように打つ練習が必要。

次の動画は以前ネタにしたTiger Woodsによる説明です。



↑のビデオの1分50秒前後ごろですが、下の連続写真のようにスィング中に緑の線のような前傾姿勢を保てるといいショットが打てます。Tigerは「自分の打ったボールを下から眺める感じ」を意識するのだとか。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

逆に下の写真はNG。スィング中に前傾姿勢が起き上がったりすると、ミスショットになっちゃいます。頭が上下しなくても、左右にぶれるのもNG。あくまでも前傾した姿勢を保つとミスになりにくい。
From アメ リカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2)

個人的に、ロングアイアンやドライバーでは、よく頭が特に左右に動くことが多いです。 ショートアイアンなどでは少々動いても、軽くひっかけるだけですみますが、クラブが長くなるにつれてミスが厳しくあらわれます。

フルショットだけでなく、20~50ヤード程度の短いショットでも、ボールの行方を早く追いすぎて前傾姿勢が崩れて距離感が狂ったりとか。3フィート程度のショートパットもボールがカップに入ったかどうかを早く見たいために、前傾姿勢が崩れることがよくあります。

関連ページ
(1) スィング中に頭を動かさない方法 (2010年7月)

6. ミスの原因を探す方法

ショットの調子が悪いときに、上記1~5の基本項目のどれが悪いかを特定するのに使っている方法です。

基本事項1~5の順序にしたがって追求してみても、どうしてもわからないことが(頻繁に)あります。専門家に相談するのがベストですが、なかなかそうもいきません。そんなときは、意図的に変わったショットを打ってみます。スライスやフック、ときにはシャンクを打ってみます。
  • クラブフェースやスタンスを思いっきり30, 40度開いて、どスライスになるかどうか打ってみる。ここで左にまっすぐ飛ぶようならスィングや構え方がおかしい。
  • スタンスは普通にスクウェアにして、クラブの始動方向をめいいっぱい外方向(カット軌道) にあげて打ってみる。フックばかりが出て悩んでいるときなどは、意外とスクウェアにあげているつもりが、インサイドに引きすぎていると気づくことがあります。つまり、カット軌道に振っているつもりが、意外とスクウェアに振っていた、とか。
  • 上と同様に、思いっきりクラブフェースやスタンスを閉じて、どフックを打つ。
  • フルスィングをする代わりに、ハーフショットなど短いスィングのショットで、芯にあたるかどうか試す。
  • 30ヤードくらいの長い距離を打つときのパターで芯にあたるかどうか試す。グリップを握る強さの確認や、頭を動かさない練習になります。