スライスとは、ボールが左から右に曲がる球筋のことです(右打の場合)。
それは、インパクトでクラブフェースがヘッドの軌道に対して開いて衝突して、ボールに時計回りのサイドスピンが加わるために、右へ曲がっていきます。
多くのゴルファーがスライスに悩みます。「スライスを直すには」といった類いの文献には数に限りがありません。特にゴルフを初めたばかりのころには、スライスがかなり嫌いになるかも。
スライスは直すよりも、「どうやったら毎回スライスが打てるのか」の仕組みを理解して、打ちたいときにスライスが打てるようになったほうがお得です。実際に、アプローチをするときはスライスが打てた方が、安全だったり、ミスになっても手堅いボギーに収まりやすくなります。「左にフックが出ることがあるし、ストレートもでるし、スライスも出てしまう」となってしまっては、コースマネージメントどころか、毎回打つときにショットに不信感が募ってスコアメイクどころではありません。
それでもスライスは嫌だ、というなら、「フックの打ち方」を練習するといいかもです。フックを打つには、スタンスをターゲットに対して閉じて、普段通りのスィングをすれば、ボールが右に飛び出して、左へ返ってくるはずです。
スクウェアに構えてドライバーで30-50ヤードもスライスするのが常な場合は、20-40°くらい、かなり極端にスタンスを閉じて球が左に曲がるようコントロールするとよしです。とにかく最初は、左に曲がりさえすればok。
ボールを左右のどちらかの方向に曲げられるようになると、コース戦略がやりやすくなります。曲げ幅を精密にコントロールするのは、相当の練習量が必要と思いますが、「とりあえず、思った方向の左右どちらかに曲げる」には100が切れるくらいの段階でも問題がないのではないでしょうか。
私は曲げ幅は、全く調整がきかないのですが、「左右のどちらかに曲がり、ミスったらストレートボールになる」ようにしてから、随分と大けがが減りました。
ボールは真っすぐ飛ばそうとするよりも、曲がる前提で打つとスコアメイクしやすいはず。
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