念願の個人でも入手可能な Launch Monitor を入手しました。以前から、数百ドルの範囲での個人向け製品はあり、今回入手した Rapsodo の他、FlightScope Mevo などいろいろ市場にはあるのですが、いろいろな比較検討動画やレビューをみて Rapsodo にしました。
- 製品名: Rapsodo, Mobile Launch Monitor (MLM)
- 定価: $499
- iPhone 或いは iPad が必要 (Android はアプリが互換性無しので使えない)
- USB ケーブルで充電するため、乾電池など不要。
- Calibration (補正) は行われた状態で出荷されるため、開封後すぐにアプリをダウンロードして計測可能。
- URL: https://rapsodo.com/product/mobile-launch-monitor/
かなり手軽にかつ、廉価価格帯 (affordable price range) の製品でもずいぶんと進化したなぁと思います。TrackMan や GC Quad などのプロ向け、産業向けのものはまだ手が出ないのでありますが、この Launch Monitor はすばらしすぎる。
気になる計測の正確度でありますが、全般にコース上で打っている距離に近い数値が出てきています。TrackMan と同時に並べて比較調査はできないのですが、自分の感覚値ととても合う。ホームページによると「Distance accuracy is within 2% of Trackman」ということで、TrackMan と比べて 2% 以内の誤差ということである。
"TrackMan vs Rapsodo" といった検索で比較動画などがあるので参考になるかと。
Rapsodo 自体の大きさは手のひらに乗るくらいのサイズです。屋外で使う時は、ここに iPhone や iPad を立てかけて使います。ボール打ち出しの始めの 60 フィート (20 ヤード) をカメラで追いかけながら計算に使うので、カメラ性能がよい iOS 機器がよいのかもしれません。今度 iPhone 8 と iPhone 12 Pro で比較してみたいと思います。
実際に打った結果は、クラブ毎に整理されます。数値を見たり、各列を左にフリックすると動画を見ることが可能です。
こういった感じで地図上に、dispersion data をドットで描いてくれたりとか。
最近 (2021年2月時点) は、Apex (最高到達点) を計算するようになりました。僕のボールは、番手なりの打ち上げに比べて、かなり高くエネルギーを消耗しているのですが、約 90 フィートと、数値的にはそんなに悪くないかなと思います。
が、PGA の 8番アイアンの Launch Angle (平均打ち上げ角度) は 18.1 度。LPGA でも 20.8 度。
僕のはまだ 22~23 度なので、PGA の PW 程度にしかなりません。Ball Speed (ボールの初速) は、104 MPH なので、PW よりちょっと速い程度。
※この投稿を 2021 年に書いていることもあり、購入時点での 8 番アイアンの打ち上げ角度は 26-28 度だったのを、いろいろ練習をして 22-23 度に下げてみています。※
一概に、低い打ち上げの方が飛ぶわけではなく、スピン量や速度の関係で最終的な距離が決まります。
なので、僕のスピードの遅いスィングで弾道をフラットにして単純に距離が伸びるとも限らないのですが、、、
感覚的に風に負けそうです。さらに、前に推進する運動エネルギーが、無駄に上昇する運動エネルギーと回転のエネルギーに転換されている気がするので、やはり 8 番アイアンで 20 度を切る打ち上げ角度を目指したいなぁと思います。打ち出し速度も 110 MPH を超えたい。
撮影したビデオは、.mov 形式で出力可能です。Rapsodo のアプリは有料会員になると(おそらく)全てのビデオを保存できますが、無料の場合は容量制限があるので、後日練習の参考になりそうなものは、早めに適宜 AirDrop などを利用して PC / Mac 等に保存したほうがいいです。
Rapsodo で計測できるデータ項目
今のところ計測されるデータは次のようになります。
- 飛距離 (キャリーの距離)
- クラブヘッドスピード (club speed)
- ボールスピード (初速, ball speed)
- Smash Factor (ボールとクラブの衝突効率)
- 打ち上げ角度 (launch angle)
- 打ち出し方向 (launch direction)
- 最高到達点 (apex)
ボールの回転数、spin rate は計測されません。この点では、Mevo+ ($1999) などのもう一つ上の価格帯の機器が必要になります。
ボールの回転数はぜひ知りたい項目なのですが、Smash factor をドライバーでは、1.47, 1.48 に近づける努力をし、他のクラブは PGA / LPGA の計測データなどを参考にすると、速度とスピンのバランスが取れるのではと思い、目を瞑りました。
飛距離はキャリーだけなので、ドライバーなどの場合はどれだけ転がったかは不明です。
↓ は購入直後くらいに撮影したものです。2020 年の 3-5 月の巣篭もり期間にスィングを直したため打ち出し角度が 12-14 度くらいになっているのがわかりました。まあまあ良い当たりをするときは、合計 240 ヤードくらいになっているかなと思います。平均的に 240 になれば、6,500 ヤードくらいまでだとなんとかプレー可能かな?
このスィングは、若干左にひっかけ気味な pull draw なので、ホール形状によっては怪我をしているかもです。
ちなみにこちらが PGA の平均値データです (Trackmangolf.com より)。
Trackman 程の精度性能はないといえども、ちゃんと打ったと思ったボールも高く上がりすぎて飛んでいなかったりとか、意外と軽く打ったボールがよく飛んだとか、感覚と数値を合わせながら練習できるのがとてもいいです。
あと細かい注意点としては、
- iPhone のカメラも使うので逆光にとても弱い。
- カリフォルニアの直射日光にあたると、冬でも iPhone が過熱を起こすことがあり、太陽との位置関係や気温には気を使う。
- 夏場は日陰で使うのがよいのではと思っています。
- 隣の人の打球を間違えて計測したり、アイアンを打って 300 ヤードや 0 ヤードなどといった誤動作がある。これは仕方ないかと。
- 計測には、飛距離は 20 ヤード以上打つ必要あり。なので短いチップショットの計測は無理です。
しばらくは特にショートアイアンの打ち上げ角度をフラットにしつつ、ウェッジの距離を細かく把握したいと思います。
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