6,000 ヤードのティーボックス (白) からプレーしてみる

 



前回の考察で、ティーショットが 230 ヤード飛ぶと、6,000 ヤードのコース全長で、アプローチにショートアイアンが使えるようになるのではないか? と計算しました。230 ヤードは、PGA プロの 80% 弱くらいの距離になります。失敗のショットも含めて。(優勝者やロングヒッターと比べると 70% 程度でしょう。)

久しぶりにホームコースへ行けたので、白ティーからプレーをし、実際にアプローチに短いクラブを使ってスコアメイクになるかどうかを試しました。

Stanford GC

  • Par 70 (F9 35 / B9 35)
  • 全長: 5,771 ヤード 
  • レート: 69.1 / 123
結果
  • 38 + 37 = 75
  • 26 パット
  • 6 GIRs
  • 7 / 12 Scrambles
コースハンディキャップは 7 なので、これまでの自分のスコアと比べると劇的によいです。GIRs が 6 だったのと、最後 16 ~ 18 番ホールを 3 連続でグリーンを外してボギーにしたので、スィング自体はあまりよい日ではなかったのですが、短いティーからプレーした分、いつもとはかなり楽な気分でできたと思います。


アプローチ
  • 1番 Par-5 (E): 2 打目をダフって、3 打目が浮いたラフから 154 ヤード。7 番アイアン。フライヤーでグリーンオーバー。
  • 2 番 Par-4 (E): ティーショットでフェードにならず、木に当たり残り 210 ヤード。2 番ハイブリッドで転がして 29 ヤードを 50° でチップ。
  • 3 番 Par-3 (E): 165 ヤードを 6 番アイアン。ピン右 20 ヤード。
  • 4 番 Par-3 (E): 132 ヤードを 9 番アイアン。ピン左 20 フィート。
  • 5 番 Par-4 (E): 128 ヤードのラフから 9 番アイアン。10 ヤードオーバー。多分フライヤー。
  • 6 番 Par-4 (+2): フェアウェー左の木にあたり DB。。。
  • 7 番 Par-5 (E): 95 ヤードを 50°
  • 8 番 Par-3 (E): 128 ヤードを 8 番アイアン。
  • 9 番 Par-4 (+1): フェードがスライスになり赤杭。3 打目は 154 ヤードの打ち上げを 5 番ハイブリッドのカット。
  • 10 番 Par-4 (E): ドライバーをフックし、2 打目はドライバーで転がし出すだけでした。
  • 11 番 Par-4 (E): ドライバーをスライスし、10 番フェアウェーから 160 ヤードを 5 番ハイブリッドで高いカット。ピン右奥 35 フィート。 
  • 12 番 Par-4 (E): 残り 194 ヤード。ボールの 30 ヤード前に Tiger の木がすぐにあり、ドライバーで低くスライス。29 ヤードを 50°でチップ。
  • 13 番 Par-4 (-1): 残り165 ヤードを 6 番アイアン。
  • 14 番 Par-3 (E): 138 ヤードを 7 番アイアン。
  • 15 番 Par-4 (E): 105 ヤードを 50°。ピン左 10 フィート(入らず)
  • 16 番 Par-5 (+1): 88 ヤードを 54°。
  • 17 番 Par-3 (+1): 148 ヤードを 7 番アイアン。
  • 18 番 Par-4 (+1): 130 ヤードを 8 番アイアン。向かい風。
全部書き出してみると、Par-3 を除いて、思ったほど 7 番アイアン以下を使った回数は多くはないけど、「ショートアイアンのアプローチが残って気が楽で、ピンが狙えそう」という感覚でした。






課題

短くプレーしたとは言えど、スコアは 75 (+5) で、インデックス 7 ちょいの人にしたらかなり良い方です。Handicap differential は 5.4 でした。

Back-9 の中盤までは 72-73 くらいで回れるかもとさえ思いました。

が、実際には思い上がりになってしまいました。課題としては、いいスコアのときラウンドでいかに確率を重視した戦略でプレーする判断力が必要です。言い換えると欲張らないこと。

このコースは、Back-9 の 10番から13番の Par-4 が鬼門で、4 連続ボギーでも全然悪くないホールです。今回はこの 4 ホールがたまたまのチップインもあり -1 になりました。

普通にプレーするとピンを狙わず、グリーン中央を狙い、失敗してもグリーン前側に乗るクラブを使って打っていくのですが、なぜかこの日は「ピンデッド」を狙っていっていました。後から考えれば。。。

14 番からは比較的に楽なホールになるので、短いクラブを使えるし、ピンに寄せてバーディーチャンスを作れると妄想していたのかもしれません。つまりあわよくば、バーディーをあと 2-3 個狙えるかもというアホなことを無意識に考えていたかも。

14 番は 7 番をカットしてピンに寄せようと思い手前をダフリました。が奇跡的にセーブしました。

15 番は 105 ヤードで短いこともあり 50°で 10 フィート。パットを読み違えましたが目論見通り。

16 番は 3 打目の残りが 88 ヤードと短いのですが、深いラフに沈んでいて、ピンは奥側。でもなぜかピンを狙って、グリーンのどこかに乗ればいいことを優先せず、35 ヤードもショート。パターもショート。

17 番は、ピンが手前に 148 ヤードにあり、7 番を選びました。が、かなり良いあたりをしないとまだまだ 7 番アイアンで 150 ヤードは飛ばないことを忘れていました。グリーン中央めがけて 6 番アイアンを打ち、30-40 フィートのパットを残すのでよしとするのが正しかった。ピンを狙って、あわよくばバーディーなどと欲を出したのが間違い。チップはよくできたのですが、やはりパターを読み違えました。



18 番は、ドライバーがよく飛び、残り 130 ヤード。若干の向かい風があったので、大きめに 8 番アイアンで、クラブ選択はちょうどよかったとは思うのですが、左足下がりのライで、力んで打ってしまいました。多分、練習場では難なく打てる単純なフェアウェーからのボールなのですが、このホールも「ピン左から高く打ってカットさせて、あわよくばバーディーチャンスにつけたい (すると 73 だ〜)」と欲張ったのが諸悪の根源。素直にピンは無視して、グリーン中央へ、スリークォーターのスィングで打つのが正しかったと思う。


ラウンド後に、こうすればよかった、ああすればよかったと反省するのは容易ですが、プレー中に正しい判断が下せるようになれればよいなぁと思います。今回の blight side、よい見方としては、自己ベストグロスにも関わらず、かなり楽に出せた 75 で、まだまだ 7-8 打くらいはセーブできるストロークがありそうだなぁと思ったことでした。

平均飛距離が 260 ヤードになれば、青ティーでも同じようなことができるかもしれません。