「いまのはもったいない!」
「あ、またやっちゃったよ。もったいない」
「もったいない」
よくグリーン上で発せられる言葉である。
省略せずに言うならば、「あーあー、1メートルの簡単なパットを外してしまった、もったいない」といったところか。
しかし果たして本当に「もったいない」のだろうか?
「もったいない」は、確実にできたはずのものが得られるはずだったのに、得られなかったものについて言うべきだ。
あくまで個人的意見ではあるが、100%の確率で成功して打てるショットはゴルフにはほとんどあり得ない。わずか10センチのパットを外すことも見た事があるし、ましてや1メートルのパットを狙って100%決められるのは一般アマチュアには不可能。
ゆえに、仮に確実にできるはずのものをミスしてしまって「もったいない」とは言えるかもしれないが、1メートルのパットなどをミスしたときに「もったえない」などと軽はずみには言えないのではないか?
そもそも1メートル程度 (3-4フィートの長さ) のパットは簡単ではない。曲がりや速さによっては、10球連続で決めることも非常に困難だ。50センチのパットでもラインによっては、けっこう神経つかわないと大変なこともある。1メートルのパットは、見た目はチャンスにみえるが、特にアマチュアゴルフにとっては難しいし、外しても全く恥ずかしいことではないと思う。プロの試合でも必ずしも簡単に打ってはいないと思し、100%成功するとは限らない。
そもそも「もったいない」と言ってしまうと、パットを外してしまった相手に対して失礼だし、負の流れをもたらしかねない。(加えてエチケット違反だと思う)
見かけは易しそうだが、成功すればその日のスコアが大きく違うのが1メートルのパット。
外してしまえば、惜しくて悔しいのだが、外れてもおかしくない。
だからこそ、1メートル程度のパットは、一番練習量が多くてもいいくらいだと思う。
自分ならこういう状況は「もったいない」というかもしれない。
全長290ヤードの、高低差のないPar-4のホールで、260ヤードのドライブを放って、フェアウェーを捉える。ピンはグリーン中央。
2打目のウェッジショットをトップしてグリーン奥まで飛ばしてしまい、3オン、さらに3パットのダブルボギーにしてしまった、、、
としたら、「もったいない」だろう。
こういう状況はやはり4つのパーで上がりたい。
そのためには100ヤードないし、50ヤード圏内のショートゲームの練習は欠かせない。
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