2012年11月23日金曜日

ドライバーのミスを減らすには


ドライバーは、クラブの中で最も長く、(パターを除いて) ロフト角が小さいクラブなのでミスが起きやすい。それ以外にもミスが起きやすい理由があると思う。

ドライバーは最も距離が出せるクラブなので、無意識のうちに飛ばすことを意識してしまいがちだ。ドライバーを手にして、フェアウェーウッドやハイブリッドクラブの飛距離しか出なかったら納得がいかない。すると毎回どうしても、自分の最大飛距離までぶっ飛ばさないと気が済まない。すると強振しようと、力み、余計にミスが出やすくなるのではないか?

この「毎回ドライバーを手にしたら飛ばしたい」と欲張るのがそもそものミスの原因かもしれない。

1. 最大飛距離よりも、アプローチが打ちやすいことを優先する


そもそもドライバーは心理的にミスが起きやすいので、まずは心構えから変えなくてはならない。

ティーショットの目的は、そもそも飛ばすよりもPar-4ならグリーンへのアプローチが最も打ちやすい地点へ安全に運ぶことだ。さらに、最近のアイアンはよく飛ぶし、8, 9番で140-160ヤードを打つ人も少なくない。これはアイアンのロフトが昔にくらべて、極端にストロングロフトになっている影響でもあるが、それでも昔に比べてミスに強くなっている (はず)。

例えば、400ヤードのPar-4で、2打目を150ヤードから打ちたいと思う。が、多くのアマチュアにとって確率よく期待するのは難しい。つまり、一般アマチュアで250ヤードを毎回打つのは事実上不可能。それができるならスクラッチプレーヤーになれている。それはどうしても飛距離を欲張ったゲームプランなために、先述のように力みが発生し、ミスもしやすくなる。

その代わりに、「200-220ヤード程度飛べばいいや」と思って打つ。ティーアップも高めにして (後述)、少々弾道が高くても、安全にグリーンが狙える場所まで運んでいく。仮に残りが180ヤードだとしても、最近のハイブリッドグラブなんかを使えば2打目も安心して打てる。距離が伸びて、250ヤード飛んでくればもうけたもの。ドライバーはそもそも、バッグで一番長いシャフトと小さいロフトなので、そこそこ当たれば自然に飛ぶクラブだ。少々期待したよりも飛ばなくても、寛容に受け入れて、フェアウェーの打ちやすい地点から2打目を打つ。

ドライバーのミスを減らすには、飛距離を欲張らないこと、これに尽きると思う。


2. ティーアップの高さ

個人的には、ドライバーで天ぷら (pop-up) を打つのが一番嫌いなので、ティーアップは低めにしてきた。が、ちょっと練習場やコースで実験すると、ティーアップは高めの方がミスが起きにくい。さらに低めのティーアップは、打ち込むようなダウンブローの軌道になるとスピンがかかりやすいようなので、実は距離も損することが多いかもしれない。ミスが起きにくいので平均飛距離も伸びたようだ。具体的な高さとしては、セオリー通りにボールの上半分がドライバーヘッドの上面より上になるか、それよりもわずかに高くしたらよい感じである。

イメージとしてはこんなもの↓


関連して、ドライバーを975D (ロフト9.5度, 体積260cc)から、975J (ロフト10.5度, 体積315cc)に変更して、より高い弾道が出るようにした。意外とどーんと打ち上げるような高い軌道に変わっても、そこそこ距離はでているようだし、最大飛距離は975Dのときと変わらない。975Dの突き抜けるような弾道とはまた違うのだが、どこーんと高い弾道で打っていくのも面白いかもしれない。




ティーアップの高さは高いほうが、飛距離がでるという実験結果もある。これは別エントリーにて。


3. スィングの切り返しを直す

最後は、スィング・メカニックスについて。

冒頭でも述べたとおり、ドライバーを失敗する理由は、「最大飛距離を毎回得たい」、「飛ばしたい」という欲が強く出てしまう。そのために、バックスィングで捻った体を上体、とくに腕から先に捻りを解くくせがある。言いかえると、スィングの切り返しを腕で開始してしまうくせがある。

ここをセオリー通りに、下半身、特に腰から始めるようにする。下記は、Ben Hoganの本, "Five Lessons"からの引用である。

"If the average golfer will only start his downswing with his hips, what world of difference this will make in his swing and his shots, and not to mention his score!"
アヴェレージ•プレーヤーが、ダウンスィングを腰を回転させてスタートするだけで、スィングが驚く程改善する。それ故に、ショットもよくなり、劇的にスコアがのびるだろう。
(Ben Hogan, "Five Lessons - The Modern Fundamentals of Golf" p.93)



まとめ

以上、ドライバーのミスを減らすポイント


  • 飛距離を欲張らない。ティーショットの目的は、アプローチが簡単に打てる地点にボールを運ぶこと。飛んだ、飛ばないは、自己満足である。


  • ティーアップは高めにセットする。


  • ダウンスィングは、腰からスタートさせる。


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