守りのゴルフ (2) - ダブルボギー (DBW) を減らす

前回のポスト (守りのゴルフ (1) - 過去 10 年分、149 ラウンド / 2682 ホール分のデータを分析する) で、過去 10 年のラウンド分析をしました。ゴールは、平均的にスコアをよくしてハンディキャップを減らすことです。

仮説としては
  • ダブルボギーまたはそれより悪いスコアを減らす (DBW, Double Bogey or Worse の略)
  • 3 パットの数を減らす
を立てました。


今回は、DBW を減らす点について分析します。単純に、ショートゲームをよくすればよいという問題ではないと思います。ダブルボギーを打つパターンとして、
  • ティーショットを OB する > よくてもダブルボギー、トリプルボギーでもおかしくない
  • ティーショットを曲げて木の後ろ > パンチアウト > 3 打目が上手くのらない > 4 オン 2 パット
  • ティーショットを曲げて木の後ろ > パンチアウト > 3 打目がグリーン > 3 パット

やはり、
  1. ティーショットをとりあえず次打がやさしく打てる場所に運ぶ
  2. ショートアイアンはとりあえずグリーンのどこかにのせる
  3. (3 パットを回避する)
ということで、ロングゲームが問題になっているのではと推測しています。


直近のラウンド結果と SVM Classification

最近今年 25 ラウンド目をプレーしてきたのですが、10 GIR ながらも、81 に止まり 80 すら切れませんでした。トリプルボギーが 1 回あり、8 回ミスしたグリーンのうち 1 回しかセーブできませんでした (12.5 %)。Putt per GIR (GIR したホールでの平均パット数) は 2.0 なので、これは OK。トリプルボギー以外は、バーディ 1、パー 9, ボギー 7 個でした。

もっとスクランブル率を良くすればよいこともありえますが、ダボ、トリプルはスコアメイクの大敵です。

アプローチの距離とダブルボギーの回数

ここでアプローチの距離は、Par-3 であればティーショットの距離を、Par-4, Par-5 であれば、それぞれ 2, 3 打目の距離を意味します。

下の図は、アプローチの距離別にダブルボギー (DBW) を叩いた数を Par-3, 4, 5 別に示したものです。青が今年、赤が去年です。



Par-3, 4, 5 に共通なのが、年間 1, 2 回とはいえども、80 - 140 ヤード程度の距離から、ダブルボギー以上を叩いているという事実です。2017 年の合計で 13 回。この時点でのデータは 24 ラウンドでしたから、決して少なくない数字です。昨年から改善はしていますが、この距離では凡ミスすぎます。ショートアイアン、ウェッジの距離です。これが 0 になれば、平均して 1 ストローク以上は改善が期待できます。


また、Par-4 では、170 ヤード以上の残り距離でダボになりやすい。ティーショットをミスして、難しいライから打っていたり、ハイブリッドを上手く打てなかったり、無理してグリーンを狙っていた、などの理由が原因かもしれません。また、レイアップしたものの、100 ヤードちょっとの距離からグリーンに乗らなくてダボになってるとか。。ここは、次回以降で、ティーショットとの関連性などを調べて見たいと思います。



アプローチの距離と GIR の結果

DBW とは話が変わりますが、アプローチの距離で調べていて、GIR も問題が見えてきました。下の図は、アプローチの距離別に、GIR (パーオン) 率を図にしました。


150, 200 ヤードの範囲は乗ればラッキーだと思っています。それよりも赤枠で囲んだ領域が問題。残り距離が 80 ~ 140 ヤード程度だと、とりあえずグリーンに載せたい。ウェッジから、7 番アイアンの軽打でとりあえず乗るはずです。それが意外と乗ってない。50-60% と、2 回に 1 回程度のレベルです。110 - 120 ヤードの範囲は特に「谷間」になっていて、ダメすぎます。

やはりショートアイアン、ウェッジの練習は大事そうです。この距離がグリーンに乗れば、先述の DBW を減らすのに直接役に立ちます。

この図はパーセンテージしか表していないので、何回中、何回グリーンに載せられたかも調べてみたいと思います。


来週からは、80 - 140 ヤード、ウェッジ、ショートアイアンの練習を増やすようにしたいと思います。

次に調べるのは:

  • 3 パット、1 パットの確率とパットの距離の関係
  • スクランブル率と、残り距離の関係
です。


(続く)






















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