今年最後のプレーする機会を得まして、心配された雨も降らず12月としては心地よい気候でした。成績は「合掌」だったものの大きな収穫がありました。
同伴させていただいたのは、コース (Stanford GC) のスターター (starter)の取締役 (chairman) を努めているという一紳士です。加えてPh.D.を取ったばっかりで、昔は大学のゴルフチームでプレーしたという一青年(最近70を切り66という素晴らしいスコアを 出したとか)。コースで一緒になる人の職業のパターンとして多いのは、一位「弁護士 (lawyerと言う人)」、二位「医者 (medical doctor)」。
今日は、この紳士にいろいろ基本(大原則)を指導していただくことになりました。スィングがどうだああだという「くだらない」ことではありません。ゴルフの基本(大原則)は「エチケット・マナーの遵守」です。
グリーンのボールマークの直し方
偉そうなことを散々宣ってきましたが、ゴルフ場に通うことになって2年以上経つというのに、今更ながらボールマークを満足に直すことができておりませんでした。。。こう見えてもグリーンに上がって真っ先にするのはボールマークを直すことで、自分のものだけではなく、目につけば4個も5個も直し、自分のラインを見ることもそっちのけで直してたんですが、「根本的に直し方が間違っている」という事実が発覚。ひぇー。
http://www.tydaniels.com/divot-tool-golf-repair/
「フォークを芝にさして、中に押し込んでやるんだ。フォークを持ち上げては芝の根を切ってしまって枯れてしまう。」と。恥ずかしながら、時には1ホールで10個くらい直していたものの、わざわざグリーンを痛め続けておったようです。でもこれで次からは大丈夫。
バンカーへの入り方
余談ながら、どうもバンカーはSand Trapと呼ぶ人が多いような。。。
アプローチをする際に5分待ちぼうけをくらい、それをOB, 打ち直しをグリーンオーバーさせて奥のアスファルトの上から打って砂場に打ち込んでさすがに頭に血が上ったのかもしれません。バンカーへの入り方も指導していただきました。「クラブとバンカーレーキを持って、一番低い平らな所から静かに入り、同じ所から出ないといけません。」 さすがに私もアゴの高い所から入ることはしませんでしたが、何気なく入ろうとした地点はすでに低い平らなところではありませんでした。また、バンカーレーキは砂場内に持って入るものなんですね。。。レーキの跡がついてしまうので、いつも外に置いておいて打ち終わってから手に取ってならしていたのですが、中にもって入る方がスマートです。
ティーグラウンドの大掃除
ティーグラウンドの最大のゴミは、折れたティー(tee)である。毎ホールで 5分くらい待たされていたので、その紳士は毎回捨てられてゴミにしかならないティーを全部拾って奇麗にしていたのである。そんなのを見てしまうと、一緒に 手伝わないわけにはいかなくなる。老人がせっせと曲がらない腰を曲げて拾い集めているのを見て、若者がのほほんと突っ立っているのは人の道に反するだろ う。これからはこれも習慣にしたいものです。
民度の低下?
今年および去年の暮れ辺りから、名門であるStanford GCのプレーヤーの民度が低下しているような感があります。フェアウェーやラフにつけられた傷(ディポット)は至る所に散見され、バンカーにはつい今しがたつけられたと思われる足跡だらけ、最も顕著なのは「スロープレーヤー」が多くなったことです。4時間以内でプレーを終えたことはほとんど記憶にありません。ゴルフ(加えてもっと広い範囲の世界で)の大原則は「他人に迷惑をかけない」ことではないかと思っています。不甲斐ないプレーにf__k, s__t などと罵るのはその場にいる同伴者だけにしか被害はおよびませんが、地面にクラブを 力任せ明一杯叩き付けるなどは言語道断(芝に傷がつく、元の状態に戻るまでどれだけの水と光合成、時間が必要か考えよ)、コースに傷をつけたら後始末はキ チンと行わないといけません。オーストラリアでは自分の目土袋をコースに持参するのが義務づけられている(習慣づけられているのだったかな?)とも聞いた ことがあります。しかしながら、最大の罪は「プレーの遅延」を招くことです。同伴者だけでなく、後続の組全てに「迷惑」がかかります。遅いギリギリの時間 にスタートする組は18ホール回れなくなるでしょう。どうもこれは、ある程度前にボールが飛ぶようになったらすぐに軽い気持ちで友人・知り合いをゴルフ場に人を連れてくることと、周囲にある程度厳しく指導をしてくれる人がいないせいではないでしょうか。前にも、(別のコースですが)日没4時間前にスタートして、結局半分の9ホールが終わるのに3時間以上もかかる(同伴者らは無論マジ切れ)、ということが少なからずありました。スロープレーの総責任者はプレーが遅い初心者ではなく、彼らを十分に指導しないで連れてきた経験者自身たちだと言えるでしょう。適切な指導と訓練を施せば、18ホールで120叩いたとしても十分にプレーできます。
少々下手でもいいから、紳士に振る舞える清潔なプレーヤー(人)になるよう心がけたいものです。
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