- Par-4 で、約 9 倍 (4.29 % > 38.10%)
- Par-5 で、約 5 倍 (7.41 % > 35.71 %)
に跳ね上がることを発見しました。ティーショットをミスしたら、素直にフェアウェーに戻して、ボギーオンさせて 2 パットでボギーにすればよいだけなのですが、現実はそうでもなさそうです。無理やりグリーンを狙って、難しいショットを試みて、大叩きすることが多い。
前回は、TSIP - DBW の関係でしたが、今回は他の統計値も調べてみて、次回のラウンドからもっと現実的なコース戦略が立てられるようにするつもりです。
TSIP - GIR (パーオン、Green In Regulation)
まず最初の図は、GIR (パーオン) の回数について
- 左の列はティーショットが良い場合、
- 右の列はティーショットを失敗した場合 (林の中、深いラフ、アゴの高いフェアウェーバンカー、フェアウェーだけどもグリーンまでとても届きそうにない状況など)
で分かれています。上の段から、Par-3, Par-4, Par-5 ホールに分類しました。オレンジは、パーオンした場合を示しています。
2017 年の平均パーオン率は、約38% (18 ホール中 7 ホール) です。左の列はオレンジの部分が多いことからも明らかなように、平均値を十分に超えています。Par-3 ホールの場合、TSIP = GIR なので、100% になります。1 ホール、入力ミスがあるようですね。
問題は、Par-4, Par-5 で、ティーショットをミスった場合、GIRは、それぞれ 2.38%、13.33%。Par-5 では、まだ3 打で乗るチャンスがちょっとだけありますが、特に Par-4 は無理、絶対グリーンに乗らないと考えるべきです。ティーショットをミスして、グリーンが明らかに狙えない状況では、インテンショナルにボールを曲げたり、低く打ったりなど無謀なことは考えず、素直にフェアウェーに出して、ボギーオン+2パットを狙うのが正解といえます。
ティーショットをミスしたら、パーオンは狙わず、目標を 1 つ下げて少しでも損害を軽減するのが懸命。データが全てを物語っています。Par-4 ホールでも、GIR は 10% 以上はあるかと想像していたのですが、思ったよりも相当認識が甘かったです。
先週のラウンドでは、1 ホールでトリプルボギーを打ちました。それはやはり、Par-4 で、ティーショットをミスして、ボールが木の後ろ、ピンまで 165 ヤードでした。「3 番ハイブリッドで、カットを打てば、グリーン周りには最低限飛んで、ボギーは硬いな」と甘く考えていたら、木に当てて、結局 5 オンの 2 パットになりました。このホールの大叩きで 81だったので、ボギーにできていたら 79 になっていた可能性があります。ハンディキャップが下がるにつれて、以前にも増して 1 ホールのミスが取り返しのつかない大怪我に繋がってしまいます。
TSIP - FPPB (ボギーオン, First Putt Par or Birdie)
次は先ほどの図の延長で、パーオンでなく、ボギーオンの回数を現しました。縦横列の分類は先ほどと同じです。
データ上では、FPPB, First Putt Par or Birdie とラベルをつけ、第1パットがパー、バーディになる状況下どうかを示します。2 パットになれば、最悪ボギーで、ダブルボギーが回避できますので、スコアメイクには重要な指標です。
ティーショットをミスすると、Par-4, Par-5 ではボギーオン率で、50% を超えるのがせいぜい (右列の真ん中と下の図) 。ということは、残りの50% のホールでは、1 パットをすればやっとボギーになるという状況になり、スコアメイクの大敵といえます。レイアップした後に、上手くグリーンに乗ってないということですね。
TSIP - POB (パー、バーディーになる場合、Par or Better)
最後はパーよりよいスコアになる場合 (POB) について、グラフにしました。ティーショットがよければ、半分以上は、パーかバーディーで取れています。Par-4 ホールの場合、ティーショットをミスると、パーにできる確率は 10% 以下という厳しい結果がわかります。
所詮、僕の技術レベルでは、木の後ろからボールを曲げてグリーンに乗せてパーをセーブするというのは、夢物語なのでしょう。Par-5 だと、まだミスの許容範囲が増えるので、パーにできる確率が増えていますが、それでも無理をしないコースマネージメントが必要です。
Par-4 でレイアップした場合、3 打目をピン傍に寄せようなどと思う必要もないといえます。そうすれば力まず、とりあえずグリーンのどこかに乗る確率も上がるかもです。
Par-4 でレイアップした場合、3 打目をピン傍に寄せようなどと思う必要もないといえます。そうすれば力まず、とりあえずグリーンのどこかに乗る確率も上がるかもです。
結論
- ティーショットをミスした場合、残り距離に関わらず、グリーンは狙わずに安全なフェアウェーに出し、パーでなく、ボギー•セーブを狙う。難しいショットを試みても、グリーンに乗ることはあり得ないし、パーにできる確率は絶望的に低い。
- ボギー•オンの確率を理想的に100%に近づけるために、ウェッジやショートアイアンで確実にグリーンを捉える練習をする。
- 前回作ったグラフからは、Par-4 では、DBW になった 32 ホール中、18 ホールは、グリーンから 120 ヤード圏内にあった。Par-5 の場合は、6 ホール中 5 ホールが、110 ヤード圏内。
- ティーショットの正確性を上げる練習をしたり、打ちミスに強い道具を探す。
- ティーショットで、ドライバーが最適化どうかよく吟味してクラブを選ぶ。