ゴルフの統計におけるGIR (Greens In Regulation)とはパー•オンのこと

 



ゴルフのスコアを良くする上で一番効果が高いのが GIR です。
Greens In Regulation の略。

複数形で、GIRs と言うこともあり。

要は、Par-3 なら 1 打, Par-4 なら 2 打、Par-5 なら 3 打以内にグリーン上にボールを打つこと、パー•オンの回数を意味します。

したがって、GIR% は、パー•オン率。

Green in regulation 説もありですが、ある特定の一つのホールについて「パーオンした」ときに、 (one) “green in regulation” ということもありえますが、統計としてはラウンドごと、トーナメントの試合ごとに表すことが多いので、Greens in regulation の方がより自然な表現と言えます。

20 年近く前にみた Golf Digest の記事では、スコアと GIR の近似式が紹介されていて、こんな感じで、スコアとの相関性も高い。


[18ホールのスコア] = 95 - 2 x [GIR]

スコアをよくするなら、GIR を改善すると効果が高い。

要はロングゲームを改善するのが近道。


ショートゲームとロングゲーム、どっちが大事なのか?

ショートゲームももちろん大事ですが、全体へのスコアの貢献度合いとしては、
  • ロングゲーム 70% (3 分の 2)
  • ショートゲーム 30% (3 分の 1)
だと思っています。

ロングゲームの良し悪しが、ショートゲームの 2 倍のインパクトがある。

[参考]
Every Shot Counts: Using the Revolutionary Strokes Gained Approach to Improve Your Golf Performance and Strategy
https://www.amazon.com/Every-Shot-Counts-Revolutionary-Performance/dp/1592407501 


パターやチッピングも大事ですが、Par-4 で 4 オン 1 パットしたところで、スコアになりません。

そもそもティーショットがある程度飛んで、アプローチ可能な地点にボールを運べて初めて、パターの良さが生きてくる。

バレーボールで言えばトス(よいセット)。

サッカーのセンタリングやパス。

したがって、ティーショットが OB や林に飛んでいる頻度が高いようでは、全くスコアにならない。

Par-4 の 2 打目が毎回ハイブリッドばかりではしんどい。




ただし、技術面ではパターストローク、チッピングの方が、ドライバーのフルスィングよりも動作がシンプルで簡単なのは間違いないです。

したがって、初心者は簡単な動作のパター、チッピングから習いはじめて、最後にフルスィングを練習した方が上達が早い

退屈かもしれんけど、その方が早くゴルフが楽しくなるはず。


さらに、いきなり 6000 ヤードを超える 18 ホールをプレーするよりも、1000 - 2000 ヤードくらいの 9 ホールのショートコース (executive course) で、練習した方が格段に上手くなるのが早いはず。

2024 年からハンディキャップの計算ルールがかわって、750 ヤード以上あるコースのスコアもハンディキャップの計算に含めることができるようになったのも大きい。

ランニングにおいても、いきなりハーフマラソンや、フルマラソンを走る前に、まずは短い距離のレース 5K, 10K から走力を上げた方が、体への負担も少ないし、上達が早いのと似ています。

結局、ショートコースでスコアメイクができると、長いコースでもプレーできます。Par-27 のコースだと 36 以下で回れるようにするのが目安。2 打でグリーンに乗せて、2 パット。4打 x 9 ホール繰り返す。

そうすると、ティーショットさえ打てれば(必ずしもドライバーでなくてよい)、90 前後のスコアになったり、思ったよりも簡単に 90 が切れるはずです。



スコアと GIR の関係


経験上では、GIR とスコアの関係として
  • 100 を切る場合: 2 くらい (究極に要らない)
  • 90 を切る場合: 4 くらい
  • 80 を切る場合: 5~9
  • 70 を切る場合: わかりません (12~14?)

自分のスコアを分類整理したときに出た結論として、安定して 80 を切る目安がこれ:
  • GIR = 8 ホール
  • Scramble = 4ホール
GIRs + Scramble の合計が 12 を超えること。


Scramble (スクランブル) は、パー•セーブのことで、グリーンを外したときに 1 回でのせて、1 パットで終われるかどうかの率 (up-and-down)。

パーセーブ率が、Scramble Rate。

GIRs  =  8 ホール、40% をセーブできると、単純計算で +6 になる。この場合、3 パットを 1 回してもいいし、もしバーディーが出てしまったら更に楽になる。

逆に3 パットを 3 回するとかなり厳しい。

これはよくありがちで、グリーンをたくさん打ち始める (GIR が増える) と、とりあえず乗るけど、パットが 40-50 フィート残ってしまい 2 パットの難度があがってくる。

過去に 13 回 GIR しながら、80 が切れなかったことが複数回ありました。いずれも 3 パットが原因。

スコアをまとめるには GIR と Scramble

GIR さえよければ、スコアがよくなるわけでなくして、Scramble も大事。

ここでショートゲームが活きてきます。

仮に GIRs  = 8 ホールでも、10 回は Scramble の機会があるので、最低限 1 回でグリーンに乗せて (GIOTG, Get It On The Green)、2 パットが鉄則。

少々遠くて、30 フィート残ってしまってもいいから最も安全な方法で 1 回でのせる。

結局はショートゲームも必要になってはきますが、ロングゲームの良さの土台ができた上で、チップとパターが活きてきます。グリーンを上手に外すことも重要で、グリーンの左右か手前か奥のどこかの地点は、チッピングがしやすく、逆にパーをとるのは至難の技になる地点があります。

近似式としてはこんな感じ。Par-72 のコースの場合

[スコア] = 90 - [GIR + Scramble] + [3パット数] + [DBW]

要は、GIR と Scramble で 11 であれば 79。

残りの 7 ホールを全てボギーにして、3 パットは無いという前提。

実際は、3 パットや DBW (Double Bogey or Worse、ダブルボギーかそれ以上に悪いホール) がある分、70台から遠のく。

逆に、バーディーが取れる分 1 打楽になる。バーディーなんて狙ってとれないから、損失を防ぐ方が簡単。

個人的経験では、バーディーがとれるよりも、DBW 0 のクリーンなスコアカードのラウンドの方が価値がある。


90 を切るときは、3パット、DBW はどうしても出てしまうので、それを挽回するだけのパーが必要です。仮に、DBW が 4 ホールあったとすると、パーが 5 つあれば (例えば 4 GIRs, 1 Scramble) 89 になります。






ロングゲームが大事とはいいつつ、今でも覚えているのが、はじめて 77 (80 を切ったとき) は、GIR = 5 ホールで、Scramble = 8、ダボなし、27 パットでした。

思ったようにグリーンを打てなくても、外しどころがよかったり、チッピング、パッティングが冴えることもあるので、スィングが悪くてもラウンドの序盤から諦めないのも重要です。

先週の練習 | 赤い光を照てて今度こそ怪我が治ってきた兆しあり (Red Light Therapy Device)

 


先週は 2 月上旬以来、わりとまともな練習ができました。

週間走行距離は 80 km くらいで、量の面では平均的。

質も戻すと、怪我がぶり返すと困るので、5’20’’ - 5’30’’/km くらいのジョギングペースです。

基本すべてジョギングで、さらに分割走にしています。インターバルは一切なし。ちょっとだけ流しも入れました。

今週から徐々に、分割を小さくして 1 回に走る距離を長くしたり、短い閾値走も入れていきたいところでございます。


月曜日: (800m + 60 sec walk) x 4 + (1200m + 60 sec walk) x 4 + 8 ST

火曜日: (1200m + 60 sec walk) x 6 + TRX

水曜日: (1600m + 60 sec walk) x 6 + 4 ST

木曜日: 休足日, TRX のみ

金曜日: (1800m + 60 sec walk) x 6 + 5 ST

土曜日: (1600m + 60 sec walk) x 10 + 5 ST

日曜日: (2000m + 60 sec walk) x 8

ST = 流し




赤い光 (赤外線 + 近赤外線) 照射は効果がありそう




先週から導入した Red Light Therapy Device (680 nm (赤い光) と 850 nm (不可視光) の赤外線、近赤外線を照射する機器)。

プラシーボ効果かと半信半疑で、藁をも掴む思いで使い始めた。

怪我をした左の足首と、去年からよく張っている右のハムストリングを中心にあてています。

大体 1 回に 30 分くらいを、1日に 1, 2 回の頻度。

あてた直後に実感できるのが、関節の可動域が増えて、可動がなめらかになる。

要は血行がよくなって、筋繊維の回復速度が上がる。

ちょっとこれは、今後練習をしていく上で手放せない道具になるかもしれません。


Bestqool Red Light Therapy
https://www.amazon.com/dp/B07ZCDDLDN?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title&th=1