ランニングを練習に取り入れるメリット


① 体幹が鍛えられ、関節の可動域が広がる


ランニング、とくに長距離はいかに省エネで速く走るかを競う。そうすると最小のエネルギーで、最大の有効パワーを得られるようにするには、姿勢をよくして、とくに脚周りの可動域を広くとれるようにするのがポイント。

可動域が広がると怪我の予防にも役立ちます。



②脚が鍛えられる


長距離の場合でも、ある程度の筋力をつけて、最大速度をあげる練習をします。3’00’’/km 切ってきて、スプリント(短距離)に近くなってくると余計に必要。

ゴルフボールも脚をうまく使って打つ競技。ランニングは、脚作り、体幹、持久力を鍛えられるので、基礎練習として最適。



つまり① + ② で距離が伸びます。
最大距離も伸びるし、平均距離も伸びるはずです。



実際、Par-3 で飛びすぎて OB や OB なりかけ、Par-4 でフェアウェー突き抜ける、いままで入らなかったバンカーに入ってペナルティになることが出てきた。

ボールとクラブのコンタクトも良くなったので(音、打感の改善)、クラブの運動エネルギーが良くボールに伝わっている。したがって平均的に飛ぶボールの距離も伸びる。

要は、道具の良し悪し、金銭的投資よりも、鍛錬が有効といいたい訳ですが、スポーツってそういうものだと思います。

ランニングでも、だれでもハイテクカーボンシューズを履けば、明日からフルマラソンを 2時間半で走れることはありません。ちゃんと練習をした上で、せいぜい 5% 前後のタイム改善が、道具による改善の限界値になります。



③ 距離感がよくなる


クラブをふるときは、頭で考えたことを、運動神経で筋肉に伝達して動かすわけですが、なんというか、この伝達がよくなったと思います。完全、感覚の話であります。

運動神経の伝達がよくなって、特に短い距離でのチッピングや、パッティングのタッチ、クラブフェースをスクウェアに合わせるのが良くなった。伝達の速度が速くなったのか、伝達効率が良くなったのか、その辺の詳しいことはわからない。けど、頭でイメージしたことを、リアルに実践しやすくなった。



④ 18ホールのラウンドでも疲れにくくなる


継続的に長距離を走れるようになると、ゴルフ1ラウンドは運動強度として (相対的に) とても低く感じます。なので、終始同じスィングの動きができるようになる。

注意点としては、高強度なランニング、レース直後にゴルフをすると、疲労が蓄積していることがあり、脚がしんどくてゴルフスィングに支障がでることがある。3K につき 1日は間をおいてから、プレーした方が無難。つまり例えば 10K レースの後だと、10 ÷ 3 ≒ 3 日は休養したほうがいい。



⑤ 体調管理スキルが上がる


ゴルフを遊びでプレーする場合、少々体調が悪くてもできてしまう。実際、よく言い訳として「寝不足」「練習不足」「飲み過ぎ、食べ過ぎ」などよく聞く話である。ランニングの場合、たとえ強度の低い Easy-pace のジョギングでも寝不足は大敵。寝不足の場合は、練習しない方がいい。

そうすると、毎日ちゃんと練習するには、睡眠時間はしっかり確保するべく規則正しい生活をしなければならなくなるし、消費カロリーがとても大きくなるので、炭水化物をしっかり摂取しつつ、タンパク質、ビタミン、ミネラル系の食品もバランスよく摂る必要がでてくる。水分補給のタイミングや量も学ぶ必要あり。


年齢に関係なく、怪我のリスクもあがるので、練習ごとにマッサージなどのケアも必須。

この辺のことが自然にできてくると、ゴルフ1ラウンド程度のコンディショニングはめちゃくちゃ簡単。







現時点での所感としては、ランニングをゴルフに取り入れるのはメリットばかり。他のスポーツにおいても基礎作りとして、非常に有効な練習じゃないかと思う。大昔に部活に入部したてのころに、走らされてばかりだったのは、こういうことだったんだな。

山道を走って、坂ダッシュを「させられた」のも理由があった。


今は坂道をみると、経験値を詰んでレベル上げできるボーナスロードに見えます。
↓ のような映像をイメージして走る。

Image Generated via ImageFX
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坂ダッシュをすると最大筋力があがり、スピードが出やすくなり、心拍数も上がりやすい。逆に、下りもよいトレーニング効果があります。



一つ欠点があるとしたら、ゴルフをプレーする時間をとれなくなったことであります。

できるのは素振りくらい。


今年はまだ 4 ラウンド。

レースはすでに 5K を 4 回、ハーフを 2 回。

暑くてレースのない7~9月は、ちょっとゴルフ寄りの練習にしたい。

2 年ぶりに ホームコースでプレー | Stanford University Golf Course


久しぶりにホームコースでプレー。永久卒業生会員 (life-time alum member) ということで、USGA ハンディキャップを取得しているホームコースであります。ちょっと south bay の green fees 異様なインフレの勢いと、練習や仕事が忙しくてなかなか時間がとれずで、昨年は行かずじまい。


実際のところ、Monterey の方が全体に料金設定が安い上に、コースのやり込み度合いが断然いい。月1程度であれば、車で小一時間で飛ばして行ったほうが断然練習になる。主にプレーするのは、Del Monte, Spyglass Hill, Poppy Hills。





久しぶりに行くと、やっぱりいいコースだなと思います。一番大きな違いは、ラフがちゃんとラフの仕事をしている。いい加減な場所にうつと、しっかりとペナルティが課せられる。草が長くなくても、ボールが埋ったり、距離だけでクラブを選ぶと、逆に綺麗なフライヤーになって、グリーンを超えてOB寸前とか、本当にいい仕事をしてくれる。


移動時間のコストを加味すると、家の近くでなかなかここまでいいところはなかなかない。新しいコースは、綺麗に作っていても無理やり丘陵地帯につくったりして、ボールがすぐなくなるとか、土地の使い方にどこかセコいところがある。public muni 系だと、ラフが見た目だけでフェアウェーと同じとか、ホールの高低差が小さいとか。常々フェアに難しいいいコースであります。


ほぼ毎日練習(ランニング 300km/月 + 補強運動) をしているので、体の動きや、脳と運動神経の伝達がものすごいいい感じ。


ただしゴルフの特異的な練習は全然していないので、スコアをまとめるのは無理なので、「フルスィングのフィニッシュを 2-3 秒しっかり保つ」という目標だけでプレーした。

クラブは 12 本持って行って、
  • D (12°)
  • 3W (17°)
  • 3H (23°)
  • 5H (27°)
  • 6~9I (30°, 34°, 38°, 42°)
  • PW, AW, SW (46°, 54°, 58°)
  • PT
久しぶりのラウンドなので 5I の代わりに 5H にして、かなり助かった。2 回しか使わなかったけど、2 打変わった。




いちおう 88 で 90 は叩かずにすみました。

ゴルフに必要なクラブの本数は 6 本だと考える件


昨年からいろいろ実験しているクラブの本数。最近は 5~7 本でプレーすることが多い。


構成としては
  • ドライバー
  • パター
  • ウェッジ (58 deg or 54 deg)
  • ハイブリッド (19 deg or 23 deg)
  • アイアン 1~2 本 (PW + 7I, 9I + 6I, 9I + 5I とか)

D + 23°ハイブリッド + 6I + 9I + 54° + PT な組み合わせがバランスがよさそう。

Par-3 の距離、アプローチの距離が合うと 80 も切れます。
去年は 6 本のときにベストスコアが出ました。
80 切れなかったときは、結局スィングが悪い日、パットが入らない日で、クラブの本数は関係ありませんでした。たとえフルセットを持って行っても、スコアは変わらなかったはず。



D + 5I + 9I + SW + PT の組み合わせもいい。長い距離が打てないので、怪我がすくなくてスコアがまとまりやすい。


いずれの構成にしても、ハーフセットくらいでプレーする利点としては、① バッグが軽いので移動が楽。体感で重量は半分以下になっている。4時間超、持ち運ぶ物の重量が半分になるのは疲労を抑える点でもでかい。

もう一つは、② 選択肢が限られるので迷うことがない。実際14本でもほぼ迷わないのだが、選択肢は少ない方が意思決定が早い。

3 つ目は、③ フルスイング以外のスイング (partial shot) をする場面が増えるので、よい練習になる点。130 ヤードを 6 番で打つとか。



必要な本数


[必要なクラブの本数] = max( ceil(14 - [ハンディキャップ] / 2), 6 )


例えば:
  • ハンディキャップ0: 必要なクラブの本数 = 14 本
  • ハンディキャップ5: 必要なクラブの本数 = 12 本
  • ハンディキャップ10: 必要なクラブの本数 = 9 本
  • ハンディキャップ15: 必要なクラブの本数 = 7 本
  • ハンディキャップ16以下: 必要なクラブの本数 = 6 本

6 は経験則で、6 本あればなんとかなるだろうという本数。


6 本の構成としては、

ドライバー、パター、ウェッジ

を 1 本づつ。ウェッジは 52~58 度くらいの範囲。

ここに、中間の距離をカバーするべく、アイアンかハイブリッドを 3 本。

ハイブリッド が1本あると、長い Par-3 や、Par-5 や Par-4 の 2 打目、短いホールでのティーショット、グリーン周りの転がしなどに何にでも使えて便利。

ハイブリッドが嫌いな人は 4, 5 番アイアンでもよいかも。ロフトは 21~25度くらいの 3~5 番アイアン相当の範囲がいい。

アイアンは 40~45 度、30~35 度前後のものを 1 本づつ。

そうすると、PW~8I の中から 1 本、6~7I のどちらから 1 本

プレーするコースの Par-3 の距離に合わせて入れ替えるのもあり。

ウェッジは、54 °でも、ちゃんとクラブフェースを開いてあげれば、高く上げて出しやすいし、スクウェアフェースでも出せる。58°よりは勢いがつくので、ちょっと飛びやすいため慣れが必要。

58°でなくて、54°にしたらよい理由は、グリーン周りから寄せるときに、飛ばす距離と転がす距離のバランスがよい為。

58°は、100点近いコンタクトをしないとすぐにショートして失敗しがちなのだが、ちょっとロフトが立ったクラブは前移動方向の勢いが強いので、ミスショットでも距離が出やすい。そういう点では、45~50 °くらいがベストなのだが、バンカーの処理のため 54~58° が必要。


そうすると、必要最小構成がこんな感じ:
  • ドライバー: Driver (12)
  • ロングアイアン: Hybrid (23)
  • ミドルアイアン: 6-Iron (30)
  • ショートアイアン: 9-Iron (44)
  • ウェッジ: AW (54)
  • パター: Putter

ここにコースの特徴にあわせて、必要なクラブを追加する。


100 切る前だと、6-Iron 相当のクラブいらない。なんならロングアイアンもいらない。ドライバー、ショートアイアン、ウェッジ、パターの 4 本だけで、ボギー or ダボでラウンドしたのでいいと思う。バッグは軽いし、意思決定もしやすくなる。
  • ドライバー
  • 8 or 7-Iron
  • ウェッジ
  • パター
基本戦略としてはこんな感じ:

ドライバーでティーショット 
→ (グリーンに辿り着くまで) ショートアイアン を繰り返し 
→ パター

バンカーに入ったときにウェッジ。


以前は、ドライバーなんて使わないで 3W でいいと思っていたのですが、完全にドライバーを封印するのはもったえない。ゴルフとしての楽しみが減るのと、そもそも 80 を切っていくにはティーショットで 220 ヤードくらいは飛ばす必要があるため、ドライバーを振ることに早期から慣れる必要があると考えています。したがって、使い所を見極める練習も長期的に必須であります。今流行りの mini ドライバーもありかも。


コースによっては、長いPar-3 でグリーン手前に池があって、ショートアイアンではカバーできない、という状況では、専用のハイブリッドや、長いクラブを持って行った方がいいです。その辺は、状況に応じて変更。


ドライバーがうまく打てない場合は、フェアウェーウッド、ハイブリッドを 1 本持って行って、ハザードが多いホールではドライバーの代わりに使う。

先週 (5月最終週あたり)の練習 + 2ヶ月ぶりのラウンド + San Jose ハーフマラソン





5 月最終週前後の練習内容です。
ハーフマラソンにむけて調整しつつ、2 ヶ月ぶりにラウンドもできました。ボールを打ったのは 3 月以来でしたが、意外とプレーはできました。


  • 日曜日: 27K E-pace (5’03’’/km)
  • 月曜日: 40-min E-pace (6’00’’/km)
  • 火曜日: 30-min E-pace (6’00’’/km)
  • 水曜日: 休足日 (ラウンド)
  • 木曜日: 3.5K E + 3K T + 3.5K E
  • 金曜日: 3.5K E + 3K T + 3.5K E
  • 土曜日: 10K E-pace (4’45’’/km)
  • 日曜日: ハーフマラソンレース (4’08’’/km)
  • 月間走行距離 311km



さすがに 2 ヶ月以上、ボールを打っていないのは不安でしたが、86。DBW が 2 個。

原則的にランニングはゴルフの練習であり、可動域、体幹の強化で体の動きはいい感じです。

統計的には、ティーショットを、アプローチが打ちやすい地点に打つことができず、GIR がいまいち狙えないことが多かった。




レース1週間前は、27K の距離走を実施。
はじめてハーフマラソン以上の距離を続けて走りました。
ペースは 5 分/kmでジョギングペースだけど、実際ハーフマラソンのレースよりも疲労がきました。





その後 3 日は休息、リカバリー。



レース 2, 3 日前は同じ内容にし、レース前の刺激をいれるために 3K T-pace (閾値走)。

自分の乳酸閾値 (LT値) 付近のペースがどれくらいかはまだよくわかってないのですが、なんとなくで 10K より遅く、ハーフマラソンより速い、間のペース。3’54’’/km, 3’49’’/km 。まぁこれくらいのペースで、3K ~ 8K 走る練習をすると、持久力つくんじゃないかなという数値。

2 日目はむしろ 5K ペースに寄ってしまっている。


この 3K x 2 本では、カーボンある•なしの靴も比較してみて、カーボン入りの方がやっぱり速く走れる「かもしれない」ことを確認。改善割合として 2% 。




ただ、1 日目のいい感じの動きが、2日目に残っていた気もするので、靴の貢献度合いを完全に独立して計測できたかどうかは不明。


しっかり地面から反発をもらえるように、接地技術も改善する必要あり。まだまだリーチアウトし、脚は流れて、体が浮いています。



レース前日は、10K E-ペース。30分くらいにしようと思いましたが、10K 走ると月間走行距離がちょうどキリの良い 310 km になるので、そうしてしまった。走行距離の帳尻をあわせるのは良くないのでありますが、これで 4 月と同じくらいの距離になりました。


4, 5 月はレースの準備や、レース後のリカバリーが 3 回あったので、強度や量を下げざるを得ない日がかなり多かったのですが、その分レースがよい練習になりました。






ハーフマラソンのレース結果


  • タイム: 1時間28分00秒
  • 平均ペース: 4’08’’/km
  • 前半44’54’’ (4’15’’/km) → 後半43’15’’ (4’06’’/km)
  • 順位: 46 / 1912

いい感じに negative split で戻ってこれたのがよかった。




記録としては、先月の 86 分の方がよいのだけど、コース全長が 500m 短く、平均ペースは 4’14’’/km くらいだった。今日の方がペースが全然早くて、最初の 1 km 目から 4’15’’/km の M-pace でスタート、4’20’’/km を超えた区間が全くなかった。


 Fitness の計測では、170 m くらい余計に長くて、もしかすると曲がり角などでの位置どりが悪くて無駄に長く走っているんじゃないかと思い始めた。


ペース配分は予定通りに運べて、レース全体の 2/3、15km 付近までは、しんどくもなく、楽でもない 4’15’’/km よりちょっと速いペースで進行し、レース残り 1/3 で予定通りペースアップでき、negative split で帰ってこれたのはよかった。


けど、もうちょっと全体に 3-4 秒/km 速くできたかもと思う。
レース後は、朝練して帰ってきたくらいの疲れ具合だったので、なんかレースでいまいち 100% 力を出し切っていなかった気がしている。


そもそも昨年の 10 月は 4’50’’/km (1時間43分) でハーフを走っていたことから比べると、15 分は速くなっているわけで、1km あたりにして 40-45 秒。そうすると、かなり進歩してきている。




ここから夏は、引き続き 5K のタイムを 3’35’’/km くらいに引き上げることを狙いつつ、ちょっとラウンドしていこうと思います。