100を切る (3): エネルギー補給の重要性について

あらゆるレベルのプレーヤに当てはまることではあるが、多くのゴルファーは技術の向上ばかりに目を向けたがる。確かに、技術力があがればよいスコアが期待できる。スコアが悪く、伸び悩むのは果たしてフルスィングを中心とする技術が主な原因なのか? ある程度の経験、練習量をこなしている場合は、必ずしも100が切れなかったりするのは技術ではないように思う。18ホールで36パットで収まらず、平均で40パット以上も犯している場合は明らかにパットの上達が急務だ。


最近、発見したことは18ホールにおける体調管理の重要さだ。18ホールはたとえるならマラソンであり、心身ともにフレッシュな状態でスタートし、じょじょに疲労が蓄積される。最初の数ホールは、パーやボギー、たまにバーディーがとれたりして、「これはひょっとしてベストスコアがでるんでは?」と甘い期待を抱く。しかし、じょじょにボギー、ダブルボギーが目立つようになり、上がってみるといつもと変わらないスコアに落ち着いてしまう、ということがないだろうか。最初の数ホールで調子に乗り、欲張って自分の技術力ではできないことを無理強いして、ストロークを消費することもあるかもしれない。


が、そのような欲の制御による問題もさることならが、時間の経過とともにエネルギーが消費され、身体に十分なエネルギーが残っていなくなるという現象が起こる。すると、精神的には上向きだが、身体はエネルギー不足のため本来の力を十分に発揮できなくなる。


この仮説は、ここ数ヶ月のラウンドから出たことだ。front-9はそこそこいいのに、back-9では10打以上も悪くなってしまう。前半が決まってよく、後半が悪い。もちろん、後半のホールが前半よりも難しいから、というわけではない。例えば、記憶にあるラウンドはこのような感じ:

  • Coyote Creek: 41 + 54 = 95 (9 am スタート, 朝食抜き、水のみ摂取, 2007年9月)
  • San Juan Oaks: 42 + 53 = 95 (11 am スタート, 朝食抜き、水のみ摂取, 2007年11月, 事前に1時間半練習)
  • Crystal Springs: 44 + 52 = 96 (11 am スタート, 水のみ摂取, 2007年10月)
  • Summite Pointe: 45 + 53 = 98 (8 am スタート, 朝食抜き、水のみ摂取, 2007年11月)
  • Spanish Bay: 48 + 54 = 102 (1 pm スタート, 朝食、昼食ともになし、水のみ摂取、事前に2時間練習, 2005年12月, ハンデ27の当時で前半48という数字は悪くない)
  • San Juan Oaks: 45 + 54 = 99 (11 am スタート, 朝食抜き、水のみ摂取, 2005年11月, 当時のコースハンディキャップは27)


他にも勿論前半がメタメタで後半は一念発起していいスコアがでるというケースはあります。が、「技術的にそんな変な事はしてないんだけど、なんとなーく身体がいつものように動かないなぁ」といった日のラウンドを振り返ると、ほぼ例外無くエネルギー補給を怠っていることがわかりました。


ゆえに、少なくともボールが上手く打てないことでスコアを崩すのは仕方がないことですが、エネルギー補給を怠ったために、ハンディキャップを大幅に越えたスコアを叩くのは恥ずかしいことです。この仮説は2007年11月のSan Juanでのラウンドから確信にいたりつつあるため、それ以来プレー中の栄養管理はしっかりするように心がけてるようにしています。


エネルギー吸収の早いものを、少量づつ頻繁に摂るようにしています。

  • 2倍に薄めたスポーツドリンク (ゲータレイドやポカリスェットなどを薄める。店頭でそのまま売られているものは糖分が多すぎるので薄めます。2-3倍に薄めるようにしています。)9ホールで500mlのペットボトルを2本飲み終わるように、ショット毎に一口づつ飲むようにしています。2000 mlの水をバッグにいれて持ち歩くので、地味に重くなるのが難点。。。
  • 4-5ホール毎にバナナを1本食べる。18ホールで4本食べます。

これを実践し始めてからは、まだ2ラウンドしかしていませんが少なくとも恥ずかしい大たたきはしていません。

  • De Laveaga: 43 + 40 = 83
  • San Jose: 45 + 43 = 88 (朝の練習では30球中15球はシャンクをする程に体調が悪い割には大たたきを免れた)

18ホールを通して心身ともにできるだけフレッシュな状態を維持することができれば、スコアはよくなるはずだと信じています。

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