もちろんボールを打つ事に他なりませんが、何も考えずにただなんとなーくドライバーを振り回していては上達はしません。と少なくとも、私はそう思っています。練習場へ行く時も明確な目標、つまり「自分のどこが弱点だから、具体的にどんなことを練習するぞ」というプランを持って向かうべきです。そうでなければ、単にコインを練習場の芝にばらまくだけ、で終ってしまいます。
ウェブの時代になり、ゴルフの技術に関する情報はさらに氾濫するようになりました。「今月の, ボールを更に10ヤード飛ばす秘訣」、「ボールを真っすぐ飛ばすコツ」などというふれこみで、記事が書かれるわけですが、そんな秘訣を毎月、毎年実践できていれば今頃は1ラウンドの平均飛距離は350ヤードを超え、最後にコース上でフェアウェーを外したのは3年くらい前のことになってしまっているでしょう。が、現実はそうではない。"Extra yardage", "extra consistency"を得るはずが、"extra frustration", 余計な鬱憤しかたまっていないのではないだろうか。特に技術に関して教えを乞うのなら、アマチュアのレッスンに生活をかけるプロフェッショナルに相談するのが確かだと思います。
もとい、練習場へいくともプランが必要だ、といことについて。
練習場へ行く目的は主に2パターンくらいに分かれます。
- 苦手だが行う頻度が高いショット (例えば30-70ヤードくらいのpartial shot)
- 最近のラウンドでこっぴどく失敗したショット
これに加えて、「パッティング」はゲームの中で最も大事にしている部分なので、練習の時間の半分はパッティングにあてます。パッティングは (1)1-1.5mくらいのパットを連続で10-20球くらい成功させるドリル、(2) ボールを1mくらいの等間隔で6個程度を離してならべて、ロングパット (lag putting) の距離感を養うドリルを繰り返すのが好きです。なぜかパッティングの練習はあきがこない。これは「無料でできる」ことが大きいかもしれませんが、とにかくパッティング自体が好きなんです。
それが終ると、アイアンを使った練習。自分の場合、苦手かつ使用頻度が高いのはグリーンを狙う際に使うフルショット、およびウェッジを使った短いアプローチです。グリーンを狙うのは4番アイアンからPWまで様々ですが、練習場では殆どロング、ミドルアイアンは使いません。アプローチの練習をするのは、殆どがショートアイアンとPW, SWです。
加えていえば、自分の場合もし30分アイアンの練習をする時間があれば大体ボールは25-30個も打てば十分というか、30分くらいたってしまいます。平均すると1個うつのに1分くらいかけています。ボールをうつときは、必ずコースでうつときと同じ事前動作(プリショットルーティン)を行い、アライメント、ターゲットを確認して本番さながらに実践します。そうすると実際のコースでも、一連の動作がごく自然に行えるからです。実際にボールを打つ前には、数回は素振りをして練習の練習をします。よく、お金があまっているのかどうかしりませんが、マシンガンのように文字通り「打ちっ放して」100球のボールを10分くらいで打ち終わるようなことをしている人々をちらほら見かけますが、あれで本当に上達するかどうかはかなり疑わしぃ。
ゲームのなかでは、(1)パット、(2)ショートゲーム、(3)ティーショットがよければスコアはわりとまとまります。例えば、5番アイアンで少々ミスをしたからといって、失うストロークは3-5つですが、ウェッジをミスると10打前後は簡単に差がつきます。だったら、スコアにもっとも敏感に影響をする事項から潰して行くのは自然でしょう。100を切りたいころは、実は必死こいて5番アイアンを打つ練習をしていました。
「5番アイアンがしっかり打てればいいスコアがでる」と信じていました。
が、実際にはパットとショートゲーム(つまりウェッジ)を練習したほうがスコアにとっては有効なのです。その次に、「いいティーショットを打てる」ことです。フェアウェーをとらえるかどうかよりも、次打がやさしく打てるかどうかが重要。
スコアが102-105くらいで、毎回100が切れないなぁ、という場合は、毎回のラウンドのパット数を数えてみるとよいかもしれません。ティーショットをOBして損するよりも、3パットや1m程度のパットをミスして失うストロークのほうが実は多いかもしれません。もしかしたら、平均で42,43パットくらいしているかもしれません。もしそうなら、パットを5-10打縮めるのはわりと容易にできます。1mのパットをすべて沈めるのは、実は相当難しいことですが、それでもドライバーをスライスしないようにするよりは易しいでしょう。
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