今年は進歩が期待できそうなラウンド @Stanford GC

久々にStanford Golf Courseでプレーできました。さらに何ヶ月か振りに90を切れた気がします。いやー、よかったよかった。同伴者にも恵まれ、心配だった天候もよく、ほんとに稀にできる楽しいラウンドでした!!


From シリコンバレー • シングル育成課



HOLE1 2 3 4 5 6  7  8 9  OUT
Par5 4 3 3 4 4 5 3 4  35
Score5 3 4 4 6 5 5 5 7  44
+/- Boggy-1-2 0-1 0 0-1+1+2   0
Putts11 13 1 2 2 12 14
HOLE101112131415161718IN TOTAL
Par44443453435 70
Score55653455442 86
+/- Boggy00+10-1-1-1+1-1-2 -2
Putts22211123216 30


良かった点:
  • 5 GIRs (#2, #4, #7, #16, #18)
  • 2 Scrambles (#14, #15)
  • パー 6個、バーディー 1個 (ボギーをパーとして、8アンダーパー)
  • 100ヤード圏内の打数: 48打 (2.67打/ホール)
今日はクラブ選択が比較的よくでき、無理なショットは極力せず、着実に前に進めていってボギーでしっかり収めるといったパターンにはめられました。

5ホールでダブルボギーかトリプルボギーになってしまっているのは多すぎるのですが、それ以上にパーがたくさんとれたので、今の時期としては上々です。


反省事項:
  • 4 ダブルボギー (#5, #8, #12, #17)
  • 1トリプルボギー (#9)
5ホールで大たたきでした。が、今回はクラブ選択やプランのミスではなく、純粋にスィングのミスでした。グリーンを狙うショットで、9番, 7番アイアンを使う事が多かったのですが、捕まりが悪くて右に吹き抜ける球が多く、しかも8番ホールではそれがOBになったりしたので、まだまだ練習が必要です。




From シリコンバレー • シングル育成課



最後に自分のための(反省) 備忘録


1番ホール:

白ティーからプレーということもあり、ティーショットは2番ハイブリッドを選択。ここのところショットがフェード気味なので、フェアウェーの左を狙うとこれがなぜかドロー。これが最後までとてーも、とてーも不安要素になり、9番ホールのトリプルボギーの原因に。

2打目からは8番アイアンと9番アイアンでグリーンまで届いて5つで上がれてラッキーでした。最近ようやくわかってきたのは、Par-5は、2打目でウッドやハイブリッドで飛ばさなくても、意外とショートアイアン2回、とか、5番アイアン+PW、とかでグリーンを狙う方が成功の確率が高いです。



5番ホール:

今回の痛いミスの一つ。ティーショットの3番ウッドがクラブがしっかりリリースされる前に、トゥ側に当り、擦った上にプッシュしてOB。ごく普通に構えてうった3番ウッドだったのですが、どうも構える前から不安の残るショットでした。

打ち直しは、2番ハイブリッドで打ち、またまた右に押し出してグリーンが直接狙えない状況になりました。そこからSWでフェアウェーに戻し、残り95ヤードをPWの3/4ショットで4フィートにつけてなんとかダブルボギーをセーブできました。

一つ学習できたのは、このホールは無理してドライバーを使わなくてもいいということ。特に白ティーからだと、ウッドで芯にあたるとフェアウェーは突き抜けてしまうし、曲げると木が邪魔になるしで、残り距離が150ヤード前後くらいになる地点にティーショットを置くようにしたほうが、実はスコアはよくなるのかもしれません。

「レギュレーション通りに乗せたい」という思いからか、どうしてもドライバーや3番ウッドで残りが120-100ヤードくらいの地点にティーショットを打ちたがります。そういう思いがどうしてもスコアメイクの足枷にもなります。逆に「残り150ヤード残ると絶対グリーン外すなぁ」という先入観もあるわけですが、確率としては後者の方がいいスコアに結びつきやすいかも。そもそもウッドで220-240ヤード飛ばしてフェアウェーの真ん中に置くなんて、狙ってできるのは無理なわけで。。。ティーショットで無謀なリスクをとるよりも、150ヤードのグリーンを外して寄せる方がまだパーのチャンスがあるかもしれません。



18番ホール:

今まで数100回このホールをプレーして、初めて2オン、2パットのパーが取れました。さらに2打目の残り距離が115ヤード程度だったので、ティーショットも信じられないくらい飛んで280ヤード。学生時代に270ヤードくらいこのホールで飛んだことがありましたが、今回全く同じドライバーとボールを使ってそれ以上に飛んだのは嬉しいですね。パターの距離も20フィート程度だったので、いい2打目のアプローチが打てました。





ショートゲームの重要性を分析

「スコアをまとめるにはショートゲームがカギ」などと言われますが、実際どれだけ重要なのか、どれだけ最終スコアに影響を与えるのかを定量的に分析してみました。

結果から言うと、同じ1打を縮めるならロングゲームよりも、ショートゲームの方が3倍効果がありそうです。


分析

まず過去2年くらいの間に行ったラウンドのデータを20ラウンド分くらい集めました。スコアは70台もあれば、100前半もあり、偏りがないように万遍なく集めています。

それぞれのラウンドの18ホールのスコアは、

[18ホールのスコア] = [パターも含めた100ヤード圏内の打数] + [100ヤード超の範囲の打数]
                                   = [ショートゲームの打数] + [ロングゲームの打数]

というように2つの成分に分割します

そして、20ラウンドのショートゲームの打数、ロングゲームの打数の平均値を算出し、各ラウンドの打数から平均値を引きます。その平均値を引いた打数が、下の図の横軸になります。(ショートゲームの平均は50くらい、ロングゲームの平均は35くらいでした。)

18ホールのスコアは、コースの難易度を考慮するために、コースのスロープレートと、コースレートを使って補正し*1、20ラウンドの平均値を差し引いて標準化しています。これはハンディキャップを計算するときに使う式なので、「Handicap Differential」と呼ぶことにします。下の結果では、グラフの縦軸に使用します。


結果

それが下の図です。左は、ショートゲームの打数 (パターも含めたピンから100ヤード圏内で打った打数)と最終スコア (Handicap Differential) の関係を、右はロングゲームの打数と最終スコアの関係を示します。

ぱっと見て、ショートゲームと最終スコアの相関関係が、ロングゲームよりも高いです。それぞれのグラフの傾きから比べて、同じ1打を縮めるなら、ショートゲームの方がロングゲームより3倍近く効果があると言えます。(傾きの比は2.75倍)

ショートゲームの方は、直線の周辺にわりとまとまって分布していますが、ロングゲームは縦にばらつきが大きく、いくらまっすぐ遠くに飛ばせても最終スコアをまとめるには至っていなかったラウンドが幾つもあります。

逆に、長い範囲でたくさん叩いても、最終スコアはけっこういいラウンドもあります。ショートゲームについてはあまりそういう例外はなく、ショートゲームの打数が多ければ、最終スコアは悪く、逆に少なければ少ない程スコアがまとまります。


ドライバーやフェアウェーウッドのティーショットがトラブルにならないくらいに20-30ヤード曲がっても飛ぶようであれば、ウェッジ、ショートアイアン、パターの出来不出来だけで18ホールで18打増減するポテンシャルがあるかも。


過去の統計から、18ホールでのショートゲームは45打を切る (1ホールあたり2.5打) が、80を切る目安になります。あと、けっこう面白いことに100ヤード圏内の打数とそのホールのスコアは、

  • 1打: バーディ
  • 2打: パー
  • 3打: ボギー
  • 4打: ダブルボギー以上
となる傾向があります。100ヤード圏内を3打でなく、2打にするのがそうとう壁が厚い。。。継続して練習しないと、ロングゲームはまあまあでも100ヤード圏内で途端に3, 4打ばかり打つようになり、スコアがまとまりにくくなります。






*1: [補正値] =  ( [スコア] - [コースレート]) x 113/[スロープレート] )

2012 Mastersのオンライン中継

毎年恒例のMastersの中継が今年もオンラインでみられます。最近はメジャー大会だけでなく、普通の試合もウェブサイトやiOS/Androidアプリなどでみられますね。MastersのiOSアプリも結構レベル高いです (特にiPadでみると最高)。

オンラインでは、アーメンコーナー (11, 12, 13番ホール), 15&16番ホール, 注目グループ、練習場の風景などの中継が見えます。さらにライブだけでなく、ちょっと時間をさかのぼってみるのも可能。CMも入らないのもいいですね。


リンクはこちらです:
http://www.masters.com/