近頃のクラブ、特にアイアンは最新テクノロジーのおかげでとても「飛ぶ」ようになっているようです。スペック的にも間違いなく飛ぶのですが、果たしてスコアを縮めるのに貢献しているかは ??? 。。。
この本や、
「完璧ゴルフクラブの選び方(The Search for the Perfect Golf Club)」によると、アイアンは特に「ロフト消滅病」にかかっているらしいです。
上の文献からの引用と、一番右端に大手メーカーの最新アイアンからのスペックをならべてみました。左列は、アイアンの番手。上段は、80年代 ('80)、90年代 ('90)、97年以降、2010年。
From アメリカ シリコンバレー的ゴルフ研究所 (2) |
以前よりも飛ぶアイアンをつくるのに最も簡単なのは、ロフト角を立てて、ストロングロフトにしてしまうこと。あと、シャフト長さの延長。
各ゴルフメーカーがこぞって「飛ぶアイアン」という宣伝文句を正統化するため、30年くらい前のモデルよりは軽く2番手はロフトが立っています。以前は3番アイアンが打つのが難しい、といわれていたのが、すでに5, 6番アイアンが一般アマチュアにとって打つのが難しいクラブになりつつあります。
この最新の7番アイアン (ロフト31度)なら、普通に150~165ヤード前後の範囲を打つクラブにできそうです。(自分の5番アイアンのロフトと長さがほぼ同じだから)
しかし、ロフト30度以下の範囲で、2.5 ~ 3度刻みでクラブをそろえても、「飛ぶ」クラブばかりで、肝心のターゲットを正確に狙うクラブは5度刻み。。。ゴルフって「正確にターゲットに少ない打数であがってなんぼ」のゲームなはずなので、なんでこんな設計にしてしまうのか摩訶不思議。やはり売上を伸ばすには仕方ないのか。
5番アイアンが難しくなり、PWとSWのギャップがさらに広がると、ますますハイブリッドクラブや、ギャップウェッジの売上も伸びそうです。20年もしたら、アイアンなんてなくなってしまうのかもしれませんね。
テクノロジーの進化はすばらしいのですが、「ゴルフのスコア」にとってはあまり恩恵がない気がします。
上達するには練習あるのみ?
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