最近のドライビング・レンジでの練習は、ほぼ全てをドライバーと3番ウッドのショットに当てています。1球1球の結果を検証しながら打つので、50球打つだけで1時間以上かかります。
前から参照しているスィングのチェック項目:
- グリップよし
- ボール位置よし
- 目標方向よし
- クラブの始動方向よし (シャンク修正の項を参照)
- ダウンスィングを下半身の捻り返しからスタートする
の条件がそろうと、ミスが生じることはほとんどないはずなのですが、それでもしつこくミスが生じることがあります。言い換えると、自分では正しくスィングしているつもりでも、どこかがおかしいのです。
ちょっとわかってきたのは、いわゆる「肩が入ってない」「ダウンスィングで、右肩がつっこむ」というやつらしいのですが、左肩がバックスィングで十分に回ってないみたいです。それをどうするとよいかというと、アドレスであごを上げることです。
シャンクを直していたころに、「あごを上げて構えると、シャンクが治るかも?」みたいな仮説をたて、結局直接の解決策には至らなかったので、重用視していませんでした。が、もしかしたら、いわゆる「正しいアドレス」をするには必要な要素なのかもしれません。ジャック・ニクラウスは、自著"Golf My Way"で「アドレスの正否が、ナイス・ショットの90%にかかっている」みたいなことを書いていました。
以下は、シャンク病について書いていた記事で、中部銀次郎氏の解説を引用したものですが、再度引用します。
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しかし、名手も含めた多くのゴルファーのスウィングを見てきて、アドレスではあごを引いてはいけない—と私は思う。なぜなら、あごを引いたアドレスから、 バック・スウィングに入ると、左の上腕部があごに当たって(右利きの人の場合です)、左肩が十分に回らないことが往々にしてあるからです。自分では気づかないまま、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んで引っかけボールになったり、大きなスライスを打ったりするのは、この左肩の回りの浅さに原因していること が、じつに多い。
だったら、どうしたらいいのか。アドレスしたとき、後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげてみる。そうすると、あごがのどから離れ、ボールを 少し見下ろす形になるでしょう。これが、アドレスにおけるチェック・ポイントの第一点。試みに、この形をしてバック・スウィングをしてみてください。左肩 がすっとあごと首の間に入っていくのが体感できるはずです。
左肩が深く回せれば、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んでくることも防げ、打ち急ぐことも起きません。ゆっくりとクラブが振れ、その分、クラブ・ヘッドも走ります。
(出典: 中部銀次郎 ゴルフはやさしい、第3回「アドレスで注意する点」より http://www.shueisha.co.jp/golf/g_top.html)
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アドレスで、あごを上げる(後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげる) と、確かにバックスィングで左肩が回るスペースが十分にでき、すっと肩が入ってゆきます。
次のラウンドでは、左肩が十分に周り、右肩がつっこまないよう、アドレスの確認をもっと注意してみようと思います。
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