約 4 年ぶりに読み返してみました。今の時点で、自分で自分の書いたページを読み返した感想では、いくら縦に振ろうと腕を動かしても、キャスティングや、"Over the top" なスィングになり、決してプロのようなクラブシャフトが切り返しで "shallow out" するスィングはできません。ましてや再現性の高いスィングをするのは無理です。
スィングの改造 (途中経過 2) - 基本からやり直しhttps://breaking70.blogspot.com/2016/03/2.html
結果として「縦に振れているスィング」にするには、スィングの順番を正しく行うことが不可欠だと思います。スィングの成否は、グリップ、アドレス、バックスィングを開始した時点くらいでほぼ決まるでしょう。切り返し後に、意識的に腕や体の部位を動かそうとすると、動かさなくてはならのは、どこかに補償動作が発生し、調子がいい日はスコアがいいが、歯車が狂った日はとんでもなくスコアが悪くなるでしょう。
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かなり前にシャンクを必死に治そうとしていたころに、スィング自体を根本的に直していました。そのときに、イマイチよくわからないまま放置していたのが、どのようにスィングのトップから切り返したらよいのか、ということです。
シャンクを直して、80を切るようになってからも、実はよくわからないまま放置していました。というか、解明の糸口がイマイチわからないままでした。
仕事をするようになってゴルフをプレーする機会がめっきりへり、スコアがまるっきり進歩しないまま5年くらいたちました。が、おかげで頻繁にスィングの再現性をよくする機会が増え、何がどうなったら、良いボールが打てるのか、悪いミスに繋がるのかがじょじょに分かってきました。
さらに、何がきっかけかは忘れてしまいましたが、トップからの切り返しはどのようであるべきなのか、ようやく一応の自分なりの答えがでたように思います。今回は切り返しの直後についての自分なりの発見と理解です。
一言でいうと、切り返し後はクラブを縦に振る、のがキーです。縦とは、地球の重力ベクトルと平行の意味です。
縦に振るには、左腕が真下に下がり、右ひじが右腰にこすれます。そのときに同時に(自然と)体重が左足側に移動します。右ひじが右腰に擦れると同時に、体重も移動します。ここはこの2つの動作が同時に発生します。
↑アドレス時、スィングを始動させる直前です。
- 緑:左腕の方向、(および地球の重力ベクトルの方向)
- 赤:背骨(spine)
- 黄:トップ時に、腕とクラブが重なる線
↑スィングを始動した直後です。
↑スィングのトップです。黄色い線上に右手とクラブが重なります。赤と黄の線が直行するかどうかは、個人の体格によって異なるかもしれません。
この後にスィングを切り返します。
一番重要なポイントです。切り返し後は、左腕が緑の線に重なって、平行に落ちてきます。振り上げたクラブを、シンプルに縦に振り下ろしている様子がよくわかります。
自分はこの左腕のラインが、むしろ黄色の線に近づくように、平行になるようなイメージでスィングをしてきました。が、そうすると、スィングスピードが出ないのと、ひっかけたり、ろくな球が打てません。
↑インパクト直前の状態です。左腕がしっかり緑の線の上にのっています。
↑インパクト時の様子。
この写真はショートアイアンのスィングなので、ドライバーなど長いクラブでは若干緑の線が斜めになるかもしれません。が、基本的にどのクラブ、どのスィングでも(左腕を)縦に振るのが切り返し後のポイントかなと思えてきました。
2008年当時、100発100中シャンクしかしないころのスィングの写真がありました。ドライバーのスィングなので、上の絵の緑の線よりも斜めになって然りですが、それでもこれはあまりにも手と腕が前に出過ぎですね。上の絵の中の黄色の線とほぼ平行に近い。
切り返し後に、左腕のリードで、クラブを縦に振ることができれば、あとは自然にいい球が打てるようになりました。この発見がロングゲームの改善に繋がってきていると思います。