スパイグラス•ヒル (Spyglass Hill) をプレーする



基本データ
  • コース長さ / コースレート / スロープレート
    • blue: 6960 / 75.5 / 147
    • yellow: 6538 / 73.2 / 144
    • white: 6123 / 71.4 / 137
    • red: 5381 / 72.9 / 133
  • 通常料金 $395 (2017 年時点), メンバー価格 $225
  • https://www.pebblebeach.com/golf

コースの特徴
  • 通常設定では、Pebble Beach リゾート内で最難関。ティーショットが 230 ヤード程度だと、白ティーからプレーした方がベター。
  • スコアカードの表示距離より、長く感じます。5% くらいは長い。白ティーからでも、6400~6500 ヤードのコースをプレーしている感じです。特に、#6, #8, #9, #13, #16 は長い。
  • Par-3、Par-5 は短めなので、これらでスコアを稼ぐのがポイント。大部分の Par-4 はボギーで終われば上出来とする。
  • ホールの形状として、ティーショットは打ち下ろし、アプローチを打ち上げることが多い。それ故にアプローチは、1, 2番手大きめに打つ必要があり、実質長く感じるのでしょう。
  • グリーンは小型で、陸の孤島と化してるものが多い。バンカーや深いラフで花道がなく、転がして乗せるのができないホールが多く、しっかりキャリーで高く打ち上げて乗せる技術が要求されます。この点でも Pebble Beach よりも難しいなぁと思います。
  • ティーショットは、ドライバーを振り回しても大丈夫なくらい、広々としています。
  • 難攻不落なコースで何度でもプレーしたいと思われるコースです。
  • プロショップはこじんまりとしていて、Pebble Beach のように観光地化していないのがいいです。練習場が併設されており便利です。

ドライビングレンジ、パッティンググリーン、ショートゲームグリーン完備です。


無駄がないプロショップ。こういう方が落ち着きます。



過去の成績
  • 86 (2015.8) - 86 (2015.9) 
  • 92 (2016.3) - 92 (2016.3) - 84 (2016.10) 
  • 91 (2017.8) - 81 (2017.11) - 86 (2017.12) 
  • 89 (2018.1) - 84 (2018.12)
  • 83 (2019.1)


ホール解説


ティーショットは 200-240 ヤード程度の、Par-5 は基本的に 3 打で届かせるのがスタンダードになる人向けです。7 番アイアンの有効距離が、135-140 ヤード。200 ヤードは直接狙う距離でなく、5 番ウッドくらいで近くに打って寄せワンを狙い、あわよくばグリーンに乗ればいい、といったレベルです。 基本的にフェードボールが持ち球として飛球線を描いています。

個人的な目標としてゴールドティーくらいからはプレーしたいので、各ホールの距離はゴールドティーにしました。



Hole 1: Par-5, 564 ヤード

緩やかの打ち下ろしの Par-5 です。フェアウェー右目にボールを置くと、次打のアングルがよくなります。グリーンは陸の孤島で花道はありません。グリーンは中央が丘になっており、3 打目の距離感も重要。


ティーグラウンドの様子。1 打目は、フェアウェー奥の木がよい目標です。距離が出ない場合は、さらにその右でもよいです。

2 打目はアプローチのアングルを考えて、右目に狙います。左足下がりのライになるので、ボールはスタンスのやや後ろに置くとダフリにくいです。



Hole 2: Par-4, 321 ヤード

短い Par-4 ですが、正確性が要求されます。グリーン手前 120 ~ 140 ヤードくらいがもっとも平らなライになります。アプローチは、1 番手は大きく打つ必要があります。200 ヤードのティーショットをうち、アプローチに110-130 ヤード程度の距離を残すのがセオリーかと。グリーンは小さいので、旗は無視してグリーンの中心を狙って、 2 パット。


グリーンの傾斜は左から右(写真奥の方に傾斜)。旗を狙わず、グリーンセンターでも 2 パットはしやすいです。

フェアウェーからの眺めです。狙いとしては、グリーン右脇のバンカーよりも左を狙うのがちょうどいい (赤の矢印)。若干爪先下がりのライから 2 打目を打つことになり、自然とフェードボールになります。



グリーンから太平洋と、4 番ホールを含めた景色が最高です。



Hole 3: Par-3, 150 ヤード
1 番手分は打ちおろす Par-3。海風の方向でクラブ選択も迷います。白ティー (125 ヤード) からだと、9 番アイアンを 3/4 で低く打つのでちょうどいい感じでした。ゴールドティーだと、風がなければ 7 番くらいになるのかなぁと思います。



グリーンは、手前から奥に傾斜します。ここも 1 パットは難しいけれども、2 パットはやさしいグリーンなので、旗の位置は無視して、グリーンセンターを狙って打つのがベスト。



Hole 4: Par-4, 358 ヤード
旗の位置によって、ティーショットの置き所が変わる Par-4 です。プロの場合、旗がグリーンの手前の場合は、ティーショットはフェアウェー左側。旗が奥の場合は、フェアウェー右側からが攻めやすいそう。グリーンの幅がありえないくらい狭く、ティーショットはできるだけ距離を稼ぎたい。グリーンの手前に旗がある場合でも、とりあえずグリーンの中央か奥へアプローチし、登りのパットを残すようにするのが楽かもです。ですので、ティーショットは、フェアウェー右側へおく。


ティーグラウンドからの、ティーショットのイメージ図。


グリーンです。矢印のように、はげしく傾斜しています。



Hole 5: Par-3, 169 ヤード

海沿い最後のホール。グリーンセンターめがけて、風次第ですが、1 番手大きめのクラブで狙います。



Hole 6: Par-4, 413 ヤード
ここから林間コースになり、Spyglass の難しさが出現します。6 番な中でも特に難しい。ティーショットは広々しています。アプローチは 2 番手は大きく打ってもいい。グリーンは 2 段グリーンになっており、旗がグリーン手前の場合は、手前かむしろショートさせてもよいくらい。パーが、バーディーのような感じのホールです。



Hole 7: Par-5, 513 ヤード
Spyglass の Par-5 は比較的パーが取りやすくなっています。プロや上級者の試合では、バーディを取るのが基本になります。グリーンは、右から左へ激しく傾斜しています。見た目にはわかりにくいのですけど。


Hole 8: Par-4, 375 ヤード
8 番も難しい Par-4 です。長い、長い。ティーショットをフェアウェーのおいて、ウッドやロングアイアンでアプローチになります。375 ヤードですが、430 ヤードくらいの感じですね。このグリーンの登り傾斜がかなり激しいので、パターも強めに打たないと極端なショートをすることがあります。



Hole 9: Par-4, 414 ヤード
Front-9 の上がり 2 ホールは過酷なテストです。こちらもじわじわ登りのホールになっていて、414 ヤードですが、450 ヤードをプレーすることになります。アプローチは 1 番手は大きく打たねばなりません。ここも寄せワンでしぶとくパーにできれば上出来なホール。


Hole 10: Par-4, 377 ヤード
珍しく全て打ち下ろしの Par-4 です。ティーショットはバンカー左横がベスト。木のおかげで、ティーショットを左にうちすぎると、2 打目でグリーンを狙えなくなります。アプローチは、グリーンセンター目がけて、打ち下ろしに関係なく表示距離なりに打って行くのがベストです。



Hole 11: Par-5, 491 ヤード
6, 8, 9 番ホールは「2 打で届くのはしんどいなぁ」と思う反面、Par-5 は「がんばれば 2 打で届くのでは?」と思えてきます。右にドッグレッグしますので、ティーショットは左へ、バンカー方面へ 2 打目をうち、3 打目は 1 番手は大きく高い球でグリーンを狙います。


2, 3 打目は、グリーン右手前にバンカー群があるので、遠くから狙う場合はグリーンセンターが安全。



Hole 12: Par-3, 160 ヤード
打ち下ろしの Par-3。1 番手は小さく打ってよしです。グリーンセンターで幸せになれるでしょう。奥のバンカーに入れると、ボギー確定です。

グリーン手前からの様子です。


Hole 13: Par-4, 435 ヤード
6, 9 番ホールと同じく長大な Par-4。距離も長い上に、グリーンの傾斜も難しくパットも気が抜けません。グリーン左手前は、ラフが深くチップをするのも難しくなるので、レイアップする場合は、フェアウェー右がベターです。

ティーショットの狙いどころ(ベストな位置)。


Hole 14: Par-5, 525 ヤード
S 字型の Par-5。ここも 3 打目は 1 番手大きめが必要。旗は狙わずグリーンセンターがよいです。ここはグリーンの奥行きもないので、2 打でできるだけ距離を稼ぐのが重要。



Hole 15: Par-3, 120 ヤード
短い打ち下ろしの Par-3。クラブ選択にいつも悩みますが、グリーンセンターをめがけて打ったのでよいでしょう。ティーでは、右側にティーアップした方がグリーンの左右幅を使えます。


ピンは ❶、❷、❸、❹の位置に切られますが、❶のセンターめがけて打つのがもっとも確実。
❶: 左右前後に若干ミスの余地がある。
❷: 右のラフに入れるとボギーにしやすい。
❸: グリーン左のラフは急斜面になり、池に入れるよりも更にペナルティーが課される即死ポイントなので、❶を狙うべき
❹: 左右のミス許容範囲も狭い。❶において、下りの2パットでよしとする。



ティーからの眺めです。この写真では、旗が ❸ の位置にあります。

グリーンも特に小さく、❶を中心に半径 10 ヤードの円を描いてみました。どんなに長くても 40 フィート程度のパットになりますから、ピンは無視して❶をに落とすのが鉄則と言えます。短いけども、プレーの仕方ではとても難しい Par-3 です。



Hole 16: Par-4, 454 ヤード
実質 Par-5 の長さがある Par-4。フェアウェー右に大木があり、その左側へティーショットをおいて、ウッドなどでグリーンを狙うのでしょうけど、2 打で届く気が全くしないホールです。プロはだと、ドライバー、6 番アイアンくらいでしょうか?


ティーグラウンドからの眺めです。


ティーショットをミスした場合、特にカットして飛ばず、木の後ろにとまったときなど、グリーン前まで無理して運ばず、ショートアイアン とウェッジでグリーンへ運ぶルートを取るべき。木のあたりから、140 ヤードもまっすぐ打つと OB になります。上手にスライスできればグリーンも狙えるのでしょうが、ラフはクラブヘッドも返り易く、意図したようにスライスするのは至難の技です。



グリーンです。ここの奥から手前への傾斜が大きいですね。旗の手前から行きたいところです。珍しく花道があるホールです。


Hole 17: Par-4, 312 ヤード
比較的易しい Par-4。ティーショットは 200 ヤード程度をうち、100-110 ヤードくらいのアプローチをします。アプローチは 1 番手は大きく打たねばなりません。

このグリーンも陸の孤島です。


Hole 18: Par-4, 387 ヤード
真っ直ぐな Par-4 です。アプローチは、他と同じく 1 番手大きめに打つ必要があります。


残り 180 ヤードくらいからの眺めです。


Monterey (Del Monte Forest) のゴルフ場全体図
Cypress Point, Monterey Peninsula はプライベートコース。それ以外はパブリックコースです。個人的な一押しは、Poppy Hills。


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