上体を充分に捻るとフェードボールがドローボールに変化する


Pebble Beach 17 番ホール (2017年5月撮影)


今年 3 月に「僕がフェードしやすい理由」という題名で、ドライバーで特にフェード、スライスボールになりやすいか書いたことがありました。よくよく読み返すと体をよく捻ると、ボールがまっすぐ飛びやすいという結論でした。

その直後はなんとなくよくなった気がしていましたが、すぐにまた悪い傾向に逆戻りして、特にドライバーでは顕著に:
  • 打ち上げ角度が高く
  • ボールのスピン量が多い
  • クラブヘッドが、ダウンブローに打ち込まれている
という嫌なボールばかり出るようになりました。さらにこれがフェード/スライスになるので、ハイブリッドで打った方が距離がでるような始末です。

今に始まったことではなく、昔からそうなのですが、これではゴルフにならないこともあるので、なんとかしないといけないなとは思いつつ特に解決策がよくわかりませんでした。が、ついにわかったかもしれません。

そもそも、スィングを2016年から再び習い始めてから、切り返しでクラブをシャローにすることを一つの目標にしていました。意識的にシャローにするのは無理で、グリップやバックスィング、トップのポジションでほぼ決まり、ほぼ自動的に(意識的に体を動かして補償してやらなくても) シャローになるんではと仮説を立てていました。

シャローにクラブを切り返すと、打ち上げ角度を抑えながらも、アッパーブロー軌道で捉え、低スピンで、ドロー/ストレート気味に飛びやすくなるはずです。


解決のヒントになったのがこちらの YouTube 動画でした:

さっそく試してみると、ドライバーでなかなか理想的な弾道が打てることがありました。こんな球は初めて打てた、と思うくらい今までにない球筋を見ました。

さらに鏡で自分のトップの位置をよーく見て見ると、肩が 飛球線に対して 90 度も回らないで、腕先だけがねじれてトップを作っていることがわかり、実は自分はかなり上半身(腰、脇あたり) の柔軟性が低いのだなと思いました。逆に腕先は妙に曲がりやすいので、見かけ上はまあまあよいトップの位置を作れていたのかもしれません。ドライバーでは、上半身が 70-80 度程度の捻りになり、これでは肩の周りが浅く、必然的に切り返しでクラブシャフトが立つようになり、ドライバーでもダウンブローになってしまっていたのでしょう。

ということで上体の捻りが浅いのが問題なので、どのクラブでもしっかりと肩を、感覚的には 100 度くらい回すつもりでバックスィングをゆっくり行うようにすると、再現性高く、以前よりもスピンの少ない球を打てるようになってきました。バックスィングは、腕でクラブを上げるというよりも、腹筋をつかって体を回してやるように意識しています。


ドライバーにインパクトテープを貼ってみると傾向がわかりました。

今年 1 月は、ヒールから、フェースの中央上部に打点が集まりました。この写真は一見良さそうですが、全然ダメです。まずインパクトで、ヘッドがダウンブローになるため、ボールにものすごくスピンがかかり、飛距離を稼ぐドライバーの意味が全くありません。芯も外れているので、余計飛ばず、これなら 3-wood を使った方がマシです。
2018年1月撮影 



2 つめの写真は、バックスィングで上体を 90 度きっちり捻ったときのスィングを撮影しました。若干ヒール寄りではありますが、球筋が全く異なります。ティーアップを 1/4 インチくらい高くするともっと中心に近づくかもですが、理想的なドロー/ストレートボールで、スピンも少なく、フェアウェーに落ちた後もランが出てくれます。
2018年7月撮影


ドライバーや長いクラブで上体を 90 度捻るというのは、どの教科書にも書いてある基本中の基本事項ですが、これで遂にまともなドライバーショットができるようになるような気がしています。

6 月はラウンド数ゼロで、久しぶりに18ホールをプレーしたら、12 GIRs (パーオン)、78 というスコアがでました。3 パットが 4 回もあったのと、4~5 フィートのパットを 2 回外したのが痛いところでした。ラウンド中は、とにかくバックスィングで腕はあまり動かさずに、上体をよく捻ることだけ考えていましたが、ドライバーやアイアンを打ち損ねても方向性のブレが小さくなったように感じました。

遂に 14 本の中で一番嫌いなドライバーを、そう嫌いでもなくなるかもしれません。



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