自分のミスショットの原因

最近練習をしながら発見したミスショットが起きる原因集です。

1. ドライバーのティーアップの高さ

去年にドライバーのティーアップの高さと飛距離の関係 と題して、「ティーアップは高い方が、遠くに飛んで、フェアウェーもキープしやすい」といった記事を書きました。ここのところのラウンドで、他のウッド、アイアン、パターはほどほどに打てるのに、ドライバーだけがめちゃくちゃで13回中12回ミスショットになるなど大変でした。

練習場でセットアップやボールの位置などを確認していると、どうやらティーアップが高すぎることがわかりました。ティーアップの高さは、日によってバラツキが出やすいパラメーターなので、とりあえず写真にとって記録。

左が正しいティーアップ、ボールの上半分がクラブフェースのトップラインから出る高さ。20球打って、いずれもストレートか軽いドローボールでした。

右は、完全なミス。わずか4分の1インチ (6 mm程度)の差ですが、10球打って、まともに前に飛ぶ球はなく、大きく左にフックしたり、打ち上げたりのミスばかり。






2. 体調

至極当たり前なのですが、寝不足、前日の睡眠時間が6時間を切ると、悪いらしい。


3. スィング中に頭を動かさない = 背筋を一定にする = 左ひざの角度を保つ

「スィング中に頭を動かさない」は、イコール「スィング中に背筋を一定に保つ」ということ。"Spine Angle" を一定に保つ、とよく言われるので、もっと正確に言えば、ボールに対して構えたときに曲げた背中の角度をキープしたままスィングする、こと。

特にドライバーでのミスは、スィング中にSpine Angleが変わり、インパクトで頭が伸び上がっているみたいです。

一つのヒントとしては、スィング中に左ひざの角度を一定にすることかも。というのは、調子が悪いときでも、極端なつま先下がりのライでも、クラブの芯に当たる球が打てルコとが多い。特につま先下がりのライでは、頭や上体がスィング中に伸び上がらないように、特に構えた時の姿勢を維持するように意識するのがよいのではないかと思う。それを、普通のスィングでも同じように意識すると、左ひざの角度をインパクトをちょっと過ぎるまでは、伸びきらないようにするとよいのかも。

下の写真は、YouTubeのビデオのスクリーンショット。

例1: Luke Donaldのバンカーショット


例2: Tiger Woodsのドライバーショット
*** 体重移動が大きいスィングの為、曲がった左ひざが回転しています。***








The Ranch Golf Club攻略 - 4番ホール


4番ホール
Par-5 (HCP-3)
531ヤード

最初のPar-5です。グリーン手前150ヤードで、フェアウェイが分断されています。スコアカードの表示距離は、531ヤードですが、実際には白ティーからグリーンまでの直線距離は450ヤード程度。



何回も表示距離に惑わされて3打でグリーンを狙って悪いスコアばかりでしたが、ここは2オン狙いの方がスコアがよいと思います。なぜなら、
  1. 距離は短い。ドライバーとフェアウェーウッドで、グリーン周りに届きやすい。
  2. 断崖絶壁の先に、ドロップゾーンがあり、スコアのためなら2打目で、この絶壁に落として、ドロップゾーンから4打目を打って、グリーンにのせたほうがスコアの期待値はよい。
  3. 3打目を絶壁手前に刻むと、150-180のキャリーが必要な3打目が要求される。どうせ失敗して絶壁に落とすよりも、2打目で落としてしまった方が、悪くてもボギーに収まる可能性が高い。


ティーショット

ティーショットは、220ヤード程度のキャリーでも、下り坂で転がってくれて、残り距離が225ヤード程度の地点まで飛びます。



アプローチ

2打目は、反対側のフェアウェーに届かなくてもよいので、思いっきり打つ。グリーン周りに落ちればパーになりやすい。もし失敗したら、反対側のフェアウェーにドロップゾーンがあるので、100ヤード弱の4打目を打てる。





安全ルート = 大たたきルート?

3打目を絶壁前に刻むと、150-180ヤードのキャリーが要求されます。風や左足下がりのライを考えると、決して簡単なショットでないので、やはり2打目で思いっきりグリーン目がけて打った方がスコアがいいと思う。


今年の目標 (2): Par-5を2オン

今年の目標は「丁寧なプレー」と設定しました。

それとは相反するような目標ですが、「Par-5を2オンする」ことも目標にしようと思います。ゴルフを初めて9年目に突入しましたが、未だかつてPar-5を2オンしたことがありません。420, 440ヤード程度のPar-4も満足に2打で届かないのだから、当然の結果ではあるのですが、2打で乗らないにしても、グリーン周りから寄せてタップインバーディーを狙えるようになりたいもんです。

それができるようになると、長いPar-4でもパーが拾えるかも。

そうすると、必然的に次のことが必要かと:

  1. 飛距離: ドライバー と フェアウエーウッド (ロングアイアン) を2回続けてほどほどの距離を打てること
  2. エラー処理: ウッドショットをミスしたときの、グリーン周りの深いラフ、バンカー、20-40ヤードの中途半端な残り距離をできるだけピンに寄せること。ウッドショットのほとんどがミスショットになるはずなので、このエラー処理がPar-5 (と長いPar-4) で4つで上がる鍵になるかも。

1. はとにかく練習と、実地で慣れるしかないかな?

2. については、特に速いグリーンで転がりを抑えてボールが止まるようにしたいのと、距離の調整がもしかしたら、普段使う56度のサンドウェッジよりもしやすいかもしれないと思い、ロブウェッジをバッグに入れることにしました。グリーン周りで、スピンをつけて高い弾道を打つのが目的なので、めっちゃくちゃロフトが寝た64度のウェッジにしてみました。どんなボールが打てるか楽しみです。


丁寧なプレーをする


"セカンドのクラブを決めてから、ティショットを打て!
(中略)
丁寧に行け。セカンドのクラブを最初に決めろ。それを丁寧と言うんだ。"
坂田信弘, "風の大地 [14]", p.147-148, BIG COMICSより引用


最近、「風の大地」というゴルフをテーマにした漫画を読む機会がありました。不可能ではないが、非現実に近い設定が多いながらも、登場人物のゴルフに対する姿勢など、節々にプレーの参考になる台詞があり、読んでいて面白く勉強になります。上は、その一つで、「丁寧にプレーする」とはどういうことか。

「丁寧」の意味を自分なりに解釈して、実際のラウンドに活用してみると、スコアの乱降下がなくなってきました。具体的には、Par-4ホールであればセカンドショットに使うクラブを、Par-5ホールであればサードショットに使うクラブを決めてから、ティーショットに使うクラブと狙う地点を決めます。

文字通りの解釈ですが、これまでろくに使ってきたことがありません。意識的に、アプローチのクラブを決めてプレーするのは、The Ranch Golf ClubやThe Bridges Golf Courseのように、フェアウェーが明らかに分断されていて、フェアウェーのある特定の地点にボールを置いていくしか攻略する方法がないコースでした。そういったコースでは、実はパーオン率 (Green In Regulations, GIRs)が高い。普段比較的簡単なコースで18個のグリーンのうち6個打てば御の字なところが、少なくても8個、多いときは12個もグリーンに乗る。これらのコースでは、最初にアプローチを打つ場所を決めておかないとどうしようもないホールばかりなので、必然的にセカンドのクラブを決めてティーショットを打っていたからかもしれません。



例1: The Course at Wente Vineyards, Par-4, Hole 10



全長280ヤード程度の短いPar-4。ドライバーやフェアウェーウッドで飛ばせるだけ飛ばせば、残りは数10ヤードの2打目が残るが、ミスしたときはボールが無くなったり、短い距離でもラフからアングルの悪いアプローチを強いられる。もちろん、キャリーで"平均"260-270ヤードを正確に打てる技術があれば、話は全く変わるのだが、95%+のゴルファーにとってそれは無理である。

「丁寧」にプレーするとしたら、どうするか? 上の言葉に従うと、まずセカンドのクラブを決める。このホールは100ヤード圏内は平らなところで打てるところが少ない。自分だったら、50度のピッチングウェッジで110ヤード飛ぶので、セカンドは「ピッチングウェッジ」で打つ事に決める。

すると、自ずとティーショットをどの地点が決まる。ティーショットは、ティーグラウンドから170ヤードのフェアウェー中央、理想的にはちょっと左目の地点を狙う。すると、ティーショットは、風の様子をみながら4番か5番アイアンくらいを打っていったのでちょうどいい。アイアンだけの地味なプレーだけれども、悪くてもボギーに収まりやすく、パーで上がりやすいと思う。


逆に、下のようにティーショットで飛ばせるだけ飛ばして、2打目は出たとこ勝負で攻めるのは「丁寧」なプレーではない。もちろん、2打目をウェッジで40ヤード打つと決めて、230ヤードの距離をコントロールして打てれば「丁寧」であるが。




例2: Cinnabar Hills Lake Course, Par-4, Hole 3

Cinnabar Hills Lakeの3番ホールは420ヤード程のPar-4。左は池と茂みでウォーターハザードになり、距離もあって結構難度の高いホール (だと思う)。

自分のドライバーの飛距離を無視して、2打目を決めるのは丁寧ではない。いまの技量だったら、最大で230ヤードくらいは方向も安定して期待できるし、2打目は200ヤードをちょっと超えた残り190ヤード前後のフェアウェーのど真ん中から打つと決める。2打目のクラブは、3, 4番アイアンになり、グリーンセンターには届かないかもしれないが、グリーン手前に運ぶのは難しくはなく、寄せワンのパーも期待できる。



逆に、技量を無視して、2打目を決めると、大たたきに繋がる。

2打目が150ヤード程度だと、グリーンに届かせる確率がぐっと上がる。しかし、その為にはドライバーで270ヤードかっ飛ばす必要がでてくる。さらに、ティーグラウンドからは、左の茂み(ウォーターハザード扱い)を超えて打たねばならず、その茂みを超えてフェアウェーに落とすだけでもキャリーで220ヤードは必要。一般アマチュアに多い200ヤード程度では茂みを超えない。万が一茂みにハマってドロップになると、残り250ヤード超の地点くらいのラフから、3打目を打たなければならない。そんな場所からグリーンを狙うのは不可能。悪くても5であがれるのが、最低でも6は覚悟しなければならなくなる。

しかし、このルートでプレーする人は多く、力んで曲げて左の茂みによくはめている。それよりは、右のフェアウェーバンカーから、打つ方がスコアがよいとおもう。



届かないPar-4だと思ったら、Par-5としてプレーするのも丁寧と言えると思う。実際に多くのPar-4をレギュレーション通りに届かせようとすると、無理が生じやすい。この場合は、3打目のクラブを決めて、ティーショットを打つことになる。同じホールを例にするなら、
  • 3打目: サンドウェッジかピッチングウェッジで70ヤード (どちらが得意かによる)
  • 2打目: 5番ウッドで170ヤード
  • 1打目: 3番ウッドで190ヤード






例3: Stanford University Golf Course, Par-5, Hole 1

一般にPar-5は非常にパーが取りやすいホール。3回いいショットを打つ必要はあるものの、実はそれほど長い距離を打たなくてもいい。3打目は、50ヤード前後の中途半端な距離よりは、100-130ヤード程度をフルショットしたい。

すると、3打目を120ヤードから8番アイアンで打つとして、2, 1打目に使うクラブは、:

  • 2打目: 5番アイアンの軽打で150ヤード
  • 1打目: 3番ウッドで210ヤード、フェアウェーの真ん中
でよい。




まとめ

2打目 (Par-5なら、3打目) に使うクラブを決めてからプレーすると、文字通り丁寧なプレーができる。さらに、どこにどう打つかという意図がより明確になるので、各ショットに雑念が混じりにくく、思い切ったスィングができると思う。

ホールインワン

初めてホールインワンを達成しました!!!

当然狙ったわけではありませんが、、、たまたまグリーンセンターを狙った球が飛び過ぎ、ピン下1フィートくらいに落ちた球が転がってそのままカップに入り込みました。終始なごやかな楽しい雰囲気でゴルフをさせて頂いたおかげです。





場所は、Wente Vinyard (http://www.wentevineyards.com/) の3番ホールでした。打ち上げのホールでしたので一番手大きく7番アイアンを選択し、今年の基本原則通りにグリーンセンターを狙って、スリークォーターのスィングをして、目論み通りグリーンに落ちる音が聞こえました。


打球は見た感じ、ちょっと飛び過ぎかと言う感じで、「下りのパットだけは残らないで欲しい」と思いながらグリーンに行くと、ボールがない


まさかバウンドして、グリーン奥のバンカー、ラフに入ったか?」と思って探しましたが、見当たらない。

もしやと思って、ホールを見ると、なんとボールが穴に入っていました (上の写真)。


ホールインワンの出る確率は、8250ラウンドに1回だとか。






その場でビールで乾杯し、ラウンド後はクラブハウスでワインで乾杯、夕飯に更に秘蔵のMonte Belloで祝杯を上げました。

ありがとうございました!!!

MacGregor パーシモンウッド (その2)

ついに注文していたパーシモンウッドが到着しました。ドライバーと、4番ウッドです。4番ウッドは、ティーショットとフェアウェーの両方から使う予定。


およそのスペックは、

ドライバー:

  • モデル: MacGregor MT3W
  • ロフト: 10-11度くらい
  • 長さ: 43.0インチ
  • 総重量: 378g

ドライバーは、クラシックな普通のクラブって感じですね。ロフトがいま使っているTitleist 975Jの10.5度よりちょっと大きいかも。総重量がシャフトがスチールになった分60gくらい増加しましたが、シャフトが短いためか、軽く振った感じでは振り切りやすそう。ヘッド体積は3番ウッドくらいなので、180-200ccくらいでしょうか。


4番ウッド:
  • モデル: MacGregor MT2W
  • ロフト: 19-20度くらい
  • 長さ: 42.0インチ
  • 総重量: 379g


4番ウッドは、現代の5番ウッドくらいのスペックでしょうか。これだと、3番ウッドよりも地面から打ちやすいかもしれない。シャフトはスチールですが、今もっている2番ハイブリッド (ロフト19度, シャフト40.75インチ) と同じくらいの重量。意外と違和感なく使えるかも。


3番ウッド (左, Titleist 906F2), 2番ハイブリッド(右, Cleveland Halo) との大きさ比較。昔に使ってた7番ウッドくらいの大きさに近いかな。




とにかく、実際に練習場、コースで打ち込んでみようと思います。


仮説では、最終スコアには影響しない。ドライバーの最大飛距離は落ちるものの、ミスに弱い特性のため次第にスィングが改善されるのではないかと予想しています。


★★★ 追記: 1-30-2013 ★★★

ドライビングレンジで、実際に打ってみました。普段使うメタルのドライバー (Titleist 975J), 3番ウッド (Titleist 906F2), 2番ハイブリッド (Cleveland Halo)も同じく比較として打ちました。面白いことに、パーシモンドライバーの飛距離はメタルと変わりません。中には、「アウトドライブ」した球もあります。4番ウッドは、メタルの3番ウッドと2番ハイブリッドの中間か、2番ハイブリッドよりもちょっと飛ぶか、といった具合でした。ティーアップからしなくても、ちょっと擦ったような当りでも、思ったよりもよく飛んでくれていました。

しかし残念ながら、パーシモンクラブを使用するのは早くも中止にしました。

ドライバーのグリップをクラフトマンに交換してもらおうとお願いしたところ、「現代のゴルフボールはどれも、パーシモンヘッドには硬すぎて、30球も打てば、表面がガタガタになる」とのこと。確かに、ドライバーは10球も打たなかったのですが、すでに表目の仕上げが駄目になってきている部分がありました。

お話を聞いた感じでは、練習場のボールが中でも特に硬すぎるので、練習するにもあまり適さない。僕は練習場は、割といろんな場所で打つことが多いので、よろしくないですね。道具は大事にしたいですし、1ヶ月もラウンドと練習すれば、再仕上げが必要になりそうなメンテナンス性のようなので、潔くあきらめました。


MacGregor パーシモンウッド

表題の通り、ついにパーシモンウッドを使ってみることにした。僕がゴルフを始めたころは、既に400, 460ccのチタニウム製ヘッドが主流になっていたので、パーシモンヘッドの「ウッド」クラブは実際に打ったことはありません。せいぜい貸しクラブとして、ドライビングレンジの片隅に並べられている程度。

コースで使うかどうかは、打ってみるまではわからないけれど、とりあえず練習器具として使ってみようと思います。メタルのドライバーに比べて、ミスに敏感で芯で捉える練習になるかもしれないのと、ボールの左右の操作性がしやすいのではないかと期待しています。

パーシモンクラブについては、メーカー、モデルなど全くわからないので、ひとまずMacGregorの状態が良さそうなものをeBayで選びました。 万が一コースで使ってみる気になったら、ドライバーの他に、フェアウェーから使えるものとして、バッフィ (4番ウッド) も購入。いま、アイアンの他には、ドライバー、3番ウッド、2番ハイブリッドがバッグに入っており、3番ウッドと2番ハイブリッドを、4番ウッドで代用します。

ドライバー:


4番ウッド:



木目、手作り感がいい。道具として味があります。

恐らく、チタニウムヘッドを採用したドライバーの方が、物理的にも飛ぶでしょう。が、いままでパーシモンは全く手にしたことがないので、やはり自分で体験しないと納得しない。性分として伝統的な道具の方が好きになる傾向があり、実際アイアンは全てマッスルバックにし、各クラブのロフトも70-80年代のアイアンのロフトにしてしまった。パターも50年くらい前のものを未だに使ったりする。逆にマッスルバックにした方が、80を切れるようになった。

さらにパーシモンはボールが曲がりやすいらしい。逆に、操作性が高くて曲げやすいのかもしれない。基本僕はパットやアプローチ以外は、ボールは曲げて打つ。必ず左右のどちらかに曲がることを前提にして打つので、実はパーシモンの方がより楽しんでゴルフができるのではないかとも期待しています。

今から到着が待ち通しい。



2013年の目標と初ラウンド

明けましておめでとうございます。



早速本題ですが、今年のゴルフの目標は「1打1打を丁寧に構えて打つ」こと。

というのも、これまでどういった状況でナイスショットが打てるのか、逆にどういった場合にミスをしてかすのか、を検証してみると、次のような要因で構え方がおかしくなっていた:
  • ボールを打つ意図が明確か
  • (特にドライバーで) ティーアップの高さが一定しているか
  • ボールの位置が正しいか
  • 体がターゲットに対して、スクウェアに構えられているか
  • グリップは正しく握れているか
など。

逆に練習場で打つ時のほうが、一打一打丁寧に構えられているかもしれない。

「構える」と言うのは簡単ですが、僕にとって毎回同じように正しく構えるのは難しい。ミスが出る前というのは、構えてもなんかしっくりこなかったり、頭の中を不安がよぎったりして、スムーズに体が動かなくなる。また、ボールを何ヤード、どの方向、弾道で打つか、という「意図 (intention)」が曇り無くはっきりしていないショットもミスになりやすい。

逆にいい球が打てる時は、意図が明確になっていたり、ワッグルしているときに構えがしっくりくるので、打つ前からいい球が打てそうな予感がする。

コースでは練習場のように毎回同じ場所から打つことは、ペナルティを除いてはありえないわけで、周りの景色、地面の上体、天候などによって同じように構えたつもりでも、実はとんでもなくティーアップが低かったり、目標よりも極端に右に向かって打っていたり、周囲の環境によってダマされやすい。

大半のミスは、クラブを振る前に既に始まっていることが多いのではないか?

そんな疑問から生まれた今年の目標です。



シンプルな戦略

ついでにプレーの基本戦略について。この休みの間に、中部銀次郎氏の書籍を読み返してみました。ここでは全ては紹介できないのですが、ぜひとも今年の基本戦略にしたいのでここに引用してみます:
「アマチュアのゴルフは平穏無事に淡々としているのがいちばんです。ティショットはフェアウェーのセンタ、セカンドはグリーンの真ん中、パットはふたつ。なるべく波風を立てずに穏やかにプレーが進められるように出来たら最高だと思います。」
杉山通敬, 「中部銀次郎ゴルフの心」, 日経ビジネス人文庫 2004

  • ティショットはフェアウェーセンターへ
  • セカンドはグリーンの真ん中へ
  • パットはふたつ
まさにこれだ! と思いました。素直にフェアウェーの一番広いところ、グリーンの広いところを狙ってゆき、2パットで幸せになる。今年のゴルフはもっとシンプルに考えてプレーしたいです。



初ラウンド

Santa Clara GC
  • 42 + 43 = 85ストローク
  • 17 + 18 = 35パット
  • 6 GIRs (33%)
  • 4 セーブ (4/12, 33%)
  • 2 バーディ
今年の初ラウンドは、上記の目標「丁寧に構えて、フェアウェーセンター、グリーンの真ん中を打つ」ことだけに集中しました。1番ホールからバーディースタートとなり、幸先のよいラウンドになりました。Greens In Regulations (GIRs, パーオン)が6つ、パーセーブは4つでそのうちチップインバーディーが1つ。これだけ見ると充分に80が切れて78, 79になりそうな数字です。200ヤード付近からもグリーンを捉えることができ、ショットはいままでにあり得ない程よい年明けです。3番、4番アイアンもよく当たっていましたし。

問題がパット。グリーンの真ん中にいったのはいいものの、そこから2パットで沈めることができず、結局3パットを7回してしまいました。こちらも自己ワースト記録を更新。。。どれも、30~50フィートくらいのファーストパットをオーバーしてばかりで、カップに寄せることができず、最後までノーカンパターでした。

ドライバーのミスがティーアップの高さを高めにしたためか前よりも減ったこともあり、グリーン上のパフォーマンスが改善できれば、今年はハンディーが縮められそうな予感です。



ドライバーに関するメモ:

The Ranch Golf Club攻略 - 3番ホール

3番ホール
Par-4 (HCP-13)
341ヤード


3番ホールも、2番と同じくホールが3分割されています。が、2番よりも距離が要求されず、グリーンが広いので比較的易しいホールです。ティーショットを飛ばし過ぎず、フェアウェーを捉えらればパーにしやすいでしょう。

全体図
ティーグラウンドからフェアウェーまで、高低差が30mくらいあります。フェアウェー カートパス左に壁がありますが、意外と遠く見えて近い。200ヤードも打ってしまえば、壁に直撃してロストボールになります。高低差があるので、180ヤード前後を飛ばすつもりで、フェアウェーバンカー左側を狙えば、いい位置からグリーンが狙えます。



通常ルート
ティーショットの狙い目は、フェアウェーバンカー左の青い点線で囲まれた地点。ティーからは、水平距離で190ヤード、30メートル近くの打下ろしになる。

高低差のため実質キャリーで180ヤード飛ぶクラブが適当。フェアウェーウッドやドライバーで打つとトラブルの元になるので、ロングアイアンくらいでちょうどよい感じ。下の図の黄色の矢印のところまでキャリーで210ヤード程度なので、短いクラブを持ったつもりでも、壁に直撃することがあり要注意。


ティーショットは、フェアウェー左に構えて、フェードボールでバンカー左のフェアウェーを狙うのが理想。


どうしてもフェアウェーの端っこまで飛ばして、2打目がグリーンから100ヤードの位置で打ちたいなら、220ヤード程度まで飛ばしても大丈夫だが、その場合左右にミスできる場所がなくなり、正確に220ヤード打たなくてはならないので非常に危険になる。

アプローチは、若干左足下がりのライになるので、坂道に合わせてアドレスして、ぴしっとグリーンにのせたい。高低差は見た目ほど無いので、計測値が130ヤードなら、130ヤード飛ぶクラブでOK。


おまけ: ギャンブルルート

飛ばし屋向けのギャンブルルート。白ティーから、グリーン手前まではキャリーで270ヤード程度ある。極端な打下ろしなため、260ヤードくらいキャリーしたらグリーンまで届くかもしれない。飛行ルートは、↓


ティーから見るとこんな弾道になる(はず)。


僕には真っ心を食って、ランも含めて最大飛距離が260ヤードに達するかどうか、な程度なのでこの戦略とは無縁ですが、いつか練習用ボールをたくさんもってこっそり挑戦してみたいですね。2番ホールに戻ってミスしたボールを打てるのなら、実は現実的なルートなんですが。。。

The Ranch Golf Club攻略 - 2番ホール

2番ホール
Par-4 (HCP-11)
373ヤード


このホールからThe Ranchが敬遠される所以かもしれない。The Ranchは2番ホールから7番ホールを耐え抜くことができれば楽しめる。この6ホールはボギーがパーでよいくらいで、ダブルボギーをとったとしても、ボギーをとってしまったくらいの寛大な心の準備をしておく。この前半ホールを切り抜ければ、他のホールで挽回が可能だからだ。

The Ranchは全ショットをPar-3のように点と点を結んで打つ必要がある。とりあえずティーショットをドライバーで飛ぶところまで打って、残り距離によって適当にアイアンを選んで打つといったアバウトな戦略は使えない。逆に、きっちりアプローチを残り150-120ヤードの範囲から打ちたいので、ティーショットは4番アイアンで160-180ヤードを期待して打つ、といった逆算 (recursive) したプランが要求される。しかしながら、パターンが決まってくるので一度ハマると好スコアになりやすく、他のコースに比べて、パーオン率が異常によくなったりすることもある。

本来どのコースも、"recursive"に、グリーンから逆算してプレーするべきなのかもしれない。



2番ホールは、ハンディキャップ11のホールながら、個人的には得意でない。過去の記録では、あるときはバーディーを取りながら次のラウンドでは、簡単にダブルボギーにしてしまう、など浮き沈みが激しい。アプローチのアングルによっては、グリーンの奥行きが実質15ヤード程度しかないので、2打目にかなり正確性が要求される。番手選択のミス、打ちミスをするとグリーンに乗りにくい上に、このグリーンは寄せにくい(と思う)。ある程度正確なアイアンを打つには、ティーショットを飛ばして、フェアウェーに置く必要がある。ティーショットとアイアンショットがツボにハマれば好スコアが期待できるのだが、ちょっとしたことでミスを招きやすい。

ティーグラウンドからは、理想的な落下地点のフェアウェーは見えない。丁度次の図の、黄色矢印が狙い目(かつグリーンの方向)である。ティーショットは、右から左にドローを打つのがちょうどよいかも。



白ティーからだと、フェアウェーウッドで、210-230ヤードくらいを飛ばすと、グリーンのセンターまで150-130ヤード程度のアプローチが残るので、ショートアイアンからミドルアイアンでアプローチが可能。ティーショットは多少右にプッシュしてもフェアウェーバンカーで止まってくれる。



ティーショットは実は左のカートパスの方向に構えて、フェード、スライスで打つのもありかもしれない。2番ホールでフェードは打ったことがないので実験が必要。




まとめ
  1. 210-230ヤードのティーショット
  2. 130-150ヤードを、ショートアイアン/ミドルアイアンで、グリーンセンターを狙ってフルショット
  3. ピンを直接狙うよりも、グリーンセンターが安全