"PLAY BETTER GOLF" by Colin Howe

近くの本屋 (B&N) でセール品を買ってみました。






この本がいい、と思ったのは、一般的なゴルフ書のように技術の細部ばかり解説するのではなく、「いいスコアを叩く」ために必要な要素を、高い視点から解説している点です。


内容としては、
  • フィットネス
  • 悪天候の対応
  • トレーニング (筋力、有酸素運動)
  • 練習方法 (練習場と、コースでそれぞれ)
  • 栄養摂取
  • 道具
  • コース戦略
  • ボールの打ち方
  • 心構え • メンタルのコントロール
があり、ゴルフを学ぶ上での一通りのカリキュラムまたは、フレームワークになりそうな書です。

Titleist Pro V1x (中古) は使える: 3ダース = $32

ちょっと前にAmazon.comでセールだった、中古のPro V1xを試しに購入しました:

Titleist Pro V1x を激安で仕入れる: (1個 $1以下) (2009年10月)

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シングル育成課



3ダースで$33程でしたので、1個あたりの入手コストは$1以下。新品のPro V1を買うことを考えれば、8割引に近いセールでした。


中古とは言えど、状態はかなりよく、新品と見分けは付かない程です。

コースで何回か使いましたが、耐久性もよく、飛距離が落ちることもなく(むしろ伸びている)、まさに「ありえない」買い物でした。


Pro V1xは、V1に比べて固めに設計されているためか、パターの打感がイマイチ理想的な感覚から外れるのと、スピンがV1に比べてかかりずらいようです。ウェッジの溝がつるつるになっているのも関係しているかもしれませんが、次のセールではPro V1を試してみようと思います。


Amazon.comの他には、http://www.knetgolf.com/ というサイトなどいろいろありますね。

Dick De La Cruzデザインのパター

またまたクラシックなパターを入手しました。Dick De La Cruzデザインの、ブレード型のパターです。製造年は不明ですが、Cobraの刻印がありました。
(DeLaCruz Golf Designs - http://www.dgdgolf.com/store/)

なぜかハンドファーストにかまえないと、インパクトでクラブフェースがスクウェアに当たりません。。。外観がいいので、よしですね。

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シングル育成課


From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シングル育成課




個人的に道具は、一度使い始めたら長く使う方ですが、パターについては気に入ったのを(安く)何本か揃えておいて、気分でローテーションしています。



[1] デザインが一番気に入っている、ClevelandのDesigned Byパター (L字型)。実は一番のお気に入りながら、このパターだけ唯一1ラウンドで30パットを切ったことがありません。:
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[2] 1960年代くらいに製造されたミズノ製のパター。両面で打てます。
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[3] こちらも同時期に製造されたらしいミズノ製のパター。これも両面で打てるので、ホールアウトがスムーズにできます。
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[4] Cleveland製の、Designed Byパター。復刻版? です。同じDesigned ByのL字パターなのに、1ラウンドで27, 28パットというのは結構ありました。
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[5] Odysseyのマレットパター (Rossie)。安定したパフォーマンスがいいです。が、普通すぎて、簡単すぎで、すぐに飽きてローテーションされてしまうのが玉にキズ。
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[6] 本命のSeeMore m3w。打感、構え易さ、使い易さ、見栄えを総合するといい品です。SeeMoreはメジャーなブランドではありませんが、物自体は非常によくできています。あとはマーケティングの問題でしょうか?

リンク:
http://www.seemore.com/products/product/m3-m3w/

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タイムリミット

近頃自分でプレーするときのタイムリミットを設定してみました。

  • 1時間10分以内に5ホール終える
  • 2時間以内に9ホール終える
  • 3時間10分以内に14ホール終える
  • 4時間以内に18ホール終える

最近「待つ」ことがとても苦手になってきたので、ティーグラウンドで5分以上待つと帰り支度をしたり、6ホールくらいでリタイアすることが多くなりました。。。


修行を積んで、平均的に3時間半くらいで18ホールを終えられるようになりたいものです。

コース戦略はシンプルに - single alternate shot (SAS)

ゴルフは通常のストロークプレーの他にも様々なゲーム形式があります。中には、Alternate Shot (Foursome) という、ちょっと聞き慣れないゲームもあります。今回はこれがテーマ。


Alternate Shotとは、

Alternate Shot, also called Foursomes, is a competition format in which 2-person teams alternate hitting the same ball. The first player tees off, the second player hits the second shot, the first player hits the third shot, and so on until the ball is holed. Tee balls are alternated so that the same player doesn't hit every drive.
(http://golf.about.com/cs/golfterms/g/bldef_altshot.htm)

Alternate ShotはFoursomeともよばれ、2人1組でチームをつくり、1個のボールを交互に打つゲームです。1人がティーショットを打つと、次は2人が第2打を打ちます。そうして、ホールアウトするまで交互にボールを打ちます。ティーショットは、同じ人が毎回打つことがないように毎ホール代わります。先月のPresidents Cupでも採用されているゲーム形式ですね。



ショット毎に入れ替わるということは、次のプレーヤーが楽にボールが打てる場所にボールを運ぶのが優しいですね。例えば、ティーショットを打って、フェアウェー右側の平らでグリーンの角度も絶好の地点、なんてボールが打てれば、チームメイトは第2打目を安心して打てるでしょう。

それが、無理に飛ばそうとしてアゴの高いフェアウエーバンカーの中、とか、大木の後ろ、とかに入ると、チームメイトは困ってしまいます。逆に、チームメイトがティーショットを打ってくれて、自分が第2打目を処理しなければならないなら、できれば簡単な場所から打ちたいものです。


この考え方は、1人でストロークプレーをするとき(普通にプレーするとき)にも使えるのではないでしょうか?


つまり、次のボールを打つ自分(チームメイト)のために配慮して、今の目の前のボールを無理せず、ミスしてもリカバリーが容易な地点に運ぶにはどうすればよいか、を考えてクラブ、弾道、ターゲット等を決めていくのが、スコアを縮める戦略になるのでは?


チームメイトに優しく、易しいショットを打たせてあげられることにフォーカスすれば、とんでもない大たたきが減り、平均スコアはよくなり、ベストスコアの更新にも繋がるのでは?と思いました。


コース戦略といっても複雑に考えすぎず、シンプルに「次の自分が楽に打てるよう演出する」。


もしかしたら、実際にalternative shotで練習ラウンドをすると、何か得られるものがあるかもしれませんね。

次のラウンドからすぐに効果を発揮する(であろう)パットの練習

スコアを減らすには、パットを減らす。


パットを減らすには、よい寄せ (チッピング)をする。


チッピングでカップから3~4フィート圏内に寄せられれば、ナイスショットです。


しかしながら、それでも確実に1パットで上がるには相当のパッティング技術が要求されます。
3~4フィートくらいの、1メートル前後のパットって本当に難しいですね。
「3フィートを制するものは、世界を制する」という格言もあるくらいです。


逆に、チッピングをミスしてショートして、残り10フィートあると。それでも、パットが入ってしまったら立派なセーブです。スコアカード上に「運がいいだけのパーセーブだ」などと記入することはありませんし、芸術点はゴルフにはありませんから、何フィートの1パットでもOK。ですので、チッピングと、パッティングはセットにして練習するといいです。更に、非常に実践的。


(チッピングが許可された) 練習用グリーンの脇に、ボールを3個なり、10個なり、好きな数をばらまきます。易しいライをつくってもいいですし、わざとラフに置いて足で踏みつぶして埋めて、最悪のライを作ってもいいです。そこから、1つターゲットになるホールを選んで、ホールとボールの距離、ライを吟味して適切なクラブ (ウェッジとか、8i, 6i, ハイブリッドとか) を選んでチッピングします。ボールを打ち終えたら、今度はパターを持って1パットでホールに沈めてください。例えば、3個ボールを打ったなら、3個とも1パットで沈むまで、繰り返し同じ地点からチップとパットを挑戦します。そうすると、クラブ選択の感覚、距離感、1パットで沈める緊張感も同時に養えるでしょう。


60度のウェッジなどで浮かすよりも、アイアンやウェッジを立てて転がす方がセーブし易いのではないでしょうか?


関連して、ボールを1個だけ使って、チップとパットをする毎に、場所を変えて、クラブも必要ならば変える、という練習もいいです。


フルスィングの練習は時間がかかりますが、チップとパットはスコアに直結する上に、体力は必要ありませんのですぐに効果があらわれるでしょう。


300ヤードのドライブを1度放っても、なかなかスコアは1も減らないでしょう。逆に欲が出て無理をして、1増えることもあります。


が、30フィートのパットが1度で沈んだり、30フィートのチップを放って1パットで沈められれば、スコアは1縮まります。

素振りについて

時は金なりということで、最近よくプレーのスピードを気にします。


自分はボールを打つ前にけっこう時間がかかっている気がするので、ボールを打つ前に素振りをやめてしまいました。完全にやめたわけではないんですが、ワッグルをちょっと大きくしたぐらいの、4分の1程度ふるくらいにとどめて、ボールの前に来て、クラブを選んだらすぐに打つようにしています。同様にパットもあまり素振りをしないか、バスケットのフリースローをするときのような感じで、ボールの軌跡をイメージして構えたらささ、と打って終わるように変えてみています。


ボールを打つ前に描いたイメージがフレッシュなままの状態で、スィングに入れるので1回、2回素振りをしていたときよりも、いいボールを打てることが多くなった気がします。


いままで随分無駄な動作をしていたわけですなー。

正しい歩き方は強力な練習方法: 75, 70を切る突破口?

ボールを使った練習は一切せず、体の基礎を強化する練習に重点を置いています。

具体的には、「正しく歩く練習」です。

これは一見ゴルフの練習とはいえなさそうですが、再現性よく最高のインパクトを迎えられるスィングをするには、ベースの強化が効果がありそうです。


「正しく歩く」ことについては、これまで何度か触れてきました。


歩き方が変わると:
  • 長年使っていなかった体の芯の筋肉を動かすようになる
    (飛距離がのびる、再現性があがる)
  • 血行がよくなる
  • 疲れにくくなる
  • スタート時のフレッシュな感覚を長時間維持しやすくなる
  • ケガが少なくなる
などなどメリットばかりです。


歩き方を本格的に直し初めてから3ヶ月程なのですが、先日の練習ラウンドで驚く効果が得られました。↓はあるコースのPar-5のホールですが、第1打目で280ヤードくらい飛んで転がりました。2打目の残りが200ヤードを切ってしまったので、(自己)新記録です。以前、ショートカットを利用してPar-5の2打目が200ヤードを切ることがありましたが、直線のホールでの現象ですので嬉しいですね。


使用ボールはちなみに、先日購入した「リサイクル」のTitleist Pro V1xです。1個 $1で手に入れた品です。


From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シングル育成課



その後は、2番ハイブリッドでフェードボールを打つつもりが、グリーンをオーバーして、結局上がってみたら7点という情けない結果でしたが、嬉しいミスでした。あとは、ボールを打つ練習ができたら、距離をcapitalizeする感覚を取り戻すだけですね。それは翌年以降のお楽しみということで。。。


平均的な飛距離も伸びてきて、230~240ヤードを超えるくらい飛んでくれるようになりました。昨年は200ヤードを超えるのがせいぜい、今年の初めにスィングの始動方法等を直して210~220ヤード程度、だったので、平均的な面でも改善されているようです。

多分、75, 70を切るには、ロングゲームを大きく変化させねばなりません。理想的には、8 GIRsで、ダブルボギーと3パットがないゲームです。「正しく歩く」練習が、その糸口になるような気がしてきました。


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ドライバーは相変わらずTitleist 975D (UST V2 wood, 44.0インチ、R-flex) を使っています。半年強使って、ようやく体に馴染んできた気がします。

小さいヘッドのドライバーは、フェアウェーからも打てるし、木の下を抜けて距離を稼ぐときとかにも便利です。さらに、左右に曲げるのも楽です。

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シングル育成課



ここで、「じゃ、最新のドライバーに変えて、シャフトも45.0インチ以上のに変えたらもっと距離が出るんじゃないか?」となるかもしれません。的確なフィッティングができれば、そうかもしれません。しかしながら、最新のドライバーを手にして見合うだけのリターンは果たしてあるのかどうか、疑問です。
  1. 単純に飛距離が伸びるだけでは、スコアはよくならない。仮に100歩譲って、14回に1回の確率で300ヤード飛ぶとしても、スコアやハンディキャップの改善には直結しない。飛距離が出ると、更に正確性が要求されるのと、ミスをしやすくなるので絶妙なリカバリーショットを練習しなくてはならないから。単純な飛距離アップは、逆にスコアを崩す原因にもなります。
  2. 自分の好みに合うヘッドのモデルが市場にない。
  3. 仮に新しいドライバーを手にしても、慣れるのに数ヶ月~半年以上の期間を要する。
  4. 単純にシャフトの長さを延長しても、"平均"飛距離の向上は難しい。物体の振り易さ (MOI)は、物体の長さ(シャフトの長さ)の二乗に比例するため、同じスピードで振るにはそれだけ体がパワーを生み出せねばならない(正確にはトルク)。とすると、ヘッドを軽くしたりする必要があり、フィッティングは完全にやり直しが必要。
というわけで、ハンディキャップを縮めるのがゴールの場合は、(現在の道具がわりといいのなら) ドライバーに投資したところでリターンはわずかでしょう。ドライバーに、実費とフィッティング料で$500払うなら、優秀なティーティングプロからショートゲームと、コースマネージメントを習うほうが得策でしょう。。。

Every Shot Must Have A Purpose





Annika Sorenstamのコーチ達による書です。ゴルフのメンタル面(耳と耳の間)を強化するためにものすごくためになる内容でした。今備える技術力を最大限に引き出して、スコアメイクする方法を紹介しています。(スコアが伸びないのは、技術や道具のせいではないことをまず認識すべき!)


ゴルファーの多くは、自分でコントロールできないことを気にしすぎていて、逆にコントロールできることに気がつかず、パフォーマンスを充分に発揮できていないそうです。それぞれ自分の想像を超えた潜在能力を備えているのですが、頭の中でブレーキがかかっていてなかなか本性を出せないでいると。


この本は、そのブレーキを取り除いて、無限の可能性を引き出すガイド書と言えそうです。