Pro V1は、市販の新品価格で1ダースで$50くらいする超高級品ですので、見向きもせず、手を出していませんでした。が、これをよい機会に練習場でショートゲームの練習に使ってみています。本当に$50に値する性能があるのかどうか、実験しています。
まず第一に、パットでの打感は悪くありません。ボールを選ぶときにこれは最優先チェック事項にしています。
当所では、経済性の面から1ダース$16 - $20くらいのボールを使っていました。たとえば、Top Flite D2 Soft Feelは、15個で$15.99と1個あたりのコストがほぼ$1で、パターなどの打感もよくお気に入り。最近は、1ダース購入すると、タオルがおまけでついてきたSrixonのSoft Feelも使っています。
こんな調子ですので、個人的に、プロが好んで使うPro V1は、単なる贅沢品決めつけて性能面を評価せずにずーと無視をしていました。コストは2, 3倍以上です。ボールを仮になくさないとしても、ショット毎に劣化しますので数週間、短ければ1ラウンドもすれば交換しないといけません。
が、チップショットやピッチショットで、今まで使っているSrixonのボールと比べて明らかな性能の違いを体験しました。やっぱり、開発費をかけて値段が高い理由はありそうです。つまり、投資価値はあるかも。
実験: Pro V1はビタッと止まる?
というわけで、簡単に実験しました。57°のサンド・ウェッジを使って、5ヤードくらいの範囲で軽くフェースを開いてスピンがかかりやすい打ち方で (カット軌道)、数球打ってみました。↓のような弾道です。ボールは、Pro V1 ($49.95) の中古 と Srixon Soft Feel ($19.95) の2種類です。
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課 |
カット軌道でスピンをかけるように打つと、Pro V1は、1バウンドしてからビタッと落下場所に止まるような挙動でした。もっと長い距離をうてば(つまりもっと大きなバックスィングをするショットなら)、落下点にそのまま停止しそうです。目で見た限りでは、最初の落下点から1フィート (30 cm)くらいに止まっていました。
それと比べて、Srixonのボール (2ピース構造) は、Pro V1のようにビタッと止まることは絶対になく、5ヤードキャリーしたら1ヤード (90 cm) くらいは転がっていました。
このことから、2つのボールは、同じ人が打ってもバックスピンのかかる量が段違いだと言えそうです。これが、1ダース$50の理由なのかもしれません。言い換えると、ヘッドスピードが遅いショットでも、適度なスピンを与えられる構造になっているのかと。
また、比較として8番アイアンや6番アイアンで転がすだけのチップショットを打ってみましたが、Srixonと同じくPro V1もよく転がりました。ウェッジでカットしたときのように、余計なスピンがかからず、コロコロ転がります。これも驚き。単にスピンがかかりやすいだけでなく、ショットの性質や目的に応じてスピンの調整が効きやすいのかも。Pro V1のような高いボールは多層構造になっているため、クラブヘッドの衝突速度に応じてスピンのかかり方が変わるようにできているのかな? ドライバーなど、ティーショットでの性能が、いまのボールと変わらなければ言う事なしですね。
次のラウンドから、もっとまじめに回収作業にはげみたいと思います。
またはAmazonなどで中古ボールを打っているのでそれもお買い得かも。3ダースで$69.99ということは、1ダースで$23.33なので、普通のボールを買うのと同じくらい。
バックスピンがかかりやすいということは、サイドスピンもかかりやすく、ボールの軌道、つまり左右の曲がりや、弾道の高さのコントロールもしやすいのかもしれません。それだったらいいなぁー。
ただ、私はアプローチ(150ヤードのアイアンショットから、チップショットまで)が目標からショートしがちなので、わざわざバックスピンをかけてボールを止める必要はないという噂もありますけど。
これからいろいろ試してみようと思います。
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