世界ゴルフ選手権1ラウンド目 片山晋呉選手の数値を分析 - How to shoot in the low 70s.

Firestone Country Club (米オハイオ州アクロンのファイアストーンCC、パー70)で、WGC Bridgestone Invitational (世界選手権シリーズのブリヂストン招待) が開かれています。


日本からは片山晋呉選手などが参加されていて、今日は1ラウンド目が終わったようです。4オーバーの74とやや出遅れてしまいました。


が、74という数字はアマチュアからしてみたら、魅力的な数字です。世界のトップ・プロにとって、74は「大たたき」かもしれません。が、ゴルファーの99.9%にとっては、「自己ベストスコア」になるでしょう。74 (4オーバー・パー) なんて数字を頻繁に出せたらうれしいでしょうねぇ。


具体的に、PGATour.comによると片山晋呉選手のstatsは、
  • ティーショットの平均距離: 291.0ヤード
  • 9 GIRs (2バーディ)
  • 4 セーブ (9ホール中) = 55%セーブ
  • 30パット (3パットが1回?)
  • フェアウェーキープ: 6ホール (43%, 14ホール中)
です。今年のMastersといい、飛距離がめっちゃ伸びましたねぇ。



平均291ヤードの飛距離を達成するには、相当のトレーニングを積む必要があるはずですが、彼らはプロフェッショナルのコースでプレーしています。Firestone CCは全長が7400ヤードありますが、ここをメンバーティーでプレーすると6454ヤードで、なんとかなりそうな長さになります。簡易計算をすると、par-3以外のホールでは1ホール辺り

( 7400 - 6454 ) ÷ 14ホール = 67.6 ヤード

短く打ってもよい計算で、平均して

291.0 - 67.6 = 223.4 ヤード

飛ばせばよいようです。あくまで簡易計算なのですが、これならアマチュアでもなんとかなるかもしれません。


パーオン率は50% (9 GIRs)でした。18ホールでは、だいたいPar-5とPar-3が4ホールづつ、計8ホールあります。また、Par-4も比較的短く設計されたホールがあるので、ショットの練習を積めば安定して8 ~ 10 GIRsをとっていける可能性がなきにしもあらず、かもしれません。



また、仮に9 GIRsでも、パーセーブ率が0%では、9オーバーになります(バーディがなかったら)。9オーバーという数字も魅力的ですが、4オーバーにするには、パーセーブ率は50%を超えたら楽なようですね。飛距離の差もそうですが、スコアを縮めるにはパーセーブ率を改善するために寄せとパットが重要。


  • 223ヤード飛ばして、(6450ヤードのコース)
  • 50%レギュレーション通りにグリーンに乗せて、
  • 50%パーセーブすれば、

4オーバーくらいのスコアになるのかな? 「33%レギュレーション通りに乗せて、33%セーブして、8オーバー」で充分に幸せですが、「3回に1回の割合」が、「2回に1回」になるといい感じですね。



ちなみに、

  • K.J. Choiは、273ヤード、10 GIRs、50%のパーセーブで5オーバー、
  • Rory Mcilroyは、313ヤード、7 GIRs、57%のパーセーブで5オーバー、
  • Tiger Woodsは、293.5ヤード、13 GIRs、80%のパーセーブで2アンダー

でした。


Woodsのように80%もセーブできたら、たとえ4 GIRsだったとしても、3オーバーの73
これは魅力的です!
ウェッジとパターの練習をもっとしないと。





来週のPGA Championshipに向けて、ぜひがんばってほしいですね。

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