スパニッシュベイ (Spanish Bay Golf Links) は、モントレー (Monterey) にあるペブルビーチリゾートコースの 1 つです。コースの名称通り、海沿いにつくられリンクススタイルのコースになります。野生の鹿もたくさん生息しています。
基本データ
- 設計者
- Robert Trent Jones, Jr., Tom Watson, Sandy Tatum
- コース長さ / コースレート / スロープレート
- blue: 6821 / 74.0 / 140
- yellow: 6422 / 72.1 / 136
- white: 6043 / 70.4 / 128
- red: 5332 / 72.7 / 128
- 通常料金 $300 (2017 年時点), メンバー価格 $165
- ウェブサイト
所管
- Scotland のリンクススタイルのコースです。太平洋沿いにコースが作られ、強風に煽られることもしばしば。
- フェアウェーが本場のリンクスのようにガチガチに固くはなく、基本的にはアメリカ式のパークランド型コースを、海沿いに設計した感じです。
- ティーショットを、見えるところに安定して打っていくか、アグレッシブに際どい地点を狙って打つ選択を迫られるホールがよくあります。僕はやはり前者を選択。
- 難しさでいうとやはり、Pebble Beachの方が手強い。さらにその上に、Spyglass が難しいでしょう。
- コースガイドをよく見ながら、どの地点にボールを運んで行けば良いかを決めていけば、他の Pebble Beach コースの中では比較的プレーしやすいコース(だと思う)。
- グリーンもピンの位置によっては、3 パット必須になったり、こぼれたりする地点があり、Pebble Beach と同じくグリーンのどの領域に落とすかを明確に決めないといけない。
- (2017年7月のラウンド) 2 年前よりもスィングが格段によくなっているし、コースも Pebble に比べて易しいと油断していたら、やらかしました。18 個のグリーンの形状をちゃんと把握していないのがとても痛かったです。
- 7 月は特別メンバー価格の $130。カートも含まれていましたが、歩くのに最適なコースなので歩いてプレーしました。
結果
丸 1 ヶ月ぶりのプレーになり、やはりグリーン周りのミスが目立ったのと、後半になるにつれてスィングへの集中力がかけたり、無意識にスィング中に体幹が動いたりと、サボりの効果が出てしまいました。ダブルボギーは出さないように前半は凌いだのですが、後半はスィングに微妙なズレが出て 5 ホールでダボ、残りの4ホールでパーとバーディという不甲斐ない結果でした。前半でもアプローチで引っ掛けるミスが数回あり、思うようにスコアメイクができていません。
- スコア: 42 + 46 = 88
- 30 パット (3パット無し, 最長 20 フィート)
- ダボ: 5 (#10, #12, #13, #14, #17)
- バーディー: 1 (#18)
良かった点としては、ティーショットでドローボールを打てるようになってきたことかと。3 番ホール、11 番ホールでは特に理想的な距離と曲げ具合が出せました。
ホール解説
ティーショットは 200-240 ヤード程度の、Par-5 は基本的に 3 打で届かせるのがスタンダードになる人向けです。7 番アイアンの有効距離が、140 ヤード。200 ヤードは直接狙う距離でなく、ロフトが18-21度くらいのクラブで近くに打って寄せワンを狙い、あわよくばグリーンに乗ればいい、といったレベルです。Hole 1 (Par-5, 495 ヤード)
ティーショットは、210-220ヤード程度で左バンカー手前。そこから 160 ヤード程度のレイアップ (フェアウェー左側) で、110 ヤード前後のアプローチが残ります。基本的にカットを打てばよさそう。
Hole 2 (Par-4, 300 ヤード)
long hitterはワンオンも狙えるかもしれない。フェアウェーバンカー手前、190 ヤード程度を打ち、アプローチに 105-115 ヤード程度の距離を残すようにする。右のバンカーを超えるには、210 ヤード程度のキャリーになります。
今回のラウンドでは右バンカーのちょうど目の前にティーショットを置けました。残り距離を 120 ヤードと読み、どうやら10ヤードは読み違えたようでした。丘の上からなんとかボギーをセーブ。この地点では、ヤーデージブックでは 105 ヤード、なぜ読み違えたのか謎?
Hole 3 (Par-4, 340 ヤード)
ドローボールが打てると便利なホール。210 ヤード打てばフェアウェーの際まで届き、残りが130ヤードも残らない程度になります。癖玉のフェードボールなら、4 つのバンカーの内の一番左(又はさらに左) を狙い、やはり210ヤードも打てば真正面にグリーンに向かって打てる。アプローチは、コースの傾斜から左へ引っ掛けたり、ドローになりやすい。
黄色ティーからの眺めです。4連バンカーの真ん中くらいから曲がるドローが理想。ストレートでも傾斜なりに左に曲がります。4 つ目のバンカーを超えるには、180 ヤードのキャリーが必要です。飛ぶ人はグリーン方向に向かって、寄せワンのバーディ狙いもありえます。
練習してきたドローを打ち、残り 96 ヤード。なぜかここから左にかなり引っ掛けてボギーにしてしまいました。こういう簡単なショットを打てなくなるのが、1 ヶ月ぶりのラウンド。
Hole 4 (Par-3, 176 ヤード)
グリーン右奥にマウンドがあり、ピンが左にあるときは、グリーン右側に外すと寄せにくいです。グリーン左側が安全。それか、単にショートした方が寄せやすい。
Hole 5 (Par-4, 411 ヤード)
グリーン手前は、false front (グリーンだけども、手前に転がり落ちてグリーンから溢れる) なので、しっかりキャリーで乗せないといけません。難しいグリーンです。
Hole 6 (Par-4, 390 ヤード)
Hole 7 (Par-4, 412 ヤード)
グリーン中央で段ができていて、左が低く、右が高いです。
7 番グリーンの右側からの眺めです。グリーンの左側が低く、右側が高くなっています。こうしてみると、アプローチも結構ピンポイントのコントロールが求められるコースです。グリーンのどこかに乗せて 2 パットが意外とやりにくい。
Hole 8 (Par-3, 152 ヤード)
もっとも海沿いに位置するグリーンです。気のせいか湿気のためボールが若干飛びにくい感があります。
Hole 9 (Par-4, 367 ヤード)
右側が OB です。フェードボールで安全にフェアウェーにおいて、アプローチはグリーンセンターがベスト。
グリーンの左サイドからの眺めです。グリーンの左右がくびれており、グリーンに止めるのがけっこう大変です。
Hole 10 (Par-5, 477 ヤード)
短い Par-5。距離が出る人は、2 オンできます。
グリーンの形状が、7 番グリーンと同じく、左が低く、右が高いです。さらにこの段はグリーン奥に向かって傾斜しており、ちょっとでも大きく打つと奥のバンカーに入ります。ピンがグリーン左側のときは、左側からストレートかフェードを打つ必要があります。
Hole 11 (Par-4, 353 ヤード)
写真、ヤーデージブックよりもフェアウェーは広いです。フェアウェーウッドやハイブリッドでバンカー右側において、ショートアイアンのアプローチがセオリー。グリーンは、false front があるので、グリーンセンターまでしっかりキャリーするクラブで打つ必要があります。
Hole 12 (Par-4, 421 ヤード)
左フェアウェーバンカーの右あたりが狙い目。そこからロングアイアンなどのアプローチでグリーンを狙います。グリーン手前は谷になっているので、キャリーできそうにないときは、100 ヤード程度手前にレイアップするのがよいです。
Hole 13 (Par-3, 119 ヤード)
ピンが手前のときはグリーンセンターあたりが狙い目。バンカーに入れると、グリーンが小さく、傾斜もあるため止めにくい。短いながらもグリーンに乗せないととたんに難しくなるホールです。
Hole 14 (Par-5, 546 ヤード)
向かい風になることが多く、3 打が必要になる Par-5。3 打目は無理せずにフェアウェーバンカーの手前に置いておくくらいでいい感じ。グリーン自体は他のホールに比べて難しくないので、グリーン中央を狙ってゆけば 2 パットは楽です。
Hole 15 (Par-4, 372 ヤード)
ティーショットは、フェアウェーバンカーの左へ置く。バンカーをキャリーするには、220 ヤードで充分です。グリーン右側はすぐにハザードになるので注意。
Hole 16 (Par-3, 191 ヤード)
グリーン中央が、Ridge (丘) になっており、実質グリーンが 2 つに別れています。素直にピンデッドに、充分に大きめのクラブで打って行けばよいホールです。
Hole 17 (Par-4, 376 ヤード)
15番ホールと似た形ですが、グリーンの難しさが全然違います。15 番のようにグリーン周りにバンカーはありませんが、左に外すと傾斜が海に向かっているため、寄せるのがとても難しくなりボギーが確定します。グリーン右側は、15 番と同じくハザードなので右に外すのはもっと致命傷になります。ティーショットをできるだけフェアウェーバンカーの脇において、ショート〜ミドルアイアンでアプローチをしたいホールです。向かい風になることが多いホールです。
Hole 18 (Par-5, 524 ヤード)
最後は Par-5 です。ティーショットは右目へ(フェアウェーは見た目より広い)、2 打目は傾斜で左へ転がるのでフェアウェーの右半部を狙って残りが 100-120ヤード程度になるように運び、最後はピンデッドに狙います。グリーンは、Par-5 らしいめんどくさい傾斜があるので要注意です。
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