3月に家ごもりがはじまり、室内で自分のスィングをスローモーションで撮影してみると
- トップでクラブがクロスし
- 切り返しで、状態が外から回転して over-the-top な動きになり
- インパクトでクラブをフリップしている
という、とても悪い癖が元に戻っていました。
3~5月はまったく実際のボールは打てなかったのですが、
- トップでクラブシャフトが、ターゲットと並行またはややオープンになる
- 切り返し後に、クラブを shallow-out するようにスィングする
にはどうしたらよいかということを目標にいろいろなスィング動画を見てみました。
この 2 つの動画が秀逸です。
6月から外での練習を再開し、ラウンドもするようになりましたが、アイアンの距離が昨年よりも 1 番手は伸び、ドライバーの打ち上げ角度も 2-3 度は低くなったおかげで距離も伸び、Par-4 のアプローチをショートアイアンやウェッジで打てる機会が増えました。
30 分と 18 分という長い動画ですが、何度も繰り返し見る価値があります。
一つ目がこれ: 「クラブをシャローに打つには?」というテーマ:
Golf swing “Tipping” the shaft of shallow the shaft
Malaska Golf // Full Swing
要点としては
- 切り返し後、クラブをシャロー (shallow out) しようという動作をすると逆にクラブが遅れて、補正動作をしたり、上体や肩が先に回ってしまって、逆にクラブが立ってしまう (steep)。
- 体で感じている動作と、実際に外から(カメラで撮影したり、誰かが観察した) 自分の動きは全然違う。
- 切り返し後は、肩を回さず、クラブを体の右側に重力を利用して落とす。その状態から、左の尻を引くことで下半身を回転させる (clearing the hips)。クラブシャフトが地面と並行にしか回らず、ボールに当たらないないのではないか?と思うかもしれないが、重力と勢い (momentum) でクラブフェースがボールに当たる。
- 体は、尻を前後に直線に動かす剪断力 (shearing force) で、回転する。回転は結果。原因は直線運動。
ということなのですが、言葉だけで説明するのは難しいので、ぜひ見てください。ゴルフスィングが、尻の回転運動でなく直線運動ででき、何よりも棒切れを振るスィングがとてもシンプルな運動として理解できます。
2 つ目の動画が、↑と関連していかにして "clearning hip" をするか、尻の直線運動を、体の回転運動に変えるかという説明です。
Hip Movement and Straight Line Forces with Eric Cogorno
正しいスィングをすると、切り返しからインパクトにかけて、左の尻をボールから離れる方向に押し返します。スィング運動は、意思的に腰を回すよりも、左右の尻を前後に動かすことで、自然に回ってしまっているのが正しいのだと思います。
1 つめの動画で説明しているクラブを右側に落として、そのまま体を回転させるという動作と、2 つめの動画のそもそも体を回転をさせる尻の動作を練習することでスィングが全く変わります。
恐らくゴルフスィングだけでなく、野球やホッケーなど、棒を振る系のスポーツの動作に共通して使える技術なのではないでしょうか?
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