Par-5のスコアをまとめるための一考察

ちょっと時間をみつけてコソコソ練習です。課題はPar-5を楽に攻略するにはどうすればよいか。Par-5は冷静に考えてみれば、Par-4ほど飛ばす必要がないホールです。勿論中には600ヤード近いホールもありますが、それはおいておいて。Par-4が大体400ヤードくらい、Par-5が480-540ヤードくらいとしましょう。レギュレーション通りにグリーンに到達するなら、それぞれの平均飛距離は、
  • Par-4: 200ヤード
  • Par-5: 160 - 180ヤード
となります。550ヤードあったとしても、1回あたりに200ヤードも飛ばさなくていいわけです。落下点(次打が易しく打てる場所とか、グリーン・旗との位置関係)さえミスをしなければ、Par-5ではドライバーを使わなくてもいいかな、と考えています。


無論、Par-5を2オンすることには全く興味がありませんし、それは無謀、非現実的な望みといえます。なぜなら、距離の短いPar-4で2オンしないのに、なぜpar-5で突然それが可能になるのかが考えられないからです。


勿論、2打目がグリーンの脇によって、バーディチャンスを作れるようになる確率は上がるかもしれませんが、、少なくともハンディキャップが2桁あるうちはそのような飛距離は要求されない。バーディを1個とるくらいなら、ダブルボギーを2つ減らす方がスコアはよくなりますし、簡単でしょう。



7番ホール (486ヤード)


右から左へのドッグレッグ。一応、"Reachable Par-5", 2オン可能なホールとされています。確かに、レギュラーティ(黒)から235-240ヤード程打ってコーナーを抜け、次を215-220くらい打てれば乗ります。


このホールはドッグレッグの内側コーナーに大きな木々がそびえたつため、第一打目である程度距離を出さないと2打目は50ヤード程を転がすだけになってしまいます。なので、距離がでない私はティーショットはわざと右ラフに向かって曲げて、なるべく2打目がまっすぐ打てるようにします。このラフは浅いので打ちやすい。


今回は3番ウッドで205ヤード前後打ち、ぎりぎり大木が邪魔にならない位置につけられました。その後は、5番アイアン、ピッチング・ウェッジとつないで、難なく5つでホールアウト。

短いPar-5は、最終判断はコースに依りますが、ウッド(ハイブリッド) - > 5,6番アイアン -> PW-8番アイアンでいけるかと。 





16番ホール (490ヤード)

16番ホールは距離は490ヤードですが、全体にアップヒルになっており、実質は520-540あるようなホールです。とくにグリーンは砲台になっており、2番手くらいは上げる必要があります。


ここはいつもなにかと苦労をします。1打目は右ラフに曲げるのはNG。2打目は右に打ちすぎると木立が邪魔でアプローチが激ムズです。グリーンも見かけ以上に傾斜が激しいので、グリーンマネージメントも重要。


このホールはティーショットの距離によって、次打の視界が制限されることはないので、ここは19°のハイブリッドでスタート。これが200ヤードは飛びました。おそらく、ボールを置く位置が最適化されてきたことと、腰をできるだけ回転軸周りに回転させようとしていることが起因しているのではないかと思います。その後はまた同じハイブリッドと、50°のウェッジでかなり久しぶりに3つでグリーンにたどり着きました。これまでは「かなりたまたま」ドライバーが上手く打てたとか偶然に左右されていましたが、ハイブリッドまたはフェアウェーウッドによるティーショットはいいかもしれません。実は、この16番ホールのティーショットは、落下点で判断する限り、これまでのドライバーショットよりも10ヤード近くは遠くに飛んでいました。


このホールは砲台グリーンのため、アプローチをなるべく100-120ヤードくらいにしたいと思ったのと、視界の問題があるために、2打目もハイブリッドにしました。が、もうちょっと易しいPar-5(もしくは450ヤードくらいあるPar-4) なら、2打目は5番アイアンくらいで無理なく駒を進めるほうが堅実かもしれません。また、このハイブリッドの飛距離はあてにはならないので (つまり毎回こんなに飛ばない)、平均値をとるなら3番ウッドの方が賢いかもな。



しばらくドライバーはバッグの飾りとして入れておいて、それ以外のクラブを駆使してレベルアップ図ってみたいです。それか、Titleist 975Dのような小さいヘッドのドライバーをフィッティングしてみるのも面白いかも。やっぱ巨大ヘッドは本気では好きになれません。

ヒップターン矯正法が不完全な原因を発見: 頭は不動

このサイトは元来「コースマネージメント、メンタルマネージメント」を追求してスコアをよくすることを主眼においております。が、ボールは前に飛ばないとゲームになりません。シャンク病が怖くてはゴルフはできませぬので、最近はスィングを改善することに関心が向いています。ご了承ください。


課題
  • シャンク病は直り、副産物としてボールが以前よりも飛ぶようになりました。
  • しかしながら、ショットをダフることが多く、大体10-15%くらいのフルショットを激しくダフっています。これはティーショットでは致命的。まだまだ安心してコースマネージメントに専念できにくい。
  • このダフる問題を解決したい、せめて失敗を少なくしたい。

Mickelsonのショットを眺めて発見したこと


Mickelsonのショットを YouTubeでみていて発見したことがあります。それはクラブヘッドがボールにあたる瞬間に、彼の左足は(自分がイメージしている程)動いていない、彼の左足踵は地面にひっついているということです。以前のエントリーでは, 右膝は押し込んだ方がいいかもと述べておりましたが、
実はさほど優先度は高くないのかもしれません。右膝のフットワーク等は原因と結果で考えると、単なる結果であり制御対象にならないのかもしれないということです。だから、注目する部分が間違っていたかもしれないと思いました。(シャンクを防ぐための根本的改善点である、ヒップターンでダウンスィングを開始することと、バックスィングの注意点は已然正しいはずです。)


というわけで、以前に撮ったスィングは右膝に限って言えば、さほど悪くないのかもしれない。腰も以前よりは回っているし。




本当に修正すべき点: 回転軸のブレ (excessive lateral motion)


非常に基本的な部分ができていないことが「ダフり」の原因になっています。いわゆる「頭を動かさない」に通ずるポイントだと思います。ダフりの補助的な原因はバックスィングの腕の高さが低いときにも発生するようですが、この回転軸の余分な移動が致命的なミスを発生させます。 


YouTubeでPGAツアープロのスィングを眺めていてわかったのは、彼らは独特の(uniqueな)スィングをしていますが、基本的なことは共通しています。例えば、

  • ダウンスィングを開始した後わずかだけ、ターゲット方向に向かって体がスライドする (lateral motion)。これはほんのごくわずかの時間です。Tiger Woodsはスライドすると同時に下方向にも沈み込む。彼がなぜそうするのかは、不明。

  • そのlateral motionが終わった後は球を打ち抜いてフィニッシュに到るまで頭の位置(回転軸)は不動。

という2点です。要は腰をまわすときに回転軸を一定位置に保つことに他なりません。頭を動かさないというのはゴルフスィングの基本中の基本事項ですが、これができておりません。それにより、どういう問題が私のスィングに発生しているかというと、次のようなことです。

  • ダウンスィング中にlagがうまくつくれなくて、クラブのリリースが早すぎる。酷くなると、クラブがあまりに早く地面にあたりダフる原因となる。

    • これは推測でしかないのですが、lagをうまくつくるには意識して肘を曲げたりするものではなくして、1) ヒップターンでダウンスィングを開始すること 2) 頭(回転軸)を過度に平行移動させないこと ができれば自然に可能になるのではないかと考えています。名手といわれるBen HoganやJack Nicklausの著書を穴があくまで読みましたが、彼らはlagという言葉もつかっていないし、それに関係するような事柄について言及もしていませんでした。
    • 言い換えると、lagは作ろうとして作るものではなく、自然と発生してしまう産物なのではないかという仮説が自分の中でできています。 

  • クラブのリリースが早くなりすぎると、インパクトの時点でのクラブのロフトが実際の角度よりも大きくなり、7番アイアンで打っているのが9番アイアンと同じロフトになってしまう。つまり実際に2番手程距離が落ちる。

    • これがアマチュアが距離を出せない最大の原因、なのではないかなと思います。力(power)がないのではなく、単に打ち方が悪い。これは道具がいくら進化しても飛距離アップにつながらんのではないかと。。。
    • 逆にツアープロは、7番アイアンを正しく打ち込むために実際にロフトが立つことになり、7番で6,5番アイアン並みに飛ばせます。


以下はちょうど説明したいことに丁度合致した動画があったので拝借しました。リンク先は、この記事の末尾にあります。Padraig Harringtonのスィングですが、私の課題は彼(彼ら)のように回転軸を過度にぶれないように抑制できるようになることです。


Padraig Harrington



このコマ(↑)から(正確にはtop of the swingから)、次のコマ(↓)に移る間にわずかに体が平行移動しているように見えます。これはどのPGA選手にも共通。



(↑) インパクト付近です。ご覧のように体の位置、頭の位置は不動。頭はボールの後ろに維持されています。回転軸を抑制というよりも、頭をボールの後ろに維持するように腰を回転させるとよいのかもしれません。



で、自分はどうかというと、
(↑) バックスィングが完了、ダウンスィング開始。ここまではよしとします。強いて言えば、この移行 (transition)がスムーズでなく、一瞬時間が止まったように停止しているのが嫌い。


(↑) ここですでに体がかなりスライドしてしまっている。しかしながら、上くらいまでは許容範囲かもしれない。この時点から頭がスライドしなければよいのかもしれません。


問題はこのコマ(↑)くらいから。まだ体の平行移動 (lateral motion)が停止していません。動画でみると一層分かり易いのですが、どんどん体が流れています。この時点で手首のひねりが解けてしまっている。これは致命傷。同時に、頭がボールよりも前に出てしまってきている。体を前に出すよりも、頭をボールの後ろに維持しながら(回転軸を固定しながら)回転させなくてはならない。


これらは結果ででしかないが、すでに左腕とクラブが一直線にならんでいる。これは本来、球を打ち抜いた後におこらなくてはならない。また、腰はもっと左側にあるべきだ。これはたまたまこうなったのではなく、「毎回」この種のスィングをしているのであります。そりゃよくダフるわけです。


(↑)そして、インパクト。ご覧のように、余計な平行移動 → お粗末なlag → かなり余計なロフトが加わり、ダウンブローどころか、アッパーブローになっている。確かこれは8番アイアンを打っているのだが、実際はPW程度の飛距離でしかない。


これがインパクト後。この時点で初めてクラブと左腕が一直線になるはず。


今後は、頭をいかに動かさないでショットをするかを探るのが課題です。どうやらかなり意識をして尚かつスローモーションでなら、頭を残しながら、ヒップターン手動のスィングができる模様。これをビデオで確認しながら定着させていくしかないかな。根本的に注目する点が間違っていればそれまででございますが。。


参考にしたビデオ


Padraig Harringtonのショット:



Phil Mickelsonのショット:

San Jose Muni. でラウンド. 90が切れないのはボール打つ技術のせいではない.


ラウンドしてきました。今年は本業の都合上、コースに出るのは月1回程度に限られる可能性が濃厚であり、今月はこれだけかもしれませぬ。が、練習については通り道に施設があることもあり、割といける見込み。ウェッジもシャンクしなかったし、シャンク病は直ったと思われます。あとは、意識しないでヒップターンができるかどうかですかな? けなす前に、一点褒めておくと、冬先に110近辺だったスコアが90にまで下がってきたのは、素直に喜べます。90前半だったらいいだろうと、思っていたのでスコアは上出来。が、判断がまずい局面が目立ちました。

San Jose Municipal GC (70.0/117)

Hole123456789OUT
White
478
389
380
130
349
362
159
403
513
3127
Par5
4
4
3
4
4
3
4
5
36
Score6
4
4
4
5
4
4
6
5
42
Putt2
1
1
2
2
1
2
2
1
14
+/- Boggy0
-1
-1
0
0
-1
0
+1
-1
-3
100ヤード圏内
3
2
2
3
3
2
3
4
3
25 (平均2.66)
Hole1011
12
13
14
15
16
17
18
INTOTAL
White
357
515
144
381
353
405
359
165
498
3177
6304
Par4
5
3
4
4
4
4
3
5
3672
Score7
7
4
5
5
6
4
3
7
48
90
Putt2
2
2
22
2
21
2
17
31
+/- Boggy+2
+1
0
0
0
+1
-1
-1
+1
+3
0
100ヤード圏内
4
3
3
3
3
3
2
2
4
27 (平均3.00)
52 (平均2.88)




総括
  • GIRs = 1 (16番ホールのみ)

  • 平均飛距離 = 157ヤード (ティーショット. 3-wood x 6, driver x 8)
    • ティーショットをどダフりして失敗 = 3/6回 (3-wood)
    • ティーショットをカスあたりして失敗 = 3/8回 (driver)
      • ティーショットの半分 (7回) は1ストロークに値しかねないミス

  • パット数 = 31.
    • 3パットなし (これはいい)
    • 50 cmのパットを外す (8番ホール)
    • 1.2m のパットを外す (12番ホール, 狙って入る距離ではないのは事実であるが)
      • というわけでパットもまだまだ改善の余地あり。

  • 100ヤード以内のストローク数 = 2.88 [ストローク/ホール]
    • 前半 = 2.66
    • 後半 = 3.00 (パットが入っていないのと、寄せが悪い)

  • Up-and-down = 5/17回成功 (=30%)
    • 18ホール中, Par は6個 (つまりボギー基準で -6)
      • Par-4 で5個
      • Par-5 で1個
      • Front-9 で 4個
      • Back-9 で 2個
    • double = 4 (Par-5 x 2, Par-4 x 2)
      • 3-woodをどダフりしたのが3回
      • ドライバーを曲げたのが1回
    • triple = 1 (Par-4)
      • 3-woodでどダフり, その後のマネージメントにも問題



一言言い訳 - うちの脳内マネージメント陣は総辞職せんと


シャンク病完治間近か!? @ Coyote Creek (Valley) のエントリーで以下のように豪語していました:


飛距離が伸びたため、500ヤード弱のPar-5はハイブリッドでティーショット、残りはまたハイブリッドか、5, 6番アイアン、アプローチは8番アイアン〜PWで3オンを狙うことが十分可能ということを学習。


と立派なことを言っていました。今回はレギュラーティーなのでPar-5は500ヤード以内。しかもコースに高低差は特になく平らです。にもかかわらず、一度も上の戦略を試していなかった。9番ホールこそ、3-wood を珍しくフェアウェーから打って (つまり1,2打目を3-woodでつないで) 若干お馬鹿な攻めでしたが5つであがれました。それ以外のPar-5ではティーショットをドライバーか3-woodで失敗、ダボで終わっています。


後半は特にボールを打つ技術うんちくよりも、コースマネージメントが悪かったです。ウッドを使い過ぎました。ハイブリッドをもっと活用すべきでした。こちらの方は飛距離はでませんが、より確実に距離を稼げます。次回こそ、「500ヤード以内のPar-5は(3つで届かんでもいいから)ハイブリッドで打ってみる」ですな。


技術的に修正すべきなのは、スィング変更中に学習したことですが、バックスィングの腕のあげ方が低いとボールの手前を激しくダフる傾向にあるもようです。あくまでも正しいバックスィングの右腕は、「ピザ皿を右肘を直角に曲げてもち、手の平は天を仰いでいる状態」が(自分にとって)正しい。それか、無意識にボールに当てようと、手打ち気味になっている場合か、のどちらかです。

Bionic Glovesがダウンスィングを「ヒップローテーション」で開始することを強調している

Bionic Gloveのポッドキャストです。たまにはいいこといっています。「ヒップローテーショーン」の重要性を終始強調してます。これは一見の価値ありかと。

(Bionic GloveのYouTube動画)








まだまだヒップローテーションを正しく再現できませぬ


左はドライバーの素振りで、インパクト付近の写真です (3-10-2008撮影)。1ヶ月前よりは驚く程、改善がみられ、右膝の押し込み、右肘の位置、身体の開き具合など、現時点での理想的な条件に達しています。いまは、これの再現性を高めることを課題にしています。













しかしながら、いざ球を打つとなると、とたんに「手打ちスィング」に逆戻り。とくに長いクラブになると、ボールを捉える意識が強くなるせいか、素振りと大きくかけはなれてしまう。困ったものだ。


足元がおろそかです。











しかし、嬉しい事に1ヶ月前のスィングよりはどちらもまし。次の写真は5番アイアンを打った瞬間ですが(2008年2月3日撮影)、過去のスィングの典型的な特徴をとらえています。実は、ゴルフを始めてからシャンク病の原因に気がつく今年1月まで、ずーーーーーーと、このスィングでした。従いまして、スィングが正常に治ったというよりもむしろ進歩した、と結論しています。




インパクトの地点に変化あり (toe側で打てるようになった)



ドライバーで5,6個打ったあとのインパクトテープを映したものです。ヒール、トゥ、センターに大体分散されたかと。


以前は、どんなに極端に構えてもトゥ側にヒットしなかったのが、できるようになっています。久しぶりにドライバーを打ったせいか、かなり打球があっちこっちに飛びました。





再び90を切るまでは、3-woodのみでプレーするだな。

ドライバーの芯でボールをとらえるためのセットアップ -- 幾何学的アプローチ(2)

ティーアップしたボールをヒールで打たないためのボールのセットの仕方 - 幾何学的アプローチ(2008年2月3日) http://breaking70.blogspot.com/2008/02/blog-post_6305.htmlのエントリーでは、スィングを変える(ヒップターン主導に)こと以外に、ティーアップの仕方も注意した方がよいと提案しました。



Golf Digestに出ているプロフェッショナルのスィングの記事でSteve Flesch (http://en.wikipedia.org/wiki/Steve_Flesch)の写真がありました。残念ながら、私は彼のことは全くしりませんでしたが、彼のドライバーのセットアップをみて、「これはまさに、先日書いた記事と同じではないかぁ」と気がついたので引用してみました(正確にはスクリーンショットで)。




セットアップです。ご覧のように、ボールはクラブヘッドのトゥ(toe)寄りにセットされています。




















こちらがインパクトの写真。美しくセンターで捉えています。同時に、クラブヘッドは地面よりも上空を通過しています。


また、ヒップラインはターゲットよりも45°くらい開いている一方で、肩のラインはターゲットと平行になっています。左肘も左腰付近にあり、理想的。もちろんこれらは、Ben HoganのいうChain Reactionの結果であり、正しいセットアップ、バックアップが完了して、「ヒップローテーション」によりダウンスィングを開始していることの結果(product) です。

(番外編) シャンクを直すのに役に立たなかった方法: 鉛テープによる調整

かれこれ1ヶ月は前の実験の話です。

トム・ウィション著の「完璧ゴルフクラブの選び方」(The Search for the Perfect Golf Clubs)の最後のあたりに、「ボールがヒールにあたるのを鉛テープで調整する方法」というのがあったので、ひょっとして治療を助けるかな、と期待を込めて実験しました。コストは鉛テープが$6.50、ボールが$10, インパクトテープが$9でした。


結論から先に述べると、私のシャンク病を直すのには効果がありませんでした。逆にクラブのスィングウェイトが重くなりすぎたりして、身体を痛めます。


追記 (3-2-2008)
この鉛を貼る方法はシャンく治療には役に立たないという結論ですが、正しいスィングをしているにもかかわらずヒールよりにボールが当るという状況を改善するには、役立つかもしれません (つまりそれがクラブのスィングウェイトを調整するという理にかなっているから)。。。シャンク病が数ヶ月治らなければ、やはりスィングをゼロから直すのが吉かと。


実験は次のように行いました。
  1. 3番ウッド (Titleist 904F2, D3), 9番アイアン (Nike Slingshot, D1) を使用
  2. 鉛テープ (lead tape) を1cm x 10cmに切る。このテープをクラブに貼付けるとスィングウェイトのスコアが1つ増す。例えば、D1 が D2 になるとか。
  3. インパクトテープをクラブフェースに貼る。
  4. 鉛テープを貼付けない状態のクラブで5球くらいボールを打つ。
  5. 次に、鉛テープを1枚貼る。
  6. 同様に5球打ち、インパクトテープを張り替える。
  7. 5と6を繰り返す。

以下は結果です。

3番ウッド


上から順に、鉛無し, +1ポイント, +2ポイント, +2.5ポイント, +3.0ポイントとなっています。スィングウェイトを重くする事で序所に打点の平均位置がクラブフェースの中心に移動していますが、打点の安定性を考慮すると、劇的な改善には程遠い。

また、スィングウェイトが+3ポイントされるとD6になるわけですから、ヘッドスピードは出ないし、身体にはよくないしで、解決策としてはNGです。












9番アイアン

9番アイアンも同様に、上から1)オリジナル、2)+1ポイント, 3)+2ポイント (一番したのテープは+2とオリジナルが混じったものなので無視してください)。

こちらも3番ウッドと同じく、インパクトが真ん中に移動はしています。が、打っていてヘッドスピードが上がらないし、打球も弱いし、全く持って解決になりませんでした。

怪我をするだけかなと。













総括として、シャンク症候群の治療には、現在調整されたクラブには問題はなく、スィング自体の改善がキーとなりました。それでもクラブはゴルフショップで売られているものをそのまま買うのでなく、必ず調整して注文することをお薦めします。ライ角、ソール角、シャフト長さ、材質、キックポイント、重量、フレックス、ロフト角、グリップなどなど、調整するパラメ-タ-は20項目くらいはあるそうです(「完璧ゴルフクラブの選び方」によると)。


80を切ったら (尚かつ就職してある程度時間が経ったら = 数年後?) 完璧にカスタムフィットされたアイアンに変えたいです。KZG (www.kzg.com)とかいいかなと。