レッスンプロから教わったことや、偉大なプレーヤーの文献や写真から考えると、クラブヘッドがボールに当たる瞬間(インパクト)では、クラブヘッドが手よりも前に出ることがない。
逆に言えば、両手は必ずクラブヘッドよりも前、ターゲット寄りになる。
実はこれって、パターを打つときも、サンドウェッジでチッピングするときも、50ヤードくらいのハーフスィングでも、フルスィングでも、インパクト時の手とクラブヘッドの関係は同じ。さらに細かく言えば、インパクトでは、左手首は平らになり、右手首は若干折れます。逆に右手首が平らになると、「すくい打ち」になりかねません。
自分の頭の中では、バックスィング中に曲げた手首の形を崩さないように意識してスィングするといい感じです。これは実は、パットやチップでは、"hinge & hold method"というPhil MickelsonのDVDで見たテクニック。フルスィングは、チッピングの延長線にある動作だと思うので、同じテクニックを使ったほうが、ゴルフスィングがシンプルになり、再現性も高まりますよね。
インパクトで左手首が平らになるように意識して打つと、自然と頭がボールよりも後ろ (stay behind the ball) になります。逆に、頭をボールの後ろに残すように体を回転させないと、どうしてもインパクトですくい打ちをするような手首の動きになってしまいます。理由はよくわかりませんが、人間の骨格のせいかもしれませんね。
パットでも、ボールが芯に当たらないときは、頭が動いてることが多く、同時に、左手首が折れていることが多い。
10ヤードのチッピングでも然り、40ヤードのチッピングも然り、ドライバーも然り。
随分と前、シャンクを直していたころに、体のねじりや、ダウンスィング中に強制的に腕や肩を動かして、理想的なインパクトを作ろうとしていました。何かしらの秘伝の動作が存在すると思っていましたが、そんなものは無いようですね。。。最近それがようやくわかってきたかも。
2008年の当時は「切り返しの方法」や、「ダウンスィング中の右肘の動き」などに、何か秘密があるに違いないと信じていましたが、今になって思えば、けっこう的外れ。それが理由で一度直ったと思ったシャンクが、2009年まで治らなかったのでしょう。
まとめとして、正しいインパクトでボールを打つには、
- 正しく構える
- 正しくスィングを始動する
- インパクトで左手首は平ら(フラット) + 頭はボールの後ろで動かさない
で、1ヤードのパットでも、250ヤードのドライブでも原則は同じ。
「全ては正しいインパクトのために」のブログで書いたことが、3年近く経った今になって少しずつわかったきたみたいです。
参考文献:
Bobby Clampett著、"The Impact Zone: Mastering Golf's Moment of Truth"
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