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シャンク矯正のミッシングリンク!? - E. Els, H. Penickの教えに基づくダウンスィングの開始方法 (右肘と体重移動について)

最近、Ernie Els著 "How to build a CLASSIC GOLF SWING"を読みました。その中で、"Magic Move" (秘伝の動き?) という説明があったのですが、これがこれまで抱えていた疑問を解く糸口になるかもしれません。


今から約3ヶ月前、シャンク病を直す方法を発見して、およそ以下のような項目に着目、記事に書いてきました. 自分の中ではシャンクは直すというよりは、正しいスィングに修正して次のレベルに進化するというスタンスですが、要は以下が自分にとっての「シャンク治療法」です:

  1. グリップ (極端なウィークグリップだった)

  2. セットアップ

  3. バックスィング (特に、右前腕と背骨の角度、腕の高さ, これはBen Hoganの言うところのthe first part of the swing)

    [transition, 切り返し]


  4. ヒップローテーション手動によるダウンスィングの開始 + 右肘が体のすぐ傍を運動するようにする (同じく、Hoganのいうthe second part of the swing)


スィングについての個人的な理解を図にすると次のようになります。私のリファレンス・モデルはBen Hoganであり、スィングの参考書として一番に参照するのは彼の著書"Five Lessons"であるため、ほぼ同じものではありますが。。。

いろいろとYouTubeの動画や自分の動画を眺めて、第一に必要だと感じたのは次のことです。

ヒップローテーションでダウンスィングを開始して、右肘が右腰に返ってくるようにする(Tom Watsonの言う"The Return of the Right Elbow", 恐らく当時流行の"The Return of the Jedi"にちなんだのではないかと..., Harvey Penick, Jack Nicklaus等も同じ点を指摘)


しかしながら、どうしても、上に挙げたステップ3と4の間にあるステップ3.5 "transition, 切り返し"が謎でした。


どうしたらスムーズに (自然に) バックスィング(トップ)から、ヒップを回し、腕が手を、手がクラブをリードして振り抜くことができるのかが、わかりませぬ。いわゆる"lag"を作るというやつです。いくら腰を意識的にまわしてもインパクトで手が反り返り、余計なロフトをつくり、ヘッドスピードも落ちています。


ゴルフの解説者は、"彼はlagを作るのが上手い"とかなんとかよくTVで言っていますが、意図的につくったり、意識して肘とクラブの角度を直角に保ったりしているとはどうも考えにくいのでした。言い換えると、「何かの動きの影響で自然にlagができてしまっている」のではないかということです。


ここで、Elsの本 (および彼が本の中で言及しているHarvey PenickのLittle Red Book) がその疑問を解決してくれたかもしれません。切り返しを理想的に行うには、トップの右肘を素直に体の右側に下げる、ということだそうです。そうすると、自然にchain actionによって体重が左足に移動し、左腕とクラブのなす角度が90度より更に大きくなり、120度くらいになります。Phil Mickelsonは145度くらいに達するとか。


以下、僭越ながらbefore/afterの写真を撮ってみました。左は意識的に腰をまわしてフルスィングをしているところ、右は「トップで右肘を真下に下した」ときのフルスィングです。明らかに、右の写真の方がlagがトップ時の90度よりも大きくなっています。また、自然に体重が左に移動しています。
但し、この"after"のスィングは体に動作を覚えさせること&確実な再現性のため、かなりスローモーションで打っています。実際打つくらいの速さで再現すると、まだまだ左のようなスィングになります。


インパクト前後の写真を比べてみました。クラブの動きは残像になっているので正確に緑線を引けていないかもしれませんが、それでも両者の違いは明らかかと。これで正しくスクウェアにヘッドがボールにあたっていればいいのですが。。。

↑図の右側のクラブの位置は怪しいですが、ある程度手がクラブをリードしていると期待.. ついでながら、頭が若干ターゲットとは後方に移動しています. これを以前は意図的に頭を後ろに下げようとしていました. だからダフることが多かったのかも.



Harvey Penickの"Little Red Book" 96ページ, "The Magic Move"には以下のように記してあります。

"to start your downswing, let your weight shift to your left foot while bringing your right elbow back down to your body.
This is one move, not two.

Practice this move again and again. You don't need a golf club to do it.
(中略)


But when you learn the left foot-right elbow move I have described above, you will hit the ball as if it is magic.
"


Ernie Els は、"How to build a CLASSIC GOLF SWING"の41ページでダウンスィングの開始方法を次のように説明しています。

"just think "right elbow down to right side".

(中略)

As you do this, sense that there's a subtle shifting of your weight towards your left side."




少なくともこれで、「バックスィング」と「正しいインパクトポジション」を繋ぐ秘訣、ミッシングリンクがわかったような気がします。



今朝のBionic Gloves (http://www.bionicgloves.com/)の最新podcastで"The Elbows Role in the Golf Swing"という題目で、言い方は違えど同じことを指摘しています。このpodcastはよくできていると思います。





  • Ernie Els, "How to build a CLASSIC golf swing"
  • Ben Hogan, "Five Lessons"
  • Harvey Penick, "Little Red Book"
  • Harvey Penick, "Little Green Book"
  • Tom Wishon, "The Search for the Perfect Golf Club"
  • Jack Nicklaus, "Golf My Way"
  • Tom Watson, "Getting Up and Down"

コメント

患者 さんのコメント…
これって、やってみたのですけど、クラブのリリースが遅くなって、全然真っすぐ飛ばないし、プッシュやスライスばかり出ます。。。難しいですね。
Sei Higuchi さんの投稿…
実はこのエントリーのスィングはおすすめできません。この”magic move"はよいスィングの結果であって、原因/きっかけではなく、単なるプロのスィングのコピーをしているにすぎません。"Swing Position"を真似しているだけになり、意味なし、効果無し、です。。。orz


僕もこの方法で(去年の4-5月ごろ)練習していましたが、おっしゃるように、プッシュ、ダフり、ちょろ、フックなど、ぜんぜんいけてませんでした。


結局、再現性の高いスィングをするには、最近のエントリーの「スィングの始動を練習する」方が、即効性および永続性がありそうです。


この第200回目の記事 がシャンクおよび、スライスの修正にも有効です。

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☆ 追記 (2009年5月) ☆

実はシャンクを直すのは、(1) グリップ、(2) セットアップ を修正した後に、スィングの始動を直すとよいかもしれません。
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この元々の記事で書いている「バックスィングの形」は単なるスィングポジションを真似しているだけであり、言い換えると「他人の容姿にあこがれて、真似をしている」類いのことにすぎないかもしれません。


私がシャンク病を患っていたとき、または今でもスィングの調子が悪かったり、ミスの傾向がバラバラだったりするときは、極端な「インサイドアウト」の軌道が原因のようです。

それをジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus)が「スィングで最も重要な部分」と指摘するように、「スィングの始動」を修正してやれば、驚く程シャンクが直り(+即効性が高い)、また飛距離と正確性も増すでしょう。


この結果としては、次のようなものです:
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個人的見解では、バックスィングを修正する前提条件として、
グリップアドレスが正しくできていることが必須です。



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From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課


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この方法で、短いチッピングから始めて、じょじょに距離を伸ばし、フルショットまで矯正練習をします。けっこういい感じで、クリーンヒット、安定した飛びをしてます。



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80を切るには、驚くような飛距離やプロがうち放つようなキレのよいアイアンショットよりも、地味な小技が必要不可欠。ボールが飛ばなくても80は切れますが、特にグリーン周り約30ヤード圏内のショートゲームが冴えていなくてはなりません。

ショートゲームがしっかりしていれば、ダブルボギーを回避できる確率が相当あがります。ボギーを打つのは全然okですし、「ナイス•ボギー」セー ブと言うべきホールもたくさんあります。しかし、ダブルボギーをバーディー等で挽回するのはこのレベルでは無理なので、なんとかショートゲームでカバーしたいところです。

練習用グリーン等で、5 ~ 30ヤードを5ヤード刻みで打つ感覚を、身体で覚えこむとよいかもです。使うクラブはSWだけとか、SWと9番アイアン2本だけとか、割と少ない本数で距離感をつくると一貫性があがります。以前は、SW, PW, 8I, 6I, 4I, 3Wなどいろいろ使ってましたが、SW1本だけにしてから、寄りやすくなった気がします。光学式のレンジファインダー等を使いながら練習すると効果的かも。18ホールで100ヤード圏内の打数を45打以下に、1ホールあたり2.5打以下が理想。100ヤード圏内で打った数が3打だとボギーに、2打だとパーになる傾向があります。練習に1時間費やすとしたら、15分ドライビングレンジ、45分は練習用グリーンでひたすらウェッジとパターの練習。

2. 合計スコアは気にしない、数えない

数学的にPar-72のコースで、80を切るには最低7オーバーでなくてはなりません。しかし、

3ホールに1回ボギーを打ってよい

という計算は御法度。また、プレーの途中ではスコアは足し算しない方が精神衛生上いいかも。「もしかして、、自分のPar-90から10アンダーくらいになってるかも。。。」となんとなくよいプレーをしているな、と思っておけばいいです。

スコアに基づいた目標を立てると、多くの場合ラウンド中に挫折します。それは、100や90を切るときも共通。

合計スコアよりも、目の前の1打1打に集中した方がよい結果につながります。


3. 上手にミスをする

個人の感覚の差がでるところですが、1ラウンド中に自分の思った通りのショットが打てるのは片手で数えられるほどです。先日80を切ったラウンドでは、たっ…

クラブは縦に振る

かなり前にシャンクを必死に治そうとしていたころに、スィング自体を根本的に直していました。そのときに、イマイチよくわからないまま放置していたのが、どのようにスィングのトップから切り返したらよいのか、ということです。
シャンクを直して、80を切るようになってからも、実はよくわからないまま放置していました。というか、解明の糸口がイマイチわからないままでした。 
仕事をするようになってゴルフをプレーする機会がめっきりへり、スコアがまるっきり進歩しないまま5年くらいたちました。が、おかげで頻繁にスィングの再現性をよくする機会が増え、何がどうなったら、良いボールが打てるのか、悪いミスに繋がるのかがじょじょに分かってきました。
さらに、何がきっかけかは忘れてしまいましたが、トップからの切り返しはどのようであるべきなのか、ようやく一応の自分なりの答えがでたように思います。今回は切り返しの直後についての自分なりの発見と理解です。

一言でいうと、切り返し後はクラブを縦に振る、のがキーです。縦とは、地球の重力ベクトルと平行の意味です。
縦に振るには、左腕が真下に下がり、右ひじが右腰にこすれます。そのときに同時に(自然と)体重が左足側に移動します。右ひじが右腰に擦れると同時に、体重も移動します。ここはこの2つの動作が同時に発生します。




↑アドレス時、スィングを始動させる直前です。 緑:左腕の方向、(および地球の重力ベクトルの方向)赤:背骨(spine)黄:トップ時に、腕とクラブが重なる線




↑スィングを始動した直後です。


↑スィングのトップです。黄色い線上に右手とクラブが重なります。赤と黄の線が直行するかどうかは、個人の体格によって異なるかもしれません。
この後にスィングを切り返します。

一番重要なポイントです。切り返し後は、左腕が緑の線に重なって、平行に落ちてきます。振り上げたクラブを、シンプルに縦に振り下ろしている様子がよくわかります。
自分はこの左腕のラインが、むしろ黄色の線に近づくように、平行になるようなイメージでスィングをしてきました。が、そうすると、スィングスピードが出ないのと、ひっかけたり、ろくな球が打てません。


↑インパクト直前の状態です。左腕がしっかり緑の線の上にのっています。



↑インパクト時の様子。



この写真はショートアイアンのスィングなので、ドライバーなど長いクラブでは…