2008年4月30日水曜日

シャンク矯正のミッシングリンク!? - E. Els, H. Penickの教えに基づくダウンスィングの開始方法 (右肘と体重移動について)

最近、Ernie Els著 "How to build a CLASSIC GOLF SWING"を読みました。その中で、"Magic Move" (秘伝の動き?) という説明があったのですが、これがこれまで抱えていた疑問を解く糸口になるかもしれません。


今から約3ヶ月前、シャンク病を直す方法を発見して、およそ以下のような項目に着目、記事に書いてきました. 自分の中ではシャンクは直すというよりは、正しいスィングに修正して次のレベルに進化するというスタンスですが、要は以下が自分にとっての「シャンク治療法」です:

  1. グリップ (極端なウィークグリップだった)

  2. セットアップ

  3. バックスィング (特に、右前腕と背骨の角度、腕の高さ, これはBen Hoganの言うところのthe first part of the swing)

    [transition, 切り返し]


  4. ヒップローテーション手動によるダウンスィングの開始 + 右肘が体のすぐ傍を運動するようにする (同じく、Hoganのいうthe second part of the swing)


スィングについての個人的な理解を図にすると次のようになります。私のリファレンス・モデルはBen Hoganであり、スィングの参考書として一番に参照するのは彼の著書"Five Lessons"であるため、ほぼ同じものではありますが。。。

いろいろとYouTubeの動画や自分の動画を眺めて、第一に必要だと感じたのは次のことです。

ヒップローテーションでダウンスィングを開始して、右肘が右腰に返ってくるようにする(Tom Watsonの言う"The Return of the Right Elbow", 恐らく当時流行の"The Return of the Jedi"にちなんだのではないかと..., Harvey Penick, Jack Nicklaus等も同じ点を指摘)


しかしながら、どうしても、上に挙げたステップ3と4の間にあるステップ3.5 "transition, 切り返し"が謎でした。


どうしたらスムーズに (自然に) バックスィング(トップ)から、ヒップを回し、腕が手を、手がクラブをリードして振り抜くことができるのかが、わかりませぬ。いわゆる"lag"を作るというやつです。いくら腰を意識的にまわしてもインパクトで手が反り返り、余計なロフトをつくり、ヘッドスピードも落ちています。


ゴルフの解説者は、"彼はlagを作るのが上手い"とかなんとかよくTVで言っていますが、意図的につくったり、意識して肘とクラブの角度を直角に保ったりしているとはどうも考えにくいのでした。言い換えると、「何かの動きの影響で自然にlagができてしまっている」のではないかということです。


ここで、Elsの本 (および彼が本の中で言及しているHarvey PenickのLittle Red Book) がその疑問を解決してくれたかもしれません。切り返しを理想的に行うには、トップの右肘を素直に体の右側に下げる、ということだそうです。そうすると、自然にchain actionによって体重が左足に移動し、左腕とクラブのなす角度が90度より更に大きくなり、120度くらいになります。Phil Mickelsonは145度くらいに達するとか。


以下、僭越ながらbefore/afterの写真を撮ってみました。左は意識的に腰をまわしてフルスィングをしているところ、右は「トップで右肘を真下に下した」ときのフルスィングです。明らかに、右の写真の方がlagがトップ時の90度よりも大きくなっています。また、自然に体重が左に移動しています。
但し、この"after"のスィングは体に動作を覚えさせること&確実な再現性のため、かなりスローモーションで打っています。実際打つくらいの速さで再現すると、まだまだ左のようなスィングになります。


インパクト前後の写真を比べてみました。クラブの動きは残像になっているので正確に緑線を引けていないかもしれませんが、それでも両者の違いは明らかかと。これで正しくスクウェアにヘッドがボールにあたっていればいいのですが。。。

↑図の右側のクラブの位置は怪しいですが、ある程度手がクラブをリードしていると期待.. ついでながら、頭が若干ターゲットとは後方に移動しています. これを以前は意図的に頭を後ろに下げようとしていました. だからダフることが多かったのかも.



Harvey Penickの"Little Red Book" 96ページ, "The Magic Move"には以下のように記してあります。

"to start your downswing, let your weight shift to your left foot while bringing your right elbow back down to your body.
This is one move, not two.

Practice this move again and again. You don't need a golf club to do it.
(中略)


But when you learn the left foot-right elbow move I have described above, you will hit the ball as if it is magic.
"


Ernie Els は、"How to build a CLASSIC GOLF SWING"の41ページでダウンスィングの開始方法を次のように説明しています。

"just think "right elbow down to right side".

(中略)

As you do this, sense that there's a subtle shifting of your weight towards your left side."




少なくともこれで、「バックスィング」と「正しいインパクトポジション」を繋ぐ秘訣、ミッシングリンクがわかったような気がします。



今朝のBionic Gloves (http://www.bionicgloves.com/)の最新podcastで"The Elbows Role in the Golf Swing"という題目で、言い方は違えど同じことを指摘しています。このpodcastはよくできていると思います。





  • Ernie Els, "How to build a CLASSIC golf swing"
  • Ben Hogan, "Five Lessons"
  • Harvey Penick, "Little Red Book"
  • Harvey Penick, "Little Green Book"
  • Tom Wishon, "The Search for the Perfect Golf Club"
  • Jack Nicklaus, "Golf My Way"
  • Tom Watson, "Getting Up and Down"

2 件のコメント:

患者 さんのコメント...

これって、やってみたのですけど、クラブのリリースが遅くなって、全然真っすぐ飛ばないし、プッシュやスライスばかり出ます。。。難しいですね。

Sei Higuchi さんのコメント...

実はこのエントリーのスィングはおすすめできません。この”magic move"はよいスィングの結果であって、原因/きっかけではなく、単なるプロのスィングのコピーをしているにすぎません。"Swing Position"を真似しているだけになり、意味なし、効果無し、です。。。orz


僕もこの方法で(去年の4-5月ごろ)練習していましたが、おっしゃるように、プッシュ、ダフり、ちょろ、フックなど、ぜんぜんいけてませんでした。


結局、再現性の高いスィングをするには、最近のエントリーの「スィングの始動を練習する」方が、即効性および永続性がありそうです。


この第200回目の記事 がシャンクおよび、スライスの修正にも有効です。