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シャンクを直す(治す)簡潔明瞭な方法発見

半年間悩んだ忌わしいシャンク病を治す原因がついにハッキリしたかもしれない。

しかも単にシャンク病が治って元に戻ったのではなく、発病前よりも飛距離が伸びて、より正確にボールが打てるようになりつつあるのである。



少なくとも、理屈、人間の構造的には理にかなっているし、全てのクラブで試して目論み道理の結果である。また、コーチにも太鼓判を押してもらったのでかなりまともな解決策でしょう。つまりゴルフ雑誌に書かれているバンドエイドを貼付ける類いのメッキが剥がれたら元に戻ってしまうものではなく、根本的に治せる永続的な方法です。だがそれ故に、治るまでにはそれ相応の忍耐と練習が必要であり、時間を要する。が、これができれば、スィングは以前よりも素晴らしくなり、距離は出て正確に飛ぶになる。目標である1ラウンドで8 GIRs or more (GIRs = Greens In Regulations) の達成の日も近いでしょう。





☆ 追記 (2009年5月) ☆


実はシャンクを直すのは、(1) グリップ、(2) セットアップ を修正した後に、スィングの始動を直すとよいかもしれません。

この元々の記事で書いている「バックスィングの形」は単なるスィングポジションを真似しているだけであり、言い換えると「他人の容姿にあこがれて、真似をしている」類いのことにすぎないかもしれません。



私がシャンク病を患っていたとき、または今でもスィングの調子が悪かったり、ミスの傾向がバラバラだったりするときは、極端な「インサイドアウト」の軌道が原因のようです。

それをジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus)が「スィングで最も重要な部分」と指摘するように、「スィングの始動」を修正してやれば、驚く程シャンクが直り(+即効性が高い)、また飛距離と正確性も増すでしょう。


この結果としては、次のようなものです:
  • ドライバーからウェッジまで発生していたシャンク病が解消した。

  • ドライバーの飛距離が増した: 2008年初頭まで最大飛距離が210ヤードがせいぜいだったのが、最大250~260ヤードまで(たまに)飛ぶチャンスが出ました。現在ドライバーは、1998 - 2001年頃に製造されていたTitleist 975Dという古い道具を使っています。

  • Par-5の2オンが狙えるチャンスに遭遇できる。チッピングが上手くできれば、「タップイン・バーディ」も可能。

  • アイアンのインパクト、および飛距離も増した。尚かつ、ターフが飛ぶようになった。

  • ドライバーのスライスが解消。ドロー系のボールに変化。

  • チップやピッチショットが、以前よりも距離が出過ぎで距離感を修正する必要が出る。

  • (注意が必要なのは、ロングゲームがよくなっても、結局パターとチップがしっかり打てないと、スコアに大した変化は期待できません。。。)




(以上、追記です)





原因はかなり基本的なことだった。


要は基本ができていないだけでした。


Cal Golf Tech (http://www.calgolftech.com/)のお陰でクラブが新しく生まれ変わったこともあり、自分のスィングをビデオに撮って分析してみることにしました。これがまた、自分の思っていたものと違って、「なんだ、この汚いスィングは」と驚愕。。。


以前シャンクは、「クラブヘッドの軌道がアウトサイドインに入って来るから、インサイドアウトに治せばいい」という意味の文書を書きました。これは確かにそうなのですが、インサイドからクラブを戻してくるようにしても、一向にシャンクが治らないし、ウッドはヒールかシャフトで打っている。どこかで原因が変わってしまったのだろう。


これは何かがおかしいのだなと疑い、ビデオをコマ送りでPowerBookのディスプレイに穴があくまでよーくみてみた。ついでに100人のPGAプレーヤーのスィングをYouTubeでじぃーと眺めて、何が違うかを観察してみた。


↓自分のインパクトの様子

打っているのはドライバーですが、かなりヒールよりにボールが当っている様子がよくわかります。

黄色い、地面と平行な線に注目。











さて、次はPGAプレーヤーのインパクト付近の写真。


Jay Williams (左), David Toms (右)












Tiger Woods









Hunter Mayhan (左), Vijay Shin (右)











腰の回転量が少ないというのは置いといて、明らかに違う点がある。


それは、私の手は身体 (body) からかなり遠い場所にある。
反対にプロ達は、もっと近い位置にある。


もっと突き詰めて観察すると、彼らの「右肘」(または右上腕) はdown swingの際に、身体のごく付近にある。言い換えると、右肘が右腰 (right hip)の近くを運動しているのだ。


私がヒール付近でボールを打つのは、インサイドアウトのスィングで、クラブヘッドが構えた場所よりも、外側を運動するためであった。先日フィッティングをした際に、クラブヘッドの軌道は確実にインサイドアウトだったのだ。だから、「アウトサイドインの軌道による原因」はあてはまらない。


クラブヘッドが、意図した軌道よりも外側にずれてしまうこと。これが今の問題。なぜか無意識に、右肘が早く伸びきっている。正しくは、右肘が伸びきるのはボールを打った後だ。


それは、down swingの際に右肘が右腰付近にあるようにすればよい。


さらに、それをどうやればコントロールできるのか、についていろいろ考えた。down swingが始まってからは、あれこれ意識して身体を動かすのは無理である。動的に直すのは人間業ではない。少なくとも、私はかなり運動オンチだから、バックスィングまで (Ben Hoganのいう"First part of the swing")で治せるようにしたい。


だから、解決方法はより静的な部分にあると仮説を立てた。


それは結論から言ってしまうと、「バックスィングが間違っていた」のだ。


つまり、トップの位置での、右腕の位置がおかしい。右肘が身体 (body) に近すぎる。


右肘が身体に近すぎる場合、いくら正しくhip rotationからdown swingを開始しても、(なぜか人間の身体の構造上) クラブヘッドは構えた軌道よりも、外側を動くようになっている。


























これを単に右肘を身体から自然に離して、上腕が地面と平行に、肘から上 (forearm) が上体 (spine) と平行になるように構えるだけで、自然にdown swingの時に右肘が右腰 (right hip)付近で運動するようになる。そうすると、構えた場所よりもむしろ内側にヘッドが返ってくる。コーチによると上腕よりもむしろ、forearmがspineと平行になるのが重要らしい。脇が開いたり、二の腕が地面と平行になるのはあくまでも二次的作用だ。原因 = forearmと背筋が平行. 結果 = 二の腕が地面と平行。









昔のWoodsのトップ (左)
これが正しい位置関係。


















さらに、この発見でおいしいのは、回転体としての慣性モーメント (MOI) が小さくなるので、角速度、角加速度が増すことだ。なぜなら、質点が回転軸により近いポイントで回ること、MOIは長さの二乗に比例することを考慮するとわかる。要は I = Io + m r^2。身体の捻る力(つまりトルク)は一定だとすると、ニュートン力学の法則 ([トルク] = [MOI] [角加速度] )から、小さいMOIは大きな加速度を生む。するとヘッドスピードが自然に増すのである。つまり、この場合のシャンクを治す方法は、結果として次の効果をもたらす。

  • クラブのスィートスポットで打てる
  • ヘッドスピードが増す

という一石二鳥の解決策
。いままではスィートスポットから10cmくらい離れていたので、すごく単純な計算をすると5-8 MPH近くスピードが増す。


バックスィングが正しくできれば、あとはhip rotation (腰の回転) でdown swingを開始してやれば、なぜか知らないが、自然に腕が身体の近くを動き、インサイドアウトの軌道で力強い球が打てる。。。。ことがある。これは練習が必要。


down swing中にいじるポイントは何もなかったわけです。とくに上体が前方へつんのめったりする傾向は、ビデオではみられなかったし。


まだ、考えながら打っているので再現性 (repeatability) が低いが、確実にスィートスポット付近で打てるようになってきている。

左の写真はドライバー(ティーアップ)と3番ウッド (地面)を数発打った後のインパクトを表す。ドライバーはまだヒールよりだが、これでもかなり改善した方で、以前はシャフトの付け根ばかりにあたっていた。それが平均して2cmくらいは芯に近くなったし、ど真ん中で打てることもある。これはドライバー購入以来おこらなかったことであります。

3-woodも同様にすばらしくセンターに近づきつつあります。




故Harvey Penickの"Little Red Book" (Harvey PenickはTom Kite, Ben Crenshawなど幾多のプレーヤーを育てたテキサスの名コーチ) の44ページに右肘についての説明があり、「バックスィング中は自由に思うがままに放っておいて、ダウンスィングでは右腰近くに引き付けるようにしなさい」とあります。



余談ながら、自分の場合はシャンクは(一時的な病気を)治すよりも、根本的に間違っている部分を直して正しい方向に修正したと言った方が正しい。


偶発的に出るケースもあるだろうが、私の場合は根本的にスィングが間違っていた。


それがなにかの拍子に、極端に悪くなりボールが打てなくなったのだ。くどいが、かいつまんでいうと、腕でスィングするのは間違いであり、余計なhand actionはミスを誘発する。正しい構え、正しいバックスィング (Ben Hoganのいうthe first part of the swing)が整えば、球は打てる。腰の回転 (hop rotation) でダウンスィングを開始さえすれば。これができなかったために、私が前から「手と身体の動きがバラバラだ」と言われ続けた所以。そしてそれを大して重用視せず、修正できなかったので、下手が固まり蓄積され、シャンク製造マシンとなってしまったのである。が、それももう終焉を迎える。

コメント

mark さんの投稿…
LA在住ゴルフ歴丁度1年目を迎える、遅咲き初心者です。

最近貴殿のブログにヒットしました。自己分析、スコアアップの実績に感嘆しています。
ここまで自己分析をされている方はなかなかいないのでは、と思いつつ、これぐらい自己分析をしないと目標スコアの壁を越えれないんだな、と勉強させてもらっている次第です。

今後益々のスコアアップ、楽しいプレイ、お祈りします。
Sei Higuchi さんの投稿…
markさん、お読み頂きましてありがとうございます。(また、亀レスですみません)

私は根が理系ですので、細かく調べないと落ち着かないのです。。。どうぞこれからもお付き合いください。このブログが少しでもご参考になれば幸いでございます。
患者 さんのコメント…
はじめまして。私も遅咲きで、ゴルフを初めてから随分と年月が経ったものだけど、最近シャンクがよく出て困ってます。たまたま、このブログにヒットしまして、興味深くシャンク治療について読ませてもらっています。

他に見たブログでは、ボールを2個置くとか、ダウンスィングで右肩がつっぱらないようにしなさい、とか、体重移動を意識するとかいろいろ読んだけど、あなたのアプローチ、発見は随分違いますね。

ちょっと参考にします。最近アプシャンクが出て困ってるので。。。

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↑アドレス時、スィングを始動させる直前です。 緑:左腕の方向、(および地球の重力ベクトルの方向)赤:背骨(spine)黄:トップ時に、腕とクラブが重なる線




↑スィングを始動した直後です。


↑スィングのトップです。黄色い線上に右手とクラブが重なります。赤と黄の線が直行するかどうかは、個人の体格によって異なるかもしれません。
この後にスィングを切り返します。

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↑インパクト直前の状態です。左腕がしっかり緑の線の上にのっています。



↑インパクト時の様子。



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