昨年からの比較
2017 年は、年始の大雨や、仕事の影響があり、思ったようにラウンドできませんでしたが、結局 30 ラウンドしていました。スィングコーチに習ってきたのが功を成してきて、ハンディキャップインデックスが 7.3 になりました。普段のハンディキャップが、7 や 8 で、スロープレートが 140 の厳しいコースでも、コースハンディキャップが 9 になります。スィングを習う前は、11 前後をうろうろしていましたので、とても進歩しました。ゴルフをはじめてから 13 年たちますが、ようやくシングル•ハンディキャップになりました。
2016 年 | 2017 年 | |
ラウンド数 | 31 | 30 |
平均スコア | 86.00 | 82.40 |
平均パット数 | 34.00 | 33.10 |
GIR (パーオン率) | 6.16 | 7.33 |
Scramble (パーセーブ率) | 17.57% (2.03 / 11.86) | 23.49% (2.43 / 10.67) |
POB (パーまたはバーディーの数) | 7.12 | 8.70 |
DBW (ダブルボギー以上の数) | 3.61 | 2.26 |
バーディー変換率 | 7.39% | 13.03% |
平均 3 パット数 | 2.00 | 1.50 |
平均 1 パット数 | 4.00 | 4.26 |
平均ペナルティ数 | 0.68 | 0.67 |
S100 (100 ヤード圏内の打数) | 49.16 | 46.10 |
バーディー数 | 0.516 | 0.867 |
GIR が 1.17 増え、DBW が1.35 減ってます。バーディー率が倍近くになったのが大きいかも。S100 が 3 近く減ったのは、ショートゲームがよくなったよりも、ロングゲームが改善したのが大きいはずです。グリーンにとりあえずのれば 2 打、グリーンを外せば 3 打ホールアウトまでかかります。パット数が 0.9 へっていますので、ショートゲームの貢献が大まかに 1、ロングゲームの貢献が 2 でしょう。これは、書籍 ”Everyshot Counts” の分析とも一致しています。
各ラウンドのスコアの分布をみても、今年は 90 以上になったのが 1 ラウンドだけで、70% (21 ラウンド) は 80 台前半以下のスコアになりました。劇的に良いスコアはあまりなかった反面、平均的に 80 前後のスコアが出やすかったです。
2018 年の目標
来年はさらに、ハンディキャップを 3 は縮めたいです。具体的な目標は 3 つあります。
- 3 パットの数を 1 個減らす
- ダブルボギー (DBW) をボギーにするか、1 つの DBW を パーにする。1 ラウンドで 1 回のダボは OK とする。
- 1 パットの数を 1 個増やす (10フィート圏内で)
これで理屈では 3 打は減ります。
バーディーの数を増やすとか、GIR を増やすとか、利得になる目標よりも、「守りのゴルフ」シリーズでデータ分析をした結果を踏まえて、しょうもないミスを減らす策でいけると確信しています。
上記の目標のいいところは、飛距離を伸ばさなくてもいいことです。ティーショットの飛距離が 230 ヤード程度でも、今のように青ティーや白ティーからプレーする限りは十分達成可能です。その先は、飛距離を 20 ヤードくらい伸ばす必要があるのかなぁと予想しています。ドライバーが平均して 240 ヤード+飛んでくれると、450 ヤードくらいのホールでも 2 つで届く可能性がでてきますし、短い Par-5 を Par-4 としてプレーできるようになります。この辺りはまだ先の話なので、来年は重視しませんが、いずれは(平均)飛距離も伸ばす必要がでてくるのは間違いないでしょう。
以下、さらに細かい注意点や練習するべきポイントになります。
ティーショット
TSIP (ティーショットがグリーンを狙える場所に打てたかどうか、ラフでも構わない) が、パーオン率にものすごく影響することがわかりました。まずはドライバーが最適かどうか吟味しなくてはなりません。近年、Par-4, 5 ホールは自動的にドライバーを持つことが多かったのですが、昔はもうちょっとよく 3-wood などを使ってた気がします。
今年の分析から、意外と150-200ヤードの範囲でもパーオンしてるし、ティーショットをより確実にうって、グリーンまで多少遠くてもよいはずです(そのためにも長いアイアンは全部ハイブリッドに変えてしまったし)。12 月のラウンドでは、狭い Par-4 や、どうせ 2 打では届かないので Par-5 では積極的に使うようにしました(スコアは、76 - 81 - 73)。
TSIP が NG の場合、GIR は諦めるのが得策で、とくに Par-4 は乗ることは絶対にない。確率は 2.06 %。Par-5 だとまだチャンスはあるが、木の後ろ、顎の高いバンカーに入った場合は、目標を1つ下げた方が良さそう。そのほうが、DBW を回避しやすい。決して、木と木の間を撃ち抜くとか、深いラフから大木を避けるためにスライスを打つとか、ライの悪い地点から無理にピンを狙うとかは、絶対にしないのが鉄則です。そうすることで、DBW の数を減らせるはずです。
技術的な面では、依然として、ドライバーはすぐにスライスしやすく苦手なクラブなので、苦手を克服するように練習をしなくてはなりません。
アプローチショット
75 - 125 ヤードのショートアイアン、ウェッジの練習をしなくてはなりません。短いホールでは確実にパーにしたいし、ボギーオンは確定させたいです。今年のデータからはまだまだ取りこぼしが多いのがよくわかりますし、Par-5 でグリーンを外してるのは本当にもったえない。(TSIP 時の 125 - 150 ヤードの取りこぼしももったえないですが)
150 ヤードより長いアプローチの練習は、来年は特にしないことにします。練習では、150 ヤード以上の距離を結構打ってた気がしますが、もっと短い比較的簡単なショットを確実に打てるようにしたいですね。
スクランブル
これまでスクランブルの練習は、30-50 ヤードくらいの範囲を中心に行ってきました。はっきりいって無駄というか、効果がほとんどないことがわかります。今年の結果から、30 ヤード超の範囲ではセーブできないし、回数自体がすくない。
結局、スクランブルに多い距離としては、10-20 ヤードの範囲です。その比較的短い範囲でも、30 ヤード以下だとセーブできることがあるが、確率がとっても低い。20 ヤード以下の範囲を集中して練習する。
30 ヤード超の範囲では、グリーンのどこかにのせて、2 パットできれば十分だと思います。そのためにも、アプローチショット (Par-4 なら 2 打目、Par-5 なら 3 打目) の精度をよくして、上手なミスができるようにしなければならないはずです。
パット
1 パット
5 フィート未満の範囲でもっと確率あげたいですね。一番回数も多いし。
5 - 10 フィートの範囲になると、狙って決められないのは承知の上ですが、あと 10% くらい改善するだけで、1 ラウンドあたりのパット数が 1 つは減るはず。
それより遠い範囲では、2 パットで上出来、1 パットは奇跡。
ちなみに、2015 年の 1 パット数は 5.54、バーディーコンバージョンは 20.18%。1 パット率が 2015 年よりかなり悪いです。この年は、特に短いパットは、カップを通り過ぎるように、しっかり打っていました。12 月からは、比較的強く打つように変えてきています。
3 パット
3 パットは1 ラウンドに 1.3 回。30 フィートを超えるとしやすいが、意外にも 30 フィート未満の短い範囲でもしでかしてています。パターンとしては、
(1) ティーショットを失敗 (TSIP NG) して、ボギーオン。
(2) 3 打目が 20 フィート前後の「もしかして入るかも」という淡い期待がでる範囲に打つ
(3) 1 パットを狙いすぎて、返しのパットが入らず
(4) 3 オン、3 パットのダブルボギー
グリーンを外したときはもうちょっと控えめにして、確実なボギーをとったらよいかも。
ボールの飛び方の法則 (Laws of Ball Flight)
ボールの曲がり方の法則を完全に誤解していました。フェードやドローボールを打つ時は、クラブフェースの向きをターゲットにあわせて、打ち出す方向にアドレスすると思っていましたが、全くの逆でした。正しくは、クラブフェースをボールの飛び出し方向になり、クラブヘッドの軌道がそれよりもオープンだとフェード/スライスになり、逆に軌道がクローズドになると、ドロー/フックになります。
フェード
ドロー
フェード
ドロー
またボールがスタンスの後ろになると、自然とクラブの軌道がインサイドアウトになりやすく、ドローになりやすい。なのでショートアイアンは左に曲がりやすいので、スタンスはむしろオープンにした方が、ターゲットにまっすぐ飛びやすい。逆に、ボールがスタンスの前になると、クローズドスタンスのほうがよかったりする。
これらは D-Plane という概念で説明ができます。D-Plane を理解することで、ボールの左右のコントロールがとてもしやすくなりました。が、依然としてドライバーをドローで打つのはまだまだ修行がたらず、2018 年の技術課題の 1 つです。
http://breaking70.blogspot.com/2017/08/blog-post_16.html
道具
今年は道具もけっこう代わりました。
3, 4, 5 番アイアンをハイブリッドにした
打ちミスに強い易しい道具を使うが大事です。
2016年1月にスィングを習うまでは、マッスルバックを使っていました。芯でボールを打つ感触を覚えてから、いかに芯で打てる回数がすくないことを痛感し、キャビティバックに変更しました。さらに今年は 5 番アイアンまではハイブリッド•クラブに変更しました。これが功を成したのか、150ヤード以上離れたアプローチでもグリーンに乗る確率がとてもよくなっています。ゴルフには、フィギュアスケートのような「美しさを競う」ことはありません。いいスコアで回るには、エゴを捨てて、ミスに強くて易しいクラブを使うのが得策だと思います。
2016年1月にスィングを習うまでは、マッスルバックを使っていました。芯でボールを打つ感触を覚えてから、いかに芯で打てる回数がすくないことを痛感し、キャビティバックに変更しました。さらに今年は 5 番アイアンまではハイブリッド•クラブに変更しました。これが功を成したのか、150ヤード以上離れたアプローチでもグリーンに乗る確率がとてもよくなっています。ゴルフには、フィギュアスケートのような「美しさを競う」ことはありません。いいスコアで回るには、エゴを捨てて、ミスに強くて易しいクラブを使うのが得策だと思います。
練習では、依然、マッスルバックアイアンを使います。練習場ではいくらミスをしても大丈夫です。
ハイブリッドの場合、よく当たりすぎるとスピンがかかりやすい特徴のせいか、異常に高くあがってグリーンにピタッと止まるボールが打てます。飛距離が 1 番手弱くらい落ちたりします。Par-3 では、ティーアップを高くせず、ウェッジやショートアイアンと同じくらいの高さで十分なようです。この当たりは、ハイブリッドを使う上でのクセなのかもしれません。
今年の平均アプローチ距離 (Par-4 の 2 打目、Par-5 の 3 打目) は、152.43 ヤードでした。6 番アイアンで真っ芯でとらえてちょうどよい距離なので、確実にグリーンに乗せるには 5 番アイアンや、かなり打ち上げてると 4 番アイアンを使った方がよい距離です。なので、他の人がアイアンを持っている状況でも、僕はハイブリッドばかりつかってることが頻繁にありました。ゴルフはスコアの数を競うゲームなので、スタイルはカウントされないはずです。
今年の平均アプローチ距離 (Par-4 の 2 打目、Par-5 の 3 打目) は、152.43 ヤードでした。6 番アイアンで真っ芯でとらえてちょうどよい距離なので、確実にグリーンに乗せるには 5 番アイアンや、かなり打ち上げてると 4 番アイアンを使った方がよい距離です。なので、他の人がアイアンを持っている状況でも、僕はハイブリッドばかりつかってることが頻繁にありました。ゴルフはスコアの数を競うゲームなので、スタイルはカウントされないはずです。
3-wood
3-wood は、長らく使ってた Titleist 906F から、Callaway Big Bertha (2014 年モデル) に変えました。906F はいい当たりをしても、スピンがかかりやすくて、あんまし飛ばず、打つのが難しいクラブでした。GBB は、エネルギー伝達効率がよいのか、スピンがほどほどで、ティーショットにはとても使いやすいクラブです。今年のモデルなども打ち比べましたが、Trackman のデータでは 2014 年のが一番よかったです。
ドライバーは、GBB 2015 年モデルを使っていましたが、3-wood がとても打ちやすいので、ドライバーも同じ 2014 年モデル、シャフトも同じく Fubuki の S flex にしました。まだ数ラウンドですが、高く吹け上がるフェードボールが少なくなった気がします。打感もこちらの方が好きです。ひと昔前にあった、FT-i に近いかも。
来年は練習には、強いてパーシモンを使ってみようかな?
来年は練習には、強いてパーシモンを使ってみようかな?
余談1: ホールの距離と現実的なスコア
- 単純にホールから 200 ヤード離れると平均スコアは 4 を超える。長い Par-3 は特に 4 つで十分。短いホールで稼ぐ。
- 300 ヤード前後の Par-4 は、3 を期待せず 4 を狙う。バーディーなどは無視して 2 オン 2 パットでよしとする。狙って取れることは決してない。
- 残念ながら、500 ヤードを超える Par-5 は、パーになりにくく、ボギーになる率がとても高いことを踏まえておかなくてはならない。
- 2017 年で、Par-5 を 2 オンしたのは 1 回だけ。確率にして 1% 以下。400 ヤード以下の Par-4 も 2 打で届かないこともあります。
余談2: バーディーの出やすい距離は100-110ヤード圏内
- それでもバーディーがでるとスコア的には助かるので、強いて言えば 100 - 110 ヤード圏内 (PW, 9 番アイアン) のフルスィングの範囲に 3 打目を運ぶのがよさそう。確率は 20%。
- サンドウェッジのフルスィングはあまり得意ではないせいか、100 ヤード以下に縮めても結局意味がない。
- 58 (70 ヤード), 54 度 (84 ヤード) のウェッジのフルスィングも練習項目に入れてもよいかもしれない。
総括
- 目標
- ハンディキャップインデックスを 3 つ縮めて、4 台にする
- 練習
- 75-125 ヤードのウェッジとショートアイアン
- 3 パットを防ぐための距離感
- 20 ヤード圏内の寄せ
- ドライバーがペナルティーにならない程度の精度で打てるようにする
- 道具
- 簡単で打ちミスに強い道具を選ぶ。
- コースマネージメント
- ティーショットはドライバー以外の選択肢も十分に吟味する
- ティーショットをミスした場合は、無理せずボギーを狙い、ダブルボギーを回避する
- 1 ラウンドで 1 回はダブルボギーを許容する(理想は0)
- D-Plane の理解でボールを左右に曲げられる
- Par-5 では、100-110 ヤード圏内からアプローチするのがよい (確率は 20%)。短すぎてもよくない。
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