- 守りのゴルフ (4) - ティーショットの良し悪し (TSIP) が及ぼす酷い結果
- 守りのゴルフ (3) - ダブルボギー (DBW) とティーショットの良し悪し、残り距離の関係
- 守りのゴルフ (2) - ダブルボギー (DBW) を減らす
- 守りのゴルフ (1) - 過去 10 年分、149 ラウンド / 2682 ホール分のデータを分析する
いまのところの結論としては、とりあえずほっといても1ラウンドにつき 7 個くらいパーオンし、8 個はパー以上のスコアになっているので、無理して狙っていくよりも、しょうもないミスを減らした方が、ハンディキャップを縮める近道になるということです。
2017 年では、ラウンド平均の DBW (Double Bogey or Worse, ダボ以下のスコア) が 2.3 回で、特に Par-4, 5 では、ティーショットを失敗した場合に DBW になりやすく、3 回に 1 回以上は DBW です。さらに、ティーショットを失敗した場合は、パーオンは決してしない。
繰り返しになりますが、当面の課題は、
- ティーショットの成功率をあげる。スィングの改善も必要だし、ドライバーを打たねばならないかちゃんと吟味する。
- アプローチ (Par-4 なら 2 打目、Par-5 なら 3 打目) で、グリーンが狙えない場合は、スクランブルしやすい地点へ運び、無理なことは避ける。
です。やはり平均的にスコアをよくするには、ショートゲームより、ロングゲームが必要だと思います。
とはいいつつも、ロングゲームのミスを挽回するにはショートゲームも必要です。今回は、ショートゲームの範囲でどこを重点的に練習するかを探ります。
3 パットは、なんとしても 0 にしたい数字です。下の図は、Par-3, 4, 5 毎に、パットの距離別に 3 パットになった回数をしめしました。40 フィートを越えると、50-100% は 3 パットしてますね。。。
それよりも、意外と 15-30 フィートの比較的至近距離からも 3 パットが目立ちます。1 パットは無理ですが、2 パットで問題ない距離のはずです。
ロングパットの練習というと、30 - 50 フィートばかりしていましたが、15 - 30 フィートのもっと短い範囲で確実に、2-3 フィートの範囲に寄せる距離感の練習が必要です。
1 パット
次に、↑の図と関連して、1 パットの成功回数をオレンジで示しました。
- 5 フィート圏内 (約 1.5 メートル) での 1 パット率が 66% (Par-4) は低すぎ。
- 5-10 フィート圏 (約 1.5 - 3.0 メートル) は、狙って入る距離ではないのは十中承知していますが、もうちょっと、今年の倍くらい入ってくれると助かる。
- 10 フィート以上離れた場合、1 パットできるのは、想定外のまぐれ。
- スクランブル率をあげるには、10 フィート圏内に寄せれたらよしとする。
今年は、パットのスピードを、ホールにちょうど止まるように打つことが多かったので、ホールを 1 フィートくらい通りすぎる程度のストロークができるように練習しようと思います。
パットがショートしたか、オーバーしたかの統計もとった方がいいかも。
スクランブル
スクランブル (scramble) は、レビュレーション通りにパーオンをしなかった場合に、パーセーブできることをいいます。下の図は、Par-3, 4, 5 で、ホールからの残り距離ごとに、回数(青)、スクランブル(オレンジ)、平均の残りパットの距離(緑の線) を示しています。
スクランブルの残り距離は、15-20 ヤードの範囲が多いですね。ショートゲーム練習場にいくと、よく 30 - 40 ヤードから打つことが多いのですが、ぜんぜん見当違いの範囲を練習していました。今年のデータでは、30 ヤードよりも遠い地点から、スクランブル狙っても、結局 1 パットできることは皆無に近いといえます。全く無駄な練習でした。チッピングなどの練習は、30 ないし 20 ヤード圏内を集中的にした方が効果ありそうです。
残りパットの距離が平均で 10 フィートよりちょっと遠いくらいにあるので、これをなんとか 7, 8 フィート圏内に寄せることができればいいですね。そうすると、スクランブル率が改善するかもです。
残り距離が 30 ヤードより遠いと、とりあえずグリーンに載せて 2 パットで凌ぐので十分すぎると思います。
結論: どこを練習するか
- 20 ヤード圏内のチッピングを、10 フィート圏内に寄せれるように練習する (理想的には 3 フィート)。
- パッティングは、15 - 30 フィートを中心に距離感を養う。
- 10 フィート程度の短いパットは、ホールを 1 フィートくらいはオーバーするくらいの勢いで打つように練習する。
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