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祝! 第200回エントリー: シャンクを直した方法のまとめ

そろそろシャンクも落ち着いてきたので、解決した方法を整理してみようと思います。落ち着いたとはいってもたまに暴発しますが、コースで出ることはほぼ皆無になりました。シャンクの出る頻度や、症状の度合いは個人差があるでしょうけど、よっぽど酷くなってしまったら、スィングをパッティングから見直してしまうのが一番早く、長期的にみて上達しやすいのではないかと思いました。


原因

考えられる一つのメカニズムしては:
  1. 極端にバックスィングを「インサイド」に引き過ぎる
  2. ダウンスィングで「インサイド・アウトの軌道」になるように意識しすぎる
  3. スィングの最下点がボールのかなり手前になり、クラブフェースがボールにあたる頃には右手 (右肘) が伸び切ってしまう。
  4. よって、クラブフェースが打つ前に構えた場所よりも外側を運動し、ホーゼルがボールにあたる。
  5. タイミングよくシャンクしない場合は、1) どダフり、2) 右押し出し、3) トップ、4) どフック になる。
要は、インパクトの時点で両肘 (特に右肘) が伸び切ってしまって、ホーゼルがボールに当たるという現象が起こっていました。


過去の発見


2008年初頭からシャンク治療を始めて、いろいろと関連エントリーを記してきました。以下、キーワード+時系列で書き出してみました。 

「ヒップ・ローテーション」
「セットアップ関連」
「思想」
「バックスィング」(スィングの開始) ☆☆☆


解決方法


方針として、100発100中シャンクがでるくらい酷い症状の場合は、フルショットするのをあきらめて、チップショットやピッチショットがまともに打てるかどうかから検証するとよいかもしれません。果ては、パッティングのストロークから見直すのもよいでしょう。

結局、フルショットは、短いバックスィングで打つショット(チップ&ピッチ)を大きくバックスィングしたものです。 その「ショート・ショット」がしっかり打てるようになり、じょじょにバックスィングを大きくしていけば、フルショットになります。


実は、「バックスィング」と「セットアップ」の一部以外、上記のエントリーのほとんどはあまり意味がない発見だったかもしれません。。。

全くの見当違いではないはずなのですが、些細な事柄かと。特に「ヒップ・ローテーション」については、スィング中に体の動きを補償 (compensation, active control) しなくてはならないので、私は好きなアプローチではありません。

「右肘が右腰に戻る」などは、単なる正しいスィングの結果でしかなく、意識してコントロールする項目ではないのかもしれません。対象としているポイントが結果 (effect) なのか、原因 (cause) なのか、しっかり見極めねばなりません。多くのゴルフレッスン記事、本、TVなどのビデオtipsは、effectばかりに注目していることがあります。effectよりも、causeは何かを特定し、コントロールする方が簡単で、再現性が高いです。


また2008年8月の記事で:

ヒップローテーション (腰を切る) を速くしすぎるとスライスする説: Ben Hoganはこうしてフックを直した

というのを書きました。かいつまんで言うと、ベンホーガンがなぜ「ヒップローテーション」を強調していたのか、の自分なりの理解です。腰の回転量によって、インパクトでクラブフェースが開き易くなったり、閉じる傾向がある、ということです。スライサーがヒップを最速で回そうとすると上半身と下半身が同調せず、スライスを助長するでしょう。このエントリーは、「フェード」、「ドロー」の打ち分け方法は扱っていません。ベンホーガンがどうやってフック病に悩んだスィングを直したか、が主題です。

フェードやドローは確かに、腰の回転でも(理屈では)コントロールできるかもしれません。が、それよりも、ゴルフクラブを動かす前の、「セットアップ」の段階でコントロールした方が楽なのは明白。腰の回転はeffectよりのことですので、motor skill (運動神経) の低い私にはできません。



あと個人的に「体重はactiveに移動」させるのでなく、あくまで「passiveに移動」させた方が再現性が高いでしょう。Activeに移動した方が「飛ぶ」のかもしれません。が、ゴルフスィングは複雑な動きですし、確率のゲームです。

複雑なものを敢えて、さらに複雑にするよりも、できるだけ無意識に、自動的に、意識的にコントロールしないで、再現性の高い良いスィングができれば、コースに出たときにラクチンです。なぜなら、スィングメカニックスに労力を割く暇があったら、「ゲーム・プラン」により集中できるからです。


シャンクが起こる場合は、決まって体の幾つかの部分を意識的に動かそうとして、ぎこちない動作になったときに起こります。例えば、
  • 頭をうごかさない
  • 体重はバックスィングで右へ、ダウンスィングで左へ移動
  • クラブはインサイドアウトにうちぬく
  • インパクトで手首は返す
  • トップでは、ピザ皿を持つような角度に構える
  • etc..
などなどの複数項目を1度のスィングで同時に達成しようと力んだら暴発しやすいです。


結果から判断して、本当に効果があり、尚かつ即効性が高いのは、「スィングの始動方向の修正」でした。前提として必要なのは、正しいグリップと、正しいセットアップだけ。



治療をはじめてから数ヶ月でなんとかコースでシャンクがでないようになりました。が、どうしても、SWのコントロールショットでのシャンクがしつこく残り、スコアメイクに悪影響がありました。そこへ、「スィングの始動方向を直したら良い」とアドバイスを受け、その通りにしてみたら、不思議とシャンクが綺麗に直りました。加えて、インパクトの音もよくなり、ショットが以前よりも著しく改善されました。



シャンク修正の手順は、次のようになりました:
  1. グリップ
  2. セットアップ (ポスチャー、アライメント、ボールを置く位置)
  3. スィングの始動
  4. トップで、シャフトと飛球線が平行になる (意外とこれが打球の方向に影響し、コンパクトに振ろうとすると逆にそれがスライスの原因になることがあるので要注意。)
  5. スムーズな切り返し (その後は何も考えない)
実際には、切り返し後にいろいろできることがあるのかもしれません。が、再現性高くクラブフェースの芯をボールに当てるには、スィングを始動する以前の段階に的を絞って直していくのが効果的かもしれません。






練習器具



金属のベースに、丸棒を固定した試作品です。棒を固定する角度は、プレーヤーおよび使用クラブで変わってくるので、ケース・バイ・ケースで調整しないといけません。このあたりをより体系的に指定できるようにする必要がありそうです。

インサイドアウトの軌道を意識しすぎるあまりに、シャンクやそれ以外のミスが出る場合はこの練習器具は効果覿面だと思います。特に、「ラウンド中、ダフり、トップ、フック、プッシュのあらゆるミスが出てしまう」という場合にいいかもしれません。

練習器具を作ってみました: シャンク矯正に効果覿面?
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課


芝生から打てる場合は、ジャンクシャフトなどの棒切れを地面に差すとよいでしょう。
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




付録: 参考ビデオ

































コメント

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かなり前にシャンクを必死に治そうとしていたころに、スィング自体を根本的に直していました。そのときに、イマイチよくわからないまま放置していたのが、どのようにスィングのトップから切り返したらよいのか、ということです。
シャンクを直して、80を切るようになってからも、実はよくわからないまま放置していました。というか、解明の糸口がイマイチわからないままでした。 
仕事をするようになってゴルフをプレーする機会がめっきりへり、スコアがまるっきり進歩しないまま5年くらいたちました。が、おかげで頻繁にスィングの再現性をよくする機会が増え、何がどうなったら、良いボールが打てるのか、悪いミスに繋がるのかがじょじょに分かってきました。
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↑アドレス時、スィングを始動させる直前です。 緑:左腕の方向、(および地球の重力ベクトルの方向)赤:背骨(spine)黄:トップ時に、腕とクラブが重なる線




↑スィングを始動した直後です。


↑スィングのトップです。黄色い線上に右手とクラブが重なります。赤と黄の線が直行するかどうかは、個人の体格によって異なるかもしれません。
この後にスィングを切り返します。

一番重要なポイントです。切り返し後は、左腕が緑の線に重なって、平行に落ちてきます。振り上げたクラブを、シンプルに縦に振り下ろしている様子がよくわかります。
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↑インパクト直前の状態です。左腕がしっかり緑の線の上にのっています。



↑インパクト時の様子。



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