80台のゲームと90台のゲームの差とは: Shoreline Golf Linksの実験結果を元にした一例

今週末, 久しぶりにShoreline Golf Linksへ出かけることになりました。何かと久しぶりなので、どういったスコア、心構えをすればよいのかを準備するために過去のデータを分析してみることにしました。「どーも期待スコアは、捕らぬ狸の皮算用といわざるを得ない」という数字になってしまいましたが、ある一定の目安になると期待しています。


このエントリーでは、6回の18ホールプレイの結果を分析しています。2006年と2007年にそれぞれ3回プレーしたときの記録です。正しくは、2007年にあと2回はプレーしていたのですが、そのときは連日暴風雨の中をプレー、最後にスコアカードは水浸しで分解されてしまったため、手元に記録が残っておりません。確か両日とも、92-94くらいのスコアだったかと。



アプローチ、パットの差が90台と80台を別ける?

以下は、結果をまとめたものです。
実施日
4/8
2006
9/17
2006
10/13
2006
3/17
2007
8/10
2007
8/12
2007
平均
2006年
平均
2007年
変化
平均
総合
スコア
91
86
93
80
91
82
90.0
84.3
5.7 打
87.17
パット
38
38
33
26
36
30
36.3
30.6
5.7 打
33.50
GIR
5
7
6
6
7
4
6.00
5.66
-0.34個
5.80
3パット
5回
6回
3回
1回
3回
2回
4.66回
2.00回
2.66回
3.33回

サンプル数は少ないですが、この結果から言えるのは90台のスコアと80台のスコアの違いは、アプローチ、「寄せ」の差かなということです。


2006年と2007年の記録を見比べて驚愕したのは、数字から判断する限り、ショット力(ロングゲーム力)はまったく進歩していない、ということです。 むしろ、2007年6月からシャンク病を発病したため、むしろ後退していったといえるかもしれません。しかしながら、平均スコアは、90.0 から84.3に下がり、進歩がみられます。そして、平均パット数を比べると、36.3打から30.6打に減っています。両方の減少量は、なんと5.70打 で全く同じ。


パット数が減ったのは、パット自体がよくなったのかもしれませんが、グリーン周りのショートショットが改善されてピンに寄るようになってきた要因もあるのでしょう。2007年はなるべく無料で練習する事を目標にしていましたから、ドライビングレンジはなるべく行かず、スィングの研究もせず、練習といえばひたすらチップとパットばかり行っていたように記憶しています。また、3パットの数が相対的に減ったのも貢献しているようです。


個人的にロングゲーム力は、何個グリーンを打ったか (何回パー・オンしたか, how many greens did you hit?, Greens in Regulations, GIRs) で判断しています。平均GIRsは2006年が6.0個 (33%), 2007年は5.66個 (30%) でやや後退。確か、GolfDigestの記事で80を切るための目標値 (=stats)は何かというのがあり、それは、
  • 32パット (18ホール)
  • 8 GIRs (18ホール)
を達成することだとありました。いつも自分に言い聞かせていることですが、これからはパットよりも、グリーンを打つことを学習せねばなりません。




各ホールの難易度、期待スコア

つぎに、2つテーブルを用意して、各ホールについての6回の平均値 (GIRs, Par以上のスコアを捕った回数、Double以下のスコアを出した回数, パット数) および、それらを基にした、自分にとっての難易度 (自己中です..) を出してみました。

難易度については、
  • E: Easy (易しい)
  • M: Moderate (まぁまぁ、いける)
  • H: Hard (難しい)
Green狙える?, については
  • NO!: 絶対無理、あきらめろ。よっぽど状況がよくない限り期待しないこと。
  • yes?: ティーショットがよければ、チャレンジできるかも
  • Yes: 狙って、GIRsを稼ぎたいホール
という意味です。


前半

123456789OUT
Putts
1.67
1.50
1.83
1.83
1.50
1.67
1.67
1.83
1.67
15.17
GIRs33%
0%
33%
33%
33%
0%
16%
50%
50%
28%
Par or better
2
0
3
3
3
2
2
2
3
20
DB or worse
0
2
1
2
0
2
2
0
0
9
差分
+2
-2
+2
+1
+3
0
0
+2
+3
+1.2
難易度
E
H
E
M
E
M
M
E
E
-
期待スコア
5
5
4
4
5
5
5
3
5
41..?
Green狙える?
yes?
NO!
yes?
yes?
yes?
NO!
No
Yes
Yes
4個


後半

1011
12
13
14
15
16
17
18
OUT
Putts
2.00
2.00
1.83
2.33
2.33
1.83
1.33
2.33
2.00
18.33
GIRs83%
33%
50%
50%
16%
16%
33%
50%
0%
37%
Par or better
4
1
4
2
2
1
4
1
1
20
DB or worse
0
1
1
1
3
0
0
1
4
11
差分
+4
0
+3
+1
-1
+1
+4
0
-3
+1.0
難易度
E
M
E
M
H
M
E
M
H
-
期待スコア
5
4
4
5
5
5
5
4
6
43?
Green狙える?
Yes
yes?
yes?
yes?
No
No
yes?
Yes
NO!
4個


  • 2番ホール: 6回中、GIRsはゼロ、パーもなく、ボギーが最高スコア。平均パットが1.50ということは、「4オン1パット」というパターンが半分を占める。向かい風になるホールでなんか苦手なのですな。
  • 5番ホール: 意外と成績が良いホールですが、なんか苦手意識あり。やはり向かい風なのが嫌なのか。距離は思った程なく、200ヤード程度飛ばせれば、残り150ヤードになってくれる。
  • 6番ホール: どちらかというと5番ホールよりも得意かと思っていたら、GIRsはゼロのホールでした。第2打のアングルや、距離、風向きが悪い場合はまよわずグリーン手前に置いて、左右のバンカーを避けるようにするべきかもしれない。
  • 14番ホール: 2006年に苦労していたホール。向かい風で、第2打を左に曲げて自滅するパターンが多かった。ここは5つですっきり終わりたい。
  • 18番ホール: 最も苦手。2007年は全部「ダブルボギー」、総合ダブルボギー率66%という、脅威のホール。このホールはボギーで上がるには難しくないと思うんですが。。控えめに、ダボを目標値にしました。が、ダボで終わりにするのは気分が悪いので、ぜひとも5つで。
  • 後半はGIRsが前半より高い反面、平均パット数が18.0を超えているので、3パットに要注意ですな。
  • はっきりいうて、期待スコアの合計が84というのはありえへんと思う。

Par-5, Par-4はデフォルトで3オンの経路、Par-3は旗は無視してグリーン中心への経路を考え、+/-が相殺して90くらいになるといいと思います。



追記

70台と80台の違いは、グリーンを何個打てるか、かもしれません。。。。。? 実際のところ、GIRsが1,2程度で90は切れていた気がしています。確固たる証拠はここでは用意できていませんが、確かそうだったかと。。

果たして、ドライビングレンジに行かなくてグリーンをもっと打つにはどうすればよいのかなと。。。いまのところ、6 GIRsはみてきたので、GIRsを7,8,9にできるように取り組みたいものです。


(一度だけ、12 GIRs がありましたが, 3パット、4パットの雨荒らしで自滅。。。)

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