直感を重視したパッティング -「禅ゴルフ」から学んだラインの読み方

今回はパッティングについて考えてみます。

特に、ボールの直線のマーキングと、1パットの確率についてです。ボールをマーキングする上で重要だったのが、パッティングラインに合わせるための直線です。下の写真の左端のボールをご覧ください。


From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課



が、カップインの確率を比べてみると、実はこの直線はあってもなくてもあまり影響がなく、むしろ自分の読んだラインにこのボールの直線を合わせる必要はないのでは?という気がしてきました。


練習しているときにふと気がつきました。ボールの向きをラインに合わせないで、直感と見た目だけに頼って、体とパターをターゲットに対してスクウェアに構えてパットをするとけっこうこれが入ってくれます。勿論、練習場なのでプレッシャーも大してなく、ラインやスピードの情報がきっちりあるので確率が上がるのは当然です。けど、それを差し引いてもけっこう入る。最低限、読んだラインに必死こいてボールの直線を合わせて打つ時と比べて、カップインする確率が下がることはなさそうです。


カップインの確率が変わらないのならば、これはスロープレーの防止にも役立ちそうです。なぜなら、1) ラインを読む、2) ラインにボールを合わせる、3) 再度ボールの後ろに立ってボールの向きを確認、4) 必要なら修正、5) ボールに対して構える、6) 自分の感覚とボールの向きがおかしかったら再度修正。。。。という半無限ループを取り除くことができるからです。(スロープレーですみません) 実は個人的に、ボールを真っすぐに合わせるのに時間をかけすぎて、ペースを乱しているのが気になっていました。。。


パットの目的は、ボールをカップへ入れる、またはその周辺2フィート圏内くらいに寄せることですので、ボールのスタート地点よりも、ゴール地点に集中した方がよいのではないかなと思うわけです。例えば、マイケル・ジョーダンがバスケットボールでフリースローをするときに考えるのは、ボールの向きをなにかに合わせることでなく、バスケットゴールにどうやってボールを入れるかでしょう。



もしボールをラインに合わせる必要がないなら、パッティングは直感を重視したボールがカップへ転がり込むイメージにだけ集中できます。
  1. ボールが転がり込む実質のホールの中心「effective center」を、傾斜や芝目を利用して定める。
  2. effective centerに向かってボールが転がる軌跡、スピードをイメージする。
  3. 2.の軌跡のイメージを利用して、パットの仮想ターゲット(仮想ホール)と打ち出し方向を決める。

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課



ボールの向きは気にせず、カップ周りのイメージにだけ精神を研澄まして打つと、けっこう長いパットでもわりと入ってくれます。実地実験をするにまで到っていないのは残念ですが、できるだけ早く試してみたいです。単なる妄想だったりして。。。


少なくとも、カップインの確率がほとんど変わらなければ、スロープレーの防止に貢献できるので、よしといたしましょう。。。。


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