最近、個人的に気にしている「スロープレー」について記事があり、世間でも問題になっているのだなー、と実感。ワンポイントアドバイスの一つとしては、
- 実力相応(ハンディキャップ相応)のティーからプレーしましょう
Play a set of tees that fits your game: Many golfers have an inflated view of their distance, playing too long of yardage for their ability. Even if the length seems fine, often playing the back tees will still introduce forced carries that you might not be able to handle.
ティーグラウンドの前に、ラフが生い茂っていたり、池があったり、谷があったり、強制的にある程度の距離をキャリーで稼がないといけないコースで、実力相応のティーからプレーしないと、逆にスロープレーを招きます。
例えば、割とシリコンバレーのど真ん中に位置するShoreline Golf Linksを、ハンディキャップ・インデックス (USGA handicap index) が18.0の人がプレーするとします。コースレートとスロープはこんな感じです:
Tee | Course Rate | Slope Rate | Course Handicap | Course Rate for 18.0-index player | yardage |
---|---|---|---|---|---|
Black (黒)* | 74.6 | 130 | 20 | 94.6 | 7029 |
Blue (青) | 71.9 | 127 | 20 | 91.9 | 6608 |
White (白) | 69.3 | 123 | 19 | 88.3 | 6061 |
Red (赤) | 66.5 | 116 | 18 | 84.5 | 5437 |
White (白、ladies) | 75.0 | 131 | 20 | 95.0 | 6061 |
Red (赤、ladies) | 71.1 | 123 | 19 | 90.1 | 5437 |
*Shorelineをblackティーからプレーするには、indexが5.6以下の人に限られます
コースハンディキャップ自体は、フルバックの黒ティーからでも、一番前の赤ティーからでも2つしか変わりません。「2ストローク難しくなるだけだから、フルバックからしてもいいだろう」と安易に後ろのティーからプレーしてしまうと、スロープレーの原因になります。スロープレートは、ハンディキャップが0のスクラッチプレーヤーに比べて、相対的にコースの難易度が変わるかを反映した数字です。
最終的にコースの難しさをそれぞれのハンディキャップに応じて判断するには、コースハンディキャップに、コースレート (=スクラッチプレーヤーにとっての難易度) を足す必要があります。
この例で見てみると、インデックス18.0の人が一番前の赤からプレーするとコースレートは84.5。もし後ろまで下がって黒ティーでプレーすると、94.6と、ほぼ10ストロークも劇的に難しくなると言えます。もし4人組でプレーしていて、各人が10ストロークづつ余計に打つとすると、
10ストローク x 4人 x 25秒 = 16分
は余計に時間がかかります。また、すんなり飛べばよいのですが、ShorelineのPar-3はいわゆる"forced carry"が多く、打ち直しをするとまた余計なロスが発生。ドライバーの最大飛距離が280ヤードあるといっても、ハンディキャップ相応のティーからプレーした方がよいかもしれませんね。
さて、同会報にはティーを選択するガイドラインもありました。それによると、
Handicap Index | | MEN | WOMEN | |||
---|---|---|---|---|---|---|
2.4以下 | 無制限 | | 6600ヤードまで | |||
3.4 ~ 9.9 | 7000ヤードまで | 6200ヤードまで | ||||
10.0 ~ 14.9 | 6600ヤードまで | 5600ヤードまで | ||||
14.9 ~ 19.9 | 6200ヤードまで | 5200ヤードまで | ||||
20.9 ~ 29.9 | 5800ヤードまで | 4800ヤードまで | ||||
30.0 以上 | 5800ヤード以下 | 4800ヤード以下 |
コース自体の難しさ、天候とも相談する必要がありますが、このガイドラインによると、男性プレーヤーの場合、
- フルバックで回るなら、シングルハンディキャップ (インデックスでいいのか?)
- バックティー (通常、青ティー) なら、10台前半
- 10後半から、20後半は、レギュラーティー (通常、白ティー)
- 30以上は、赤ティー
(僕も気安く青ティーからプレーするのを考えないと。。。)
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