シャンクを直す(治す)ために正しいバックスィングをするためには、アドレスでアゴを上げる

さて、シャンクやドライバーのヒールにボールがあたる問題(厳密には、クラブヘッドが構えた地点よりも極端に外側を走ってしまう問題) はバックスィングを完了したときに、前腕 (forearm)が背中 (spine)と平行になるようにしてやればよいことがわかりました。それで、腰の回転 (hip rotation)でダウンスィングを始動してやれば、自然に意識しなくて右腕が身体の近くを動き、力強いスクウェアなショットを打てるようになります。


が、ここで一つ問題。どうやったら、右腕の前腕が背中と平行になるのか?


それは、アドレスの際にアゴをあげて構えること。そうすると、バックスィングをしたときに左肩が都合良く入り込むスペースができて、意図したバックスィングをすることができます。


以下は、中部銀次郎氏の考えですが、アドレスだけで種々の問題が直るんですねぇ。

しかし、名手も含めた多くのゴルファーのスウィングを見てきて、アドレスではあごを引いてはいけない—と私は思う。なぜなら、あごを引いたアドレスから、 バック・スウィングに入ると、左の上腕部があごに当たって(右利きの人の場合です)、左肩が十分に回らないことが往々にしてあるからです。自分では気づか ないまま、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んで引っかけボールになったり、大きなスライスを打ったりするのは、この左肩の回りの浅さに原因していること が、じつに多い。

っ たら、どうしたらいいのか。アドレスしたとき、後頭部の毛をちょっと後ろに引っ張られたように顔をあげてみる。そうすると、あごがのどから離れ、ボールを 少し見下ろす形になるでしょう。これが、アドレスにおけるチェック・ポイントの第一点。試みに、この形をしてバック・スウィングをしてみてください。左肩 がすっとあごと首の間に入っていくのが体感できるはずです。
左肩が深く回せれば、ダウン・スウィングで右肩が突っ込んでくることも防げ、打ち急ぐことも起きません。ゆっくりとクラブが振れ、その分、クラブ・ヘッドも走ります。

(出典: ゴルフはやさしい、第3回「アドレスで注意する点」より http://www.shueisha.co.jp/golf/g_top.html)



だめ押しとして、Tiger Woodsの"How I Play Golf"でも、「KEEP YOUR CHIN UP」(アドレスでアゴはあげること、121ページ)というチェックポイントが紹介されています。理由は上記と同じく、左肩がバックスィングで回り込むスペースを作る事です。

オープンスタンスに構える理由を理解すればピッチショットでのシャンク暴発は簡単に防げる。。。かも

前回、シャンクを治す一つの方法として、バックスィングが正しくできているかどうか確認することを提案しました。それは、フルショットにはいいのですが、、、これではまだコースへ戻る事はできませぬ。


なぜかというと、スコアメイクはグリーンから40~50yd以内のゲーム内容に大きく左右されるからです。要は、チップショット、ピッチショットでもダウンスィング中に右肘が右腰 (right hip)付近を移動するようにして、そうやってクラブヘッドの軌道が外側へスライドしないようにできなければあきません。実際、フルショットのみならず、グリーン周りのチップショットでもシャンクをして台無しにすることがある(あった)からです。


今回は、「グリーン周りのコントロールショットでシャンクを暴発させない」ことがテーマです。それを理解せねば、楽しいゴルフはできません。


チップやピッチのショートショット (short shot)は原則的に、フルショットを短縮したものだと思っています。だから、ボールを打つ瞬間の姿を写真に撮るとドライバーを打つ時と基本的に同じ見えるのが本来正しいフォームかなと。ゆえに、腰はターゲットラインに対して開き、体重は左側に移動して、「右肘」はまっすぐピンと伸びているのではなく、軽く曲がっているはずです。私がフルショットのみならず、ショートショットまでもシャンクしてしまう理由は、ダウンスィング中に右肘が伸びきってしまうからです。これは意識して行っている事では当然ないのですが、タチが悪い。右肘が伸びきると、よくてヒールにあたってスライス、そうでなければ、シャンクおよび手前でダフリになります。ディボット跡から分析しても、ディボットは飛球線に対して素晴らしくスクウェアに作られているにも関わらず、シャンクしています。これは、意図した軌道よりも外側を移動していることに他なりません。



事実、左の図のようにウェッジのフェースをボールからおもむろに離して構えるとまっすぐ芯を捉えることができます。これはドライバーと同じ現象です。勿論ディボットはスクウェアにとれます。が、クラブが地面と接触する地点は、ボールよりも15cmくらい手前になります。なぜなら、右肘が伸びて、必要以上にクラブフェースと身体の距離が離れてしまうから。







この解決策も同じく、「右肘が右腰に向かって下りるようにダウンスィングをする」ことで意図した軌道でショットをすることができます。上腕は上体の近くを運動する。同じ問題なので、同じ解答です。。。無論、スィングの始動はhip rotationが主導。


が、この問題では、「バックスィングを矯正して解決するの策」はできません。


どうすればよいかというと、「オープンスタンス」で構えることです。そうすると、何故か幾何学的に(?)、人間の構造上、右肘は右腰の付近を移動し、正しいインパクトを迎えることができます。まだ新しい事に慣れる必要があるので、今は大げさに30-40°くらいは身体を開いて、クラブはターゲットラインに平行になるようにしてバックスィングして打つようにしています。このオープンスタンスはフルスィングのインパクトと同じ姿勢です。だから、30-40°オープンというのも、意外と大げさすぎないのかも、と思ったりして。


これまで私は、ショートショットをする際には「気持ちこの程度でいいか」というオープンスタンスで構えていました。おそらく、実質ドライバーと同じスクェアなスタンスだったんでしょう。オープンスタンスにすることによって、体重は左にかけやすくなり、小さい振り幅でも、フルショットと同じインパクトの様子を楽に再現することができます。


これが全とは限らないかもしれないのですが、「あ、これがチップ、ピッチ、ウェッジショットでは、オープンに構えなさい、と教えられている理由なんだな」と感激しますた。


オープンスタンスにするとバックスィングの大きさは抑制されますが、ショートショットは「飛ばす」よりも「正確性」がとわれるショットですから、距離が欲しければロフトの小さいクラブを使えばよいだけのこと。


トムワトソン (Tomas Watson)著、"Getting Up and Down - How to Save Strokes from Forty Yards and In"の116ページに"The return of the right elbow"という項目があります。著作権上、引用は控えておきますがダウンスィングでの右肘は右腰の近くに返るようにするようすすめています。この本は良書です。

シャンクを直す(治す)簡潔明瞭な方法発見

半年間悩んだ忌わしいシャンク病を治す原因がついにハッキリしたかもしれない。

しかも単にシャンク病が治って元に戻ったのではなく、発病前よりも飛距離が伸びて、より正確にボールが打てるようになりつつあるのである。



少なくとも、理屈、人間の構造的には理にかなっているし、全てのクラブで試して目論み道理の結果である。また、コーチにも太鼓判を押してもらったのでかなりまともな解決策でしょう。つまりゴルフ雑誌に書かれているバンドエイドを貼付ける類いのメッキが剥がれたら元に戻ってしまうものではなく、根本的に治せる永続的な方法です。だがそれ故に、治るまでにはそれ相応の忍耐と練習が必要であり、時間を要する。が、これができれば、スィングは以前よりも素晴らしくなり、距離は出て正確に飛ぶになる。目標である1ラウンドで8 GIRs or more (GIRs = Greens In Regulations) の達成の日も近いでしょう。





☆ 追記 (2009年5月) ☆


実はシャンクを直すのは、(1) グリップ、(2) セットアップ を修正した後に、スィングの始動を直すとよいかもしれません。

この元々の記事で書いている「バックスィングの形」は単なるスィングポジションを真似しているだけであり、言い換えると「他人の容姿にあこがれて、真似をしている」類いのことにすぎないかもしれません。



私がシャンク病を患っていたとき、または今でもスィングの調子が悪かったり、ミスの傾向がバラバラだったりするときは、極端な「インサイドアウト」の軌道が原因のようです。

それをジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus)が「スィングで最も重要な部分」と指摘するように、「スィングの始動」を修正してやれば、驚く程シャンクが直り(+即効性が高い)、また飛距離と正確性も増すでしょう。


この結果としては、次のようなものです:
  • ドライバーからウェッジまで発生していたシャンク病が解消した。

  • ドライバーの飛距離が増した: 2008年初頭まで最大飛距離が210ヤードがせいぜいだったのが、最大250~260ヤードまで(たまに)飛ぶチャンスが出ました。現在ドライバーは、1998 - 2001年頃に製造されていたTitleist 975Dという古い道具を使っています。

  • Par-5の2オンが狙えるチャンスに遭遇できる。チッピングが上手くできれば、「タップイン・バーディ」も可能。

  • アイアンのインパクト、および飛距離も増した。尚かつ、ターフが飛ぶようになった。

  • ドライバーのスライスが解消。ドロー系のボールに変化。

  • チップやピッチショットが、以前よりも距離が出過ぎで距離感を修正する必要が出る。

  • (注意が必要なのは、ロングゲームがよくなっても、結局パターとチップがしっかり打てないと、スコアに大した変化は期待できません。。。)




(以上、追記です)





原因はかなり基本的なことだった。


要は基本ができていないだけでした。


Cal Golf Tech (http://www.calgolftech.com/)のお陰でクラブが新しく生まれ変わったこともあり、自分のスィングをビデオに撮って分析してみることにしました。これがまた、自分の思っていたものと違って、「なんだ、この汚いスィングは」と驚愕。。。


以前シャンクは、「クラブヘッドの軌道がアウトサイドインに入って来るから、インサイドアウトに治せばいい」という意味の文書を書きました。これは確かにそうなのですが、インサイドからクラブを戻してくるようにしても、一向にシャンクが治らないし、ウッドはヒールかシャフトで打っている。どこかで原因が変わってしまったのだろう。


これは何かがおかしいのだなと疑い、ビデオをコマ送りでPowerBookのディスプレイに穴があくまでよーくみてみた。ついでに100人のPGAプレーヤーのスィングをYouTubeでじぃーと眺めて、何が違うかを観察してみた。


↓自分のインパクトの様子

打っているのはドライバーですが、かなりヒールよりにボールが当っている様子がよくわかります。

黄色い、地面と平行な線に注目。











さて、次はPGAプレーヤーのインパクト付近の写真。


Jay Williams (左), David Toms (右)












Tiger Woods









Hunter Mayhan (左), Vijay Shin (右)











腰の回転量が少ないというのは置いといて、明らかに違う点がある。


それは、私の手は身体 (body) からかなり遠い場所にある。
反対にプロ達は、もっと近い位置にある。


もっと突き詰めて観察すると、彼らの「右肘」(または右上腕) はdown swingの際に、身体のごく付近にある。言い換えると、右肘が右腰 (right hip)の近くを運動しているのだ。


私がヒール付近でボールを打つのは、インサイドアウトのスィングで、クラブヘッドが構えた場所よりも、外側を運動するためであった。先日フィッティングをした際に、クラブヘッドの軌道は確実にインサイドアウトだったのだ。だから、「アウトサイドインの軌道による原因」はあてはまらない。


クラブヘッドが、意図した軌道よりも外側にずれてしまうこと。これが今の問題。なぜか無意識に、右肘が早く伸びきっている。正しくは、右肘が伸びきるのはボールを打った後だ。


それは、down swingの際に右肘が右腰付近にあるようにすればよい。


さらに、それをどうやればコントロールできるのか、についていろいろ考えた。down swingが始まってからは、あれこれ意識して身体を動かすのは無理である。動的に直すのは人間業ではない。少なくとも、私はかなり運動オンチだから、バックスィングまで (Ben Hoganのいう"First part of the swing")で治せるようにしたい。


だから、解決方法はより静的な部分にあると仮説を立てた。


それは結論から言ってしまうと、「バックスィングが間違っていた」のだ。


つまり、トップの位置での、右腕の位置がおかしい。右肘が身体 (body) に近すぎる。


右肘が身体に近すぎる場合、いくら正しくhip rotationからdown swingを開始しても、(なぜか人間の身体の構造上) クラブヘッドは構えた軌道よりも、外側を動くようになっている。


























これを単に右肘を身体から自然に離して、上腕が地面と平行に、肘から上 (forearm) が上体 (spine) と平行になるように構えるだけで、自然にdown swingの時に右肘が右腰 (right hip)付近で運動するようになる。そうすると、構えた場所よりもむしろ内側にヘッドが返ってくる。コーチによると上腕よりもむしろ、forearmがspineと平行になるのが重要らしい。脇が開いたり、二の腕が地面と平行になるのはあくまでも二次的作用だ。原因 = forearmと背筋が平行. 結果 = 二の腕が地面と平行。









昔のWoodsのトップ (左)
これが正しい位置関係。


















さらに、この発見でおいしいのは、回転体としての慣性モーメント (MOI) が小さくなるので、角速度、角加速度が増すことだ。なぜなら、質点が回転軸により近いポイントで回ること、MOIは長さの二乗に比例することを考慮するとわかる。要は I = Io + m r^2。身体の捻る力(つまりトルク)は一定だとすると、ニュートン力学の法則 ([トルク] = [MOI] [角加速度] )から、小さいMOIは大きな加速度を生む。するとヘッドスピードが自然に増すのである。つまり、この場合のシャンクを治す方法は、結果として次の効果をもたらす。

  • クラブのスィートスポットで打てる
  • ヘッドスピードが増す

という一石二鳥の解決策
。いままではスィートスポットから10cmくらい離れていたので、すごく単純な計算をすると5-8 MPH近くスピードが増す。


バックスィングが正しくできれば、あとはhip rotation (腰の回転) でdown swingを開始してやれば、なぜか知らないが、自然に腕が身体の近くを動き、インサイドアウトの軌道で力強い球が打てる。。。。ことがある。これは練習が必要。


down swing中にいじるポイントは何もなかったわけです。とくに上体が前方へつんのめったりする傾向は、ビデオではみられなかったし。


まだ、考えながら打っているので再現性 (repeatability) が低いが、確実にスィートスポット付近で打てるようになってきている。

左の写真はドライバー(ティーアップ)と3番ウッド (地面)を数発打った後のインパクトを表す。ドライバーはまだヒールよりだが、これでもかなり改善した方で、以前はシャフトの付け根ばかりにあたっていた。それが平均して2cmくらいは芯に近くなったし、ど真ん中で打てることもある。これはドライバー購入以来おこらなかったことであります。

3-woodも同様にすばらしくセンターに近づきつつあります。




故Harvey Penickの"Little Red Book" (Harvey PenickはTom Kite, Ben Crenshawなど幾多のプレーヤーを育てたテキサスの名コーチ) の44ページに右肘についての説明があり、「バックスィング中は自由に思うがままに放っておいて、ダウンスィングでは右腰近くに引き付けるようにしなさい」とあります。



余談ながら、自分の場合はシャンクは(一時的な病気を)治すよりも、根本的に間違っている部分を直して正しい方向に修正したと言った方が正しい。


偶発的に出るケースもあるだろうが、私の場合は根本的にスィングが間違っていた。


それがなにかの拍子に、極端に悪くなりボールが打てなくなったのだ。くどいが、かいつまんでいうと、腕でスィングするのは間違いであり、余計なhand actionはミスを誘発する。正しい構え、正しいバックスィング (Ben Hoganのいうthe first part of the swing)が整えば、球は打てる。腰の回転 (hop rotation) でダウンスィングを開始さえすれば。これができなかったために、私が前から「手と身体の動きがバラバラだ」と言われ続けた所以。そしてそれを大して重用視せず、修正できなかったので、下手が固まり蓄積され、シャンク製造マシンとなってしまったのである。が、それももう終焉を迎える。

PGAツアープロのスィングを観察する - Hip Rotationが欠けていた

スィングについて分析。PGAツアープレーヤのスィングをスローモーションで観察して、推測したことを幾つか書いてみる。

まず、自分との大きな違いは「ダウンスィングを腰の回転 (hip rotation)で開始している」(のではないか) ということだ。

Hip rotationで開始することによって、


「自然に - 意識しないで、体重が右から左に移動する」

「自然に - 意識しないで、頭が残る (ダウンスィングの最初の, ごくわずかの時間は頭が左から右に動く人もいる)」


その他もろもろ、Ben Hoganの言うところの「Chain Reactions」が起きる。

ということで、ダウンスィングの始動をHip Rotationで始めることによって、シャンク症候群などの種々の問題が解決するのではないだろうか。



クラブのフィッティングは重要 - California Golf Technology (Golf Lab)へいってきた

ゴルフを初めてからこれまでスィングをよくするとか、道具にこだわるとかには、特にあまり注意をしておりませんでした。が、現在は明らかにそのスィングが変なせいでプレーができないのであります。


これは困った。原因がはっきりして、回復できるまでプレーはしないし、したくない。


グリーンフィーの無駄だ。


年末の事件から、問題が 1) スィングにあるのか 2) 道具にあるのか、をハッキリさせるために道具を完全にフィッティングしてもらうことにしました。基本的に問題は両方が原因ですが、1) よりも 2)の方が機械的にすぐに改善でき、1)の原因をisolateできるはず。


ということで、このあたりで腕利きのクラブフィッターを探す事にしました。リサーチの結果、ロケーション、コスト、熟練度などを総合的に考慮して、Palo AltoにあるCalifornia Golf Technology (Cal. Golf Tech. またはGolf Lab)に予約をいれました。
URL: http://www.calgolftech.com/


最近、トム・ウィション著の「完璧ゴルフクラブの選び方」(The Search for the Perfect Golf Clubs)を読んで驚愕しました。明らかに、私の道具は体格にあっていない。ドライバーのシャフトは2インチくらいは長く、アイアンのライ角は1-2°はアップライト、シャフトは1/2インチは長い。他の重量や、ロフトなど無数にパラメータはありますが、かなりクリティカルに効いてくるライ角やシャフトの長さについては即刻修正したい。



アイアンは、NikeのSlingshotを使っているのですが、これは特殊な構造のため「このクラブはショップでは調整できない」と言われ続けてきました。ということで、過去2年半はそれを信じて、クラブが合っていないことをなんとなーく感じながら使ってきました。それはもう気持ち悪い。この本を読んでしまった後では。


が、実はSlingshotは調整可能。すくなくとも、このCal Golf Techでは可能。「調整不可能」と思っていたので、アイアンを交換しないといけないかなと、思っていましたがこれは幸運。


フィッティングの結果はいずれ練習して記録しよう。


Cal Golf Techのクラブフィッタの知識、経験、能力はすばらしい。この日はかなり感激した。


残念ながら、フィッティングの途中でシャンク病が激しく出てしまったので完全にはフィッティング作業が完了しなかった - フィッティング料もかなりまけてもらった。故に、アイアンはシャフトの長さ、グリップの変更、ライ角の調整という単純な事項にとどまってしまったのではあるが、私のスィングのウィークポイントを数値的に洗い出すことができ、有益だった。いずれ病気が治り、少しはまともに打てるようになったらきっちり調整してもらうことで合意した。


確実に言えるのは、ゴルフクラブは量販店で無調整で購入してはいけないことだ - "Off-the-rack clubs"を使うのはやめる。それは無意味に自分のゲームを難化させるだけである。少なくとも、あなたのドライバーのシャフトの長さは1 ~ 1/2インチ長過ぎるはずだ (通常のドライバーが45インチ超の長さで売られているとして)。それを適切に調整するだけで、芯に当る確率が信じられない程上がる - スィングを変えないで。

フォトギャラリー

当所好みの写真を紹介します。非商用目的であれば、自由に再利用してください。


Stanford University Golf Course: 12番ホール (Par-4 / 473 yd)
フェアウェー中央に、通称"Tiger Woodsの木"が立ちはだかる名物ホール。
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




Poppy Hills Golf Course: 8番ホール (Par-4)
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課



Green Hills Country Club: 18番ホール (Par-4)
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




Summit Pointe Golf Course: 2番ホール (Par-5)
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




Poppy Ridge Golf Course: Chardonnay 9番ホール (Par-5)
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課






Spring Hills Golf Course: 8番ホールのティーグラウンドより、クラブハウス、18番ホールを望む
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課

当所おすすめのゴルフ本です

中部銀次郎、「もっと深く、もっと楽しく」



中部氏は、「プロより強いアマチュア」と称され、アマチュア界の頂点に君臨した伝説的な存在です。当時のパーシモン+糸巻きボールで飛距離は240ヤード程だったにも関わらず、四半世紀に渡ってハンディキャップ0を維持、日本アマで6回優勝するなど、数々の輝かしい戦績を残されています。代表書「もっと深く、もっと楽しく」では、ゴルフの心に耳を傾け、技術でもなく、道具でもなく、心の在り様を説いています。何度読み返しても学びきれない程のメッセージが込められている逸品。

関連リンク






ジョセフ・ペアレント博士 (Dr. Joe Parent), 「禅ゴルフ」(Zen Golf)



ペアレント博士は、心理学の博士号を保持。ゴルフのメンタル面を詳細に体系的に解説しています。彼はVijay Shinが世界ランキングNo.1になったときの功労者でもあり、他多数のPGAプロのメンタルコーチとして活躍中。

個人的に、この本を読了した直後のラウンドで20打近くスコアが縮まった経験があります。
考え方次第でスコアが10~20は縮まる@Stanford GC - "Zen Golf"再読

読むだけで、あなたのベストスコアを更新できる可能性を秘めています。


ペアレント博士の第2弾、「禅パッティング」(Zen Putting)も良書です。






アーニー・エルス (Ernie Els) "How to Build a Classic Golf Swing"




アーニーエルス著のスィング解説の本です。写真が豊富で説明もわかりやすく、基本として参考にするのによいと思いました。実際シャンク病を治している期間は、随分と参考にさせていただきました。







ジャック・ニクラウス (Jack Nicklaus) 「ゴルフ・マイ・ウェイ」(Golf My Way)




ジャック・ニクラウス著のレッスン書。彼のスィング、スィングの準備、道具、ショートゲームなど全般を網羅。彼によるとショットの正否は、セットアップで90%決まってしまうらしいです。





ベン・ホーガン (Ben Hogan)、「モダン・ゴルフ」(Ben Hogan's Five Lessons: The Modern Fundamentals of Golf)





泣く子も黙るベン・ホーガンのレッスン書。この本については賛否両論分かれるそうですが、スィングを 1) グリップ、2) アドレス、3) バックスィング (the 1st part of the swing)、4) フォワードスィング (the 2nd part of the swing) と分かり易く構造化して解説しています。直感的でわかりやすいと思います。

賛否両論わかれるのは、ホーガン自身はフックに悩んでいたため、フックを矯正するためにスライス・フェードを打つスィングをしているから、だそうです。特にグリップは今で言う、ニュートラルグリップなので、スライスしやすい人がグリップを真似ると更にスライスし易いなどということが発生するとか。

されど、良書です。「スィングの基本」を学習するには最適の一冊でしょう。






(このページは随時更新してゆきます。乞うご期待!)

こんなクラブを使っています

パター: じっちゃんパター2号 (Mizuno製 1960年ごろ製造)

僕の祖父が使っていたとされるパターです。祖父は残念ながら若くして他界されたので、面識がありません。芯に当てないと転がらないパターですが、打感がよく、今まで使った近代兵器よりも直進性が高いです。両面で打てますのでスロープレーの防止にも役に立っています。

ソールには、ミズノの創業者たちのイニシャルが刻印されています。




ウェッジ: 1本
  • Cleveland CG11
  • ロフト: 57° (56°を1°曲げている)
  • バウンス: 9°
  • バランス: D3
  • 重量: 485 g
ライ角は3°フラット、シャフトは1/2インチ短くしてあります。2年半使用していて、いい感じにソールが削れてきました。そろそろ溝が削れ過ぎかも。

最近はウェッジを3, 4本入れるのが主流ですが、私は "Too many choices brings more inconsistency"、選択肢がいろいろ多すぎると返って判断に迷いが生じるので、ウェッジはSWとPWだけ使います。




アイアン: Ben Hogan Apex 03 (3 ~ 9I, PW)


消え行くBen Hoganのアイアンです。思い切って鍛造ブレードアイアンにしました。思ったよりも打ち易く、以前に使っていたNike Slingshotと同じくらい簡単? 5番アイアンのロフトが30°あり、クラシックな設定です。

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課

  • 3番アイアン: 22° / 38.75 インチ
  • 4番アイアン: 26° /38.25 インチ
  • 5番アイアン: 30° / 37.75 インチ
  • 6番アイアン: 33° / 37.25インチ
  • 7番アイアン: 37° / 36.75インチ
  • 8番アイアン: 40°/ 36.25インチ
  • 9番アイアン: 44° / 35.75 インチ
  • PW: 48° / 35.75 インチ


ハイブリッド: Cleveland Halo 2i


パターとウェッジの次に重要なハイブリッドです。購入して1.5年も経ってから「固すぎ+重すぎ」なスペックを改善しました。スチールからグラファイトに変えて、振り易くなりました。
  • 重量: 369 g
  • 振動数: 259 cpm
  • 長さ: 40.25 インチ
  • スィングウェイト: D1
  • リアルロフト: 18.5度
  • シャフト: UST IROD S-flex




フェアウェー・ウッド: Titleist 906F2


3番ウッドは、ティーショットの要です。
  • ロフト = 15°
  • 長さ = 42.50インチ
  • 総重量 = 325 g
  • スィングウェイト = D1
  • シャフト = UST, V2-Wood 65g, Regular flex
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




ドライバー: Titleist 975D

僕がゴルフを始めたころは、すでに400ccくらいのドライバーが主流でしたが、何故かクラシックなものが好みです。というわけで、20世紀マツに市場に出回ったTitleist 975Dを使っています。ヘッドはeBayで$29で購入、数ヶ月使用してシャフトをUSTに交換しました。ゴルフを始めて4年経過して始めて、ドライバーがスライスしないで飛ぶようになりました。
  • ロフト = 9.5°
  • 長さ = 44.00インチ
  • 振動数 = 246 cpm
  • 総重量 = 313 g
  • スィングウェイト = D0
  • ヘッド体積 = 260 cc
  • シャフト = UST V2 Wood, Regular-flex

From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課








お気に入りのコースを紹介します

Hunter Ranch Golf Course (Paso Robles, CA)

4041 Highway 46 East, Paso Robles, CA 93446
http://www.hunterranchgolf.com/
  • Blue: 6741ヤード (72.6/136)
  • White: 6292ヤード (70.7/131)
  • Red: 5639ヤード (72.0/128)
  • 平日: $60 / 週末: $79
コースレイアウト、コンディションともに満足できるコースです。全般にフェアウェーは広く、グリーンに近づくにつれて木々やバンカーがターゲットを狭くさせています。11番, 12番, 13番ホールでいかにしてストロークをセーブするかがスコアメイクに影響しそうです。(個人的に、ここは”アーメン・コーナー"と命名) Paso Roblesは人気上昇中の土地ですので、グリーンフィーがじわじわと値上がりしているようです。ワィンを堪能した後に、ぜひ訪れてみてください。

写真: Hunter Ranch, 12番ホール Par-4. ティーグラウンドからの風景






About シャンク矯正課

このサイトの目的は?


ゴルフを愛する人々のための情報共有を目的としております。特に、
  1. シリコンバレーでのゴルフ情報、
  2. 限られた時間と予算でハンディキャップを縮めること
  3. シャンク病の治療
に焦点をあてています。

尚、このサイトはリンクフリーです。
相互リンクも大歓迎です。



サイト設立年月日

2007年10月1日です。



研究スタッフ (約1名)

Sei Higuchi

シャンク矯正課所属。このサイトのメインコンテンツ、撮影、実地実験を担当。

専門は航空宇宙工学。運動神経の低さをメンタルで補う習性あるため、現在はゲームプランの最適化をテーマに研究中。苦手なクラブはドライバー。好きなクラブはパター。USGAハンディキャップインデックスは2桁、研究歴 (ゴルフ歴) は4年くらい。

  • 18ホールベスト: 81 (43 + 38) @ Monarch Bay GC (blue tees, 2008年6月)
  • 9ホールベスト: 39 @ Poppy Ridge (white tees, 2008年10月)
  • 最低スコア: 150くらい? @ San Juan Oaks (2005年3月)

ハンディキャップの変化:
From アメリカ・シリコンバレー的ゴルフ研究所 - シャンク矯正課




サイトを始めたきっかけ: 重度シャンク病の治療


このウェブサイト (blog) をはじめたきっかけは、重度シャンク病の治療経過を記録しておこうと思ったからです。


確か2007年の6月ごろ、ラウンド中に突然サンドウェッジでシャンクしたのを今でも鮮明に覚えています。場所は、Napa ValleyにあるEagle Vines, 5番ホールの70ヤードくらいのアプローチだったはず。なんでもない普通のショットをしたつもりが、文字通り真横にとんでOB。そこから5回連続サンド ウェッジでOB、結局9-ironで転がしてなんとか14打くらいでホールアウトしたかと。それ以来一時的に回復するものの、所詮は焼け石に水。症状は悪 化の一途をたどり、2007年末は文字通りの末期症状でした。ウェッジからロングアイアンまでは全てシャンクショットが打て、ホーゼルのないウッドはシャ フトをボールに当てて飛ばしていました。


「これはあかん」ということで、一念発起、大して関心を抱いていなかったスィング理論や、棒切れでボールを打つ仕組みを少しは学習する気になりまして、基本事 項から徹底的に見直し、同時ちょっとだけ道具についても知識を仕入れて、なんとかまともにコースで楽しめるように治りました。


経験では、シャンクが酷くなってしまった状態では、スィングを再構築するのが遠回りのようで近道かもしれません。別な言葉でいうと、グリップから始めて、アドレス、バックスィング、最後にダウンスィング以降のスィングをチェックするのがよいかと。


当所の発見が、シャンク病に悩む方々にとって少しでもお役に立てば幸いです。



研究テーマ: ゲームプランの最適化デザイン

以下は、当所が購読しているブログ/ポッドキャストで強烈に印象に残っている1フレーズです:

"Every golfer should be able to improve their scores dramatically if and only if they focus on their plans. You wouldn't need to change your swing every year. The national handicap index hasn't been changed since 1970's, which might be because players haven't made sufficient efforts to improve their plans. It should be a way easier to hit the latest Titleist driver than the persimmon wood. Rather, they're paying attention too much on theories and assumptions. Do you have a plan?" (GMS)


意訳すると、

「ゴルファーはだれでも、身の丈にあったゲームプランを持ってゲームに望めば、(今のスィングのままで)劇的にスコアアップすることができるはずです。毎年毎月、ゴルフ雑誌のヒントをもとにスィングを改造しようとしたり、理想のスィングを血眼になって探す必要はありません。

さらに、(アメリカ全体の) 平均ハンディキャップは1970年代から、21世紀の今まで改善されていない。ゴルフクラブやボールは劇的に進化し、コースのコンディションも昔とは比べものにならないくらい改善されているにもかかわらずです。当時のパーシモンドライバーよりも、最新の460ccのTitleistのドライバーを打つ方が遥かに簡単なはずです。

多くのゴルファーは、技術や道具、理屈にとらわれすぎて、結果を重視したゲームプランを立ててプレーしていないのではないでしょうか? もし、プランにもっと焦点をあてたたら、ハンディキャップは飛躍的に下がるでしょう。」


これを聞いた瞬間に、「シャンク病が直ったら、プランにフォーカスした研究をしよう」と思いました。スコアをまとめるには、目標に応じたボールを打つ技術が要求されます。しかし、"Correct expectation"、目標相応の技術力は必要以上に高く世間で言われている気がする。例えば、
  • 100を切るには、ドライバーが200ヤードは打てないといけない。
  • 100を切るには、パーを5個とる必要がある。
  • 90を切るには、4番アイアンが打てないといけない。
  • 80を切るには、パーオンが12個、フェアウェーキープは18ホール中14個はとらないといけない。
どれも必要以上に高すぎるのではないでしょうか? 高すぎる故に、余計な心理的拘束を自分に課してしまって、潜在能力を充分に発揮できないのでは?

目標に応じたスキルレベルを設定でき、プレーヤーの長所に最適化されたゲームプランを設計することを研究テーマにしています。