2017 年はハンディキャップこそ 3 減り、30 ラウンド中 21 ラウンドは 80 台前半以下のスコアとなり、2016 年以前とはかなりゴルフの内容がよくなりました。90 を超えたのは 1 ラウンドだけです。
1 年を通じて、3, 4, 5 番アイアンはハイブリッドを使い、6番~PW はキャビティバックアイアンを使ってきました。簡単な道具を使うことで、明確にゴルフ自体は楽になったと実感しています。160, 180 ヤード離れた地点でもグリーンに乗せれたり、ミスしてもグリーン周りに運べることが多かったので、これがスコアメイクに貢献したと思います。
スコアのためには、少しでも簡単な道具を使うべきだと思います。ゴルフをプレーしていて楽しいと思うのは、多少なりとも「いいスコア」で回れている時だと思います。簡単とは、打ちミスをしても、曲がり幅が少ない、飛距離の損失が少ないことを意味します。
実際、僕の場合、7 番アイアンで芯でうてるのは、10 回中 1 回あるかないかなので、7 番まで (もし存在すれば) ハイブリッドにしたいくらいです。ハイブリッドは真っ芯でとらえると、スピンがかかりすぎて逆に飛距離をロスすることがありましたが、それも 10 回中 1 回あるかないかなので、やはりアイアンよりもハイブリッドが適した選択と思います。
しかし、普段はいわゆる難しいクラブをつかって練習しないと、近い将来いい加減なスィングに慣れてしまって、スコアも次第に悪くなってくるのではと予感しました。
アイアン
先日から来年はマッスルバックとパーシモンで練習すると宣言し、すでに練習場で打ってみていますが、久しぶりに Apex のマッスルバック版のアイアンを打つと、打点がバラバラで、ハンデが 15 くらいのときよりもスィング自体が悪くなっているような感覚でした。
「今度こそよく当たっただろう」と思っても、距離を測ると 3 番アイアンで 160 ヤードしかキャリーしてなかったり、ナイスショットか否かの打感の感覚も鈍感になっていました。
クラブフェースの向きにも敏感で、インパクトでちょっとでも向きがわるいと逆球になったり、来年は今年のようにうまくスコアが伸びないような兆候があります。
やはりミスを軽減してくれる簡単なクラブ、テクノロジーの進化に慣れると、次第に人の持つ技術力、スィング力は衰えてくるのだと実感できました。むしろ既に 1 年たらずで、スィングが衰えてきています。
ドライバー
ドライバーは、現代の 5 番ウッドくらいの大きさでしょうか?
インパクト•テープをはって、打点を視覚的に確認するようにしています。写真中の「F 185」のマークは、ほんのちょっとヒール側で打ったのですが、40 ヤードは曲がるスライスで、ランをいれて 185 ヤードでした。打点だけでなく、クラブの軌道もかなりオフラインだったのでしょう。
Callaway GBB と同じようなスィングをしても、頑張っても 210 ヤード超えるのがやっとです。メタル以前の昔のゴルファーは、とても高い技術力を身につけていたのだと思います。
小さい。。。
パター
パターも、室内、屋内ともに L 字パターを導入しました。やはり芯をはずしたり、クラブフェースの向きが悪い時などがよくわかります。
室内では、Home Depot で買った絨毯に、ダンベルでゲートをつくり、まっすぐに転がす練習をひたすらしています。目標としては、まっすぐに打ち出して、奥のゲートをくぐって、12~18 インチくらい奥に止まることです。50 球中 10 球 程度は手前のゲートで止まることがあります。
今年最後の練習: パーシモンドライバーで実際に9ホールをプレー
今年最後の練習は、9 ホールのラウンドになりました。
先週からの練習では、写真のようなマッスルバックアイアンとパーシモンウッドを打つようにしています。写っている 3 番アイアンは、キャビティ型ですが、実際はマッスルバックが入っています。ウェッジ 2 本とパターを合わせて 7 本で 9 ホールプレーしてみました。ボールは Pro V1 です。
結果は、パターが異様に入り 39 で出来過ぎでした。通常のパーセーブ (Scramble) 率だと、41 くらいが妥当なラインです。普段のセットのときよりも、スコアがいいような気がします。。。
- Santa Clara GC (F9, 35.3 / 121, 青ティー)
- スコア 39 (3 個ボギー, 6 個パー)
- 2 GIRs
- 4 Scrambles (4 / 7)
- 14 パット
- 0 DBW
- PMD 70 フィート
このパーシモンドライバーを買ったのは 3 年も前ですが、コースで使ったのは初めてです。実際、Callaway GBB も比較のために打ってみたのですが、飛距離がものすごく違います。どちらも芯を食ったあたりで、25 ヤードくらい飛距離差がでてました。
- パーシモンだと最大で 210 ヤード
- Callaway GBB だと最大で 235 ヤード
な感じです。
やはり普段簡単に超えているバンカーが超えなかったり、打ちミスをすると、170 ヤードくらいしか飛ばなかったりします。Callaway だと、ミスしてもとりあえず 200 ヤード以上は飛んでくれるので楽ですね。飛距離のロスや、曲がり幅が小さいです。テクノロジーの進歩で随分と楽をさせてもらっているのがよくわかります。昔の世代の方々は、相当高い技を身につけてプレーしていたのだと実感しました。
さて、プレーする上で一番困ったのは、ドライバーの飛距離よりも、8 番アイアンと 3 番アイアンの中間の距離を打つ時でした。140, 150 ヤードくらいの距離が残るととても打ちづらいです。8 番ではとどかないし、3 番では短い。そういう場合は、3 番でパンチ気味にうったり、高いカットボールを打って細工をしてみたのですが、なかなか上手に打てませんでした。
集中力がとてもつきそうなのと、やはりいい加減なスィングをするとすぐにわかるので、折に触れてこのセットでプレーしてみようと思います。次は、アイアンは全部持っていった方が楽そう。
ゴルフで常に80を切るには?
最近行ったデータ分析で、70, 80, 90 台のスコアの分類 (SVM Classification) を行い、ラウンドの統計値がどうなれば継続的に(常に)80 を切れるのかがわかってきました。
パットが異常にいいラウンド (27 パットとか) ができれば、いいスィングがなくても80が切れます。が、常に切ろうとなると、パターばかりに頼れません。
80 を切るには、ある程度ボールがまっすぐ、または 1 方向にボールが曲がるスィングが必要です。ドローである必要はなく、フェード/スライスボールでも全く問題ありません。僕はむしろ、フェードボールの方が安定してスコアが出せると思います。もちろん、あまり飛びませんが。。。怪我は減ります。
必要なのは
パットが異常にいいラウンド (27 パットとか) ができれば、いいスィングがなくても80が切れます。が、常に切ろうとなると、パターばかりに頼れません。
80 を切るには、ある程度ボールがまっすぐ、または 1 方向にボールが曲がるスィングが必要です。ドローである必要はなく、フェード/スライスボールでも全く問題ありません。僕はむしろ、フェードボールの方が安定してスコアが出せると思います。もちろん、あまり飛びませんが。。。怪我は減ります。
必要なのは
- 安定したスィング
- ティーショットを 200 - 220 ヤード確実に前に飛ばす
- アプローチショットをグリーン周りに運べる
- 30 - 80 ヤードなどの中途半端な距離から、確実にグリーンのどこかに乗せる。ピンに寄る必要はない。
- パター
- GIR 時に 2パットで上がれるようにする
- 3 フィートのパターを確実に決める
- コースマネージメント
- パーやバーディーよりも、怪我(ダブルボギー)を減らす
80 を切ろうというレベルになると、18 ホール中自然にパーやバーディーが出るものです。特に、Par-5, Par-3 はパーが取れやすい。警戒するのは、長い Par-4 で大叩きしないこと。
80 を切るための目標値
155 ラウンド、2790 ホールの統計を分析した結果からは:
- GIR >= 8 (パーオン 8 回以上 + 3 パットは 1 回まで)
- Scramble % >= 40% (パーセーブ 40% 以上, 8 GIR だと、4 回セーブ)
- DBW <= 1 (ダボ 2 個になるとしんどい)
が 80 を切る目標値になります。
もしくは、GIR + Scramble >= 13 で DBW = 1 が目安。
つまり、GIR が 9 個だと、Scramble が 4 個必要。ダボが 1 個で、ちょうど 7 オーバー。バーディーが出てくれるととても楽になりますが、あまり期待はしない方が無難です。
下の図は以前に似た分類 (Classification) をしたものです。ドットは実測値で、緑、グレー、赤の領域は、SVM Classifier で分類しました。横軸が GIR、縦軸は Scramble % (パーセーブ率) です。ちょっと赤の領域が厳しい感がありますが、グレーの領域でも赤ドットがあるのは、バーディーが出たおかげで 70 台のスコアになっています。
パーオン率 (GIR) が 33 % (6 回のパーオン) だと、かなりパーセーブ率をよくしないと 70 台になりません。数字にして 50% のセーブですから、12 回中 6 回というプロ並みな技が要求されます。
80 を切るマネージメント
スィングとパットがあれば、あとはコースマネージメント次第で 80 が切れるはずです。切れなくても、81, 82 とか、悪くてもそれくらいのスコアになることが多くなります。
Par-3 のマネージメント
Par-3 は GIR して、パーにしやすいホールです。ただ闇雲にピンを狙うと、ボギーどころかダブルボギーもしやすく、注意が必要です。ダボ 2 個でその日のゲームは終了になってしまいます。
例として、Stanford Golf Course の 17 番ホール Par-3 をあげます。グリーンは 2 段になり、右や手前は谷状になっており、このあたりに外すとボギー確定します。特にピンが右奥にあるときは、ピンを直接狙うのはお勧めできません(狙ってしまうケースも多々みます)。
逆にグリーン真ん中はミスの許容範囲も広くや、左奥は外してもチップしやすいです。
この Par-3 はピンが特に狙いにくいですが、基本的に 80 を切るのであれば、ピンは無視してグリーン中央を狙っていき、2 パットの 3 で幸せになるのが鉄則です。Par-4, 5 のホールでもグリーン中央を狙えば怪我がすくないです。
まずはグリーンは 4 分割して、どの番号に狙うか、どこが安全かを評価してクラブをえらびます。この場合は (2) が安全です。ピンが (2) に切られていればラッキー(バーディーチャンス)、それ以外は、2 パットで幸せになれます。
このホールでいうと、(2) を狙うには、手前の 145 ヤードのバンカーをこさなければなりません。なので、ざっくり 155~160 ヤードを飛ばせばよい計算です。
大事なのは、「平均して 155 ヤードは飛ぶクラブを選ぶ」ことです。ナイスショットした時のクラブよりも、+1 番手が目安です。
ありがちなのは、「ナイスショットをしたときに 155 ヤードを飛ぶクラブを選ぶ」とほぼボギーになることです。5 番でうっても、6 番で打っても、演技点はつきません。自分の飛距離を正しく評価して、たとえ他人より 2 番手大きくても、そのクラブで打たねばなりません。
なので、僕だと 5 番アイアンで打ちます。芯を食って 170 ヤード飛んでも左奥は寄せやすいので、これが最適なクラブなはずです。6 番アイアンだと、10 回中、9 回はショートするでしょう。
5 番アイアンだと、ちょっとあたりが悪くてもバンカーは越えやすいでしょうし、ちょっと左にひっかけても比較的簡単なチップショットが残ります。パットは 30 - 40 フィート残るかもしれませんが、それでもピンを直接狙うよりも、パーになる確率は相当高いはずです。
80 を切るには、攻めるより、怪我を防御し、守りに徹するのが得策です。
Par-5 のマネージメント
Par-5 は比較的パーにしやすいホールなので、ぜひ 3 オン 2 パットにしたいところです。80 を切れるくらいだと、飛ぶ人は Par-5 は 2 オンしたり、グリーン周りまで届いたりします。それは大きなアドバンテージなのですが、ハザードが多いホールは失敗しやすいです。
よく見るパターンは、
1 打目: ドライバーで飛ぶだけ飛ばす
2 打目: ウッドで飛ぶだけ飛ばす
3 打目: 残り 40 ヤードをざっくり
4 打目: グリーンに乗る
1 打目もちゃんと飛べばいいのですが、木の中や、バンカーに入れると途端にボギーやダボを覚悟しなくてはいけなくなります。
(Spyglass Hill, 7 番ホール, 480 ヤードの Par-5)
Par-5 は丁寧にグリーンセンターから逆算して、プレーするべきだと思います。自分の場合だと、100 - 110 ヤードの範囲からだと、Par-5 は 2017 年の統計では 20% がバーディーになります。これだと PW のフルスィングができるし、ちょっと手前にレイアップになっても、最悪 8 番アイアンくらいで打っていけます。
ティーショットは、左のバンカーには入れたくないです。そうすると、3 打目の地点から、バンカー手前までは、170 ヤード。これは 2, 3 番のハイブリッドや 5 番ウッドの軽打で簡単に運べるはずです。
そうすると、1 打目は 200 ヤードも飛ばせばよいことになり、3 番ウッドを安全に打っていけばいい。飛ぶ人ならば、5 番ウッドでもいいはずですが、とにかく左のバンカーに届かないクラブを打ちます。
注意点として、Par-5 はグリーンの傾斜が難しいことが多いので、事前にグリーンの傾斜を調べておくのも重要です。
3 打目が 150 ヤードとか残ってしまったときは、Par-3 と同じく打ちミスを考慮して、ちゃんとあたったら 155 ~ 160 ヤード飛んでしまうクラブを選んで打った方が結果がいいでしょう。
3 打目については、Par-3 のマネージメントと同様です。
Par-4 のマネージメント
Par-4 も Par-5 と同じくホールから逆算します。
まずは 2 打目のアプローチをどこから打ちたいかを考えます。下のホールは、400 ヤード以上ある打ち上げの Par-4 ですが、2 打目を 170 ヤードの地点から打ちたいとします。実質このショットには、190 ヤードくらいのクラブが要求されます。
そうすると、ティーショットは 220 ヤードは必要になります。するとドライバーを打っていかないといけません。
仮に、220 でなくて、190 ヤードだったとしたら、3 番ウッドでいいはずです。ティーショットはホールの長さでなく、アプローチをどの地点から打ちたいか、ある意味でどこにティーショットをレイアップするかによって決めるべきです。
特に難しい Par-4 の場合、グリーンの周りにもっていければよしとします。とにかくスコアカードに、6 をつけないことだけを考えます。
アプローチに関しては、Par-3 のときと同じような考え方をします。
グリーンも4 つに分割します。仮に (1) にピンがある場合、190 ヤード離れた地点から、こんなところは狙って落とせません。(2) を狙うべきです。
- ナイスショットすると、(2) にオン(ちょっとピンまで遠いけど 100 点満点)
- ちょっとスライスすると (1) に見事オン (ミスショット)
- ちょっとショートすると、(3) にのる (ミスショット)
- ちょっと左に外すと、チッピングができる(グリーンに乗ったあとも転がるスペースがある)。グリーン左のバンカーでも OK
- (4) の領域がないグリーンです。右手前のバンカーに外すと厳しい。
ここでは、(1) を狙って、ショートしたり、右に外すと、ボギーにできたものが、ダブルボギーを覚悟しなくてはいけなくなります。
あくまでも、ダボをしない戦略が大事です。80 を切ろうというレベルなら、無意識のうちにパーやバーディーが出てしまいます。
関連して、ティーショットを意図したように打てなかった場合、つまり TSIP (Tee Shot reasonably In Play) にならなかった場合、無理にグリーンを狙うのは危険です。個人的な話ですが、2017 年の統計で、Par-4 で、TSIP でない場合のパーオン率は 2 % でした。逆に、50% くらいがダボになっています。Par-5 のホールでも然り。無理せずボギーオンを狙いましょう。
木の後ろ、バンカーの中、足首までつかるような深いラフの場合などは、仮にハイブリッドがちゃんとあたったら乗るような、 残りが 180 ヤードないような範囲であっても、グリーン手前に安全に刻んで 3 オン 2 パットに切り替えるべきです。特に難しいコースでは、こうしたマネージメントが要求されます。
* Par-5 を実質 Par-4 としてプレーできる飛距離があれば、Par-4 と同じようにプレーしたらいいというか、Par-5, 4 という区別は不要といえます。
来年の練習用クラブ: パーシモンのドライバー & マッスルバックのアイアン
来年は、練習時(ドライビングレンジでスィングする時) のクラブを明確に変えてみることにしました。前回のエントリー (2017 年のまとめ: ハンディキャップを 3 つ更新) で、練習の目標としては:
- 75-125 ヤードのウェッジとショートアイアン
- 3 パットを防ぐための距離感
- 20 ヤード圏内の寄せ
- ドライバーがペナルティーにならない程度の精度で打てるようにする
この 4 点でした。どれもロングゲームの改善がキーです。
1, 4 は明らかにスィングの練習です。
2 はパッティングですが、スィングの精度が上がれば、3 パットになりそうな機会が減ります。なので、一見ショートゲームの課題のようですが、僕はロングゲームからよくした方が長い目ではいいはず。
3 もショートゲームの練習の範囲になりますが、やはりアプローチショットを、精度よく外すことが、結局寄せ(スクランブル) の成功率に繋がりますので、結局はスィングの良し悪しが物を言うと思います。
もちろん、パットや 20 ヤード圏内のチッピングも練習します。平均的にスコアをよくするには、フルスィングの改善が近道。
フルスィングの練習にもっと緊張感を与えて、集中力を養うために、道具をいわゆる難しい物に替えて打つことにしました。ドライバーは、パーシモンのウッドに、アイアンは、マッスルバックにして、パターは L 字パターにしました。
今年は、ハイブリッドに替えて成績がよくなったと思います。が、たまに前に使ってたマッスルバックの 4 番、 5 番アイアンなんかをうつと、ひどいほどにボールが飛ばない。スコアはよくなっても、スィングの精度が逆に悪くなった気がします。
ハイブリッドというのは、それだけ打ちミスに強いクラブなのでしょうけど、ミスに鈍感になりすぎて、みかん箱のみかんが腐ってくるように全部のクラブのスィングが酷くなっては困ります。
ということで、練習場では、ミスがわかりやすいクラブを使うようにしました。
- ドライバー: Louisville Golf のパーシモン
- 総重量 371 g、ロフト 11 度、長さ 43.0 インチ
- https://www.louisvillegolf.com/ で購入可能です
- 写真と詳細: https://breaking70.blogspot.com/2014/07/louisville-golf-50s-driver.html
- ショートアイアン
- Ben Hogan Apex の PW, 8番, 3番アイアン
- ウェッジ
- 他に持ってないので、コースプレー時と同じもの (Calaway)
- パター
- L 字パター (Cleveland)
3 番アイアンは、練習項目にはないのですが、やはり 3 番アイアンがしっかり打てると他のクラブを簡単に打てるという信頼につながるのと、ミスを一番繊細に評価できるので、練習セッション中に何球か打つようにしています。
2017 年のまとめ: ハンディキャップを 3 つ更新
昨年からの比較
2017 年は、年始の大雨や、仕事の影響があり、思ったようにラウンドできませんでしたが、結局 30 ラウンドしていました。スィングコーチに習ってきたのが功を成してきて、ハンディキャップインデックスが 7.3 になりました。普段のハンディキャップが、7 や 8 で、スロープレートが 140 の厳しいコースでも、コースハンディキャップが 9 になります。スィングを習う前は、11 前後をうろうろしていましたので、とても進歩しました。ゴルフをはじめてから 13 年たちますが、ようやくシングル•ハンディキャップになりました。
2016 年 | 2017 年 | |
ラウンド数 | 31 | 30 |
平均スコア | 86.00 | 82.40 |
平均パット数 | 34.00 | 33.10 |
GIR (パーオン率) | 6.16 | 7.33 |
Scramble (パーセーブ率) | 17.57% (2.03 / 11.86) | 23.49% (2.43 / 10.67) |
POB (パーまたはバーディーの数) | 7.12 | 8.70 |
DBW (ダブルボギー以上の数) | 3.61 | 2.26 |
バーディー変換率 | 7.39% | 13.03% |
平均 3 パット数 | 2.00 | 1.50 |
平均 1 パット数 | 4.00 | 4.26 |
平均ペナルティ数 | 0.68 | 0.67 |
S100 (100 ヤード圏内の打数) | 49.16 | 46.10 |
バーディー数 | 0.516 | 0.867 |
GIR が 1.17 増え、DBW が1.35 減ってます。バーディー率が倍近くになったのが大きいかも。S100 が 3 近く減ったのは、ショートゲームがよくなったよりも、ロングゲームが改善したのが大きいはずです。グリーンにとりあえずのれば 2 打、グリーンを外せば 3 打ホールアウトまでかかります。パット数が 0.9 へっていますので、ショートゲームの貢献が大まかに 1、ロングゲームの貢献が 2 でしょう。これは、書籍 ”Everyshot Counts” の分析とも一致しています。
各ラウンドのスコアの分布をみても、今年は 90 以上になったのが 1 ラウンドだけで、70% (21 ラウンド) は 80 台前半以下のスコアになりました。劇的に良いスコアはあまりなかった反面、平均的に 80 前後のスコアが出やすかったです。
2018 年の目標
来年はさらに、ハンディキャップを 3 は縮めたいです。具体的な目標は 3 つあります。
- 3 パットの数を 1 個減らす
- ダブルボギー (DBW) をボギーにするか、1 つの DBW を パーにする。1 ラウンドで 1 回のダボは OK とする。
- 1 パットの数を 1 個増やす (10フィート圏内で)
これで理屈では 3 打は減ります。
バーディーの数を増やすとか、GIR を増やすとか、利得になる目標よりも、「守りのゴルフ」シリーズでデータ分析をした結果を踏まえて、しょうもないミスを減らす策でいけると確信しています。
上記の目標のいいところは、飛距離を伸ばさなくてもいいことです。ティーショットの飛距離が 230 ヤード程度でも、今のように青ティーや白ティーからプレーする限りは十分達成可能です。その先は、飛距離を 20 ヤードくらい伸ばす必要があるのかなぁと予想しています。ドライバーが平均して 240 ヤード+飛んでくれると、450 ヤードくらいのホールでも 2 つで届く可能性がでてきますし、短い Par-5 を Par-4 としてプレーできるようになります。この辺りはまだ先の話なので、来年は重視しませんが、いずれは(平均)飛距離も伸ばす必要がでてくるのは間違いないでしょう。
以下、さらに細かい注意点や練習するべきポイントになります。
ティーショット
TSIP (ティーショットがグリーンを狙える場所に打てたかどうか、ラフでも構わない) が、パーオン率にものすごく影響することがわかりました。まずはドライバーが最適かどうか吟味しなくてはなりません。近年、Par-4, 5 ホールは自動的にドライバーを持つことが多かったのですが、昔はもうちょっとよく 3-wood などを使ってた気がします。
今年の分析から、意外と150-200ヤードの範囲でもパーオンしてるし、ティーショットをより確実にうって、グリーンまで多少遠くてもよいはずです(そのためにも長いアイアンは全部ハイブリッドに変えてしまったし)。12 月のラウンドでは、狭い Par-4 や、どうせ 2 打では届かないので Par-5 では積極的に使うようにしました(スコアは、76 - 81 - 73)。
TSIP が NG の場合、GIR は諦めるのが得策で、とくに Par-4 は乗ることは絶対にない。確率は 2.06 %。Par-5 だとまだチャンスはあるが、木の後ろ、顎の高いバンカーに入った場合は、目標を1つ下げた方が良さそう。そのほうが、DBW を回避しやすい。決して、木と木の間を撃ち抜くとか、深いラフから大木を避けるためにスライスを打つとか、ライの悪い地点から無理にピンを狙うとかは、絶対にしないのが鉄則です。そうすることで、DBW の数を減らせるはずです。
技術的な面では、依然として、ドライバーはすぐにスライスしやすく苦手なクラブなので、苦手を克服するように練習をしなくてはなりません。
アプローチショット
75 - 125 ヤードのショートアイアン、ウェッジの練習をしなくてはなりません。短いホールでは確実にパーにしたいし、ボギーオンは確定させたいです。今年のデータからはまだまだ取りこぼしが多いのがよくわかりますし、Par-5 でグリーンを外してるのは本当にもったえない。(TSIP 時の 125 - 150 ヤードの取りこぼしももったえないですが)
150 ヤードより長いアプローチの練習は、来年は特にしないことにします。練習では、150 ヤード以上の距離を結構打ってた気がしますが、もっと短い比較的簡単なショットを確実に打てるようにしたいですね。
スクランブル
これまでスクランブルの練習は、30-50 ヤードくらいの範囲を中心に行ってきました。はっきりいって無駄というか、効果がほとんどないことがわかります。今年の結果から、30 ヤード超の範囲ではセーブできないし、回数自体がすくない。
結局、スクランブルに多い距離としては、10-20 ヤードの範囲です。その比較的短い範囲でも、30 ヤード以下だとセーブできることがあるが、確率がとっても低い。20 ヤード以下の範囲を集中して練習する。
30 ヤード超の範囲では、グリーンのどこかにのせて、2 パットできれば十分だと思います。そのためにも、アプローチショット (Par-4 なら 2 打目、Par-5 なら 3 打目) の精度をよくして、上手なミスができるようにしなければならないはずです。
パット
1 パット
5 フィート未満の範囲でもっと確率あげたいですね。一番回数も多いし。
5 - 10 フィートの範囲になると、狙って決められないのは承知の上ですが、あと 10% くらい改善するだけで、1 ラウンドあたりのパット数が 1 つは減るはず。
それより遠い範囲では、2 パットで上出来、1 パットは奇跡。
ちなみに、2015 年の 1 パット数は 5.54、バーディーコンバージョンは 20.18%。1 パット率が 2015 年よりかなり悪いです。この年は、特に短いパットは、カップを通り過ぎるように、しっかり打っていました。12 月からは、比較的強く打つように変えてきています。
3 パット
3 パットは1 ラウンドに 1.3 回。30 フィートを超えるとしやすいが、意外にも 30 フィート未満の短い範囲でもしでかしてています。パターンとしては、
(1) ティーショットを失敗 (TSIP NG) して、ボギーオン。
(2) 3 打目が 20 フィート前後の「もしかして入るかも」という淡い期待がでる範囲に打つ
(3) 1 パットを狙いすぎて、返しのパットが入らず
(4) 3 オン、3 パットのダブルボギー
グリーンを外したときはもうちょっと控えめにして、確実なボギーをとったらよいかも。
ボールの飛び方の法則 (Laws of Ball Flight)
ボールの曲がり方の法則を完全に誤解していました。フェードやドローボールを打つ時は、クラブフェースの向きをターゲットにあわせて、打ち出す方向にアドレスすると思っていましたが、全くの逆でした。正しくは、クラブフェースをボールの飛び出し方向になり、クラブヘッドの軌道がそれよりもオープンだとフェード/スライスになり、逆に軌道がクローズドになると、ドロー/フックになります。
フェード
ドロー
フェード
ドロー
またボールがスタンスの後ろになると、自然とクラブの軌道がインサイドアウトになりやすく、ドローになりやすい。なのでショートアイアンは左に曲がりやすいので、スタンスはむしろオープンにした方が、ターゲットにまっすぐ飛びやすい。逆に、ボールがスタンスの前になると、クローズドスタンスのほうがよかったりする。
これらは D-Plane という概念で説明ができます。D-Plane を理解することで、ボールの左右のコントロールがとてもしやすくなりました。が、依然としてドライバーをドローで打つのはまだまだ修行がたらず、2018 年の技術課題の 1 つです。
http://breaking70.blogspot.com/2017/08/blog-post_16.html
道具
今年は道具もけっこう代わりました。
3, 4, 5 番アイアンをハイブリッドにした
打ちミスに強い易しい道具を使うが大事です。
2016年1月にスィングを習うまでは、マッスルバックを使っていました。芯でボールを打つ感触を覚えてから、いかに芯で打てる回数がすくないことを痛感し、キャビティバックに変更しました。さらに今年は 5 番アイアンまではハイブリッド•クラブに変更しました。これが功を成したのか、150ヤード以上離れたアプローチでもグリーンに乗る確率がとてもよくなっています。ゴルフには、フィギュアスケートのような「美しさを競う」ことはありません。いいスコアで回るには、エゴを捨てて、ミスに強くて易しいクラブを使うのが得策だと思います。
2016年1月にスィングを習うまでは、マッスルバックを使っていました。芯でボールを打つ感触を覚えてから、いかに芯で打てる回数がすくないことを痛感し、キャビティバックに変更しました。さらに今年は 5 番アイアンまではハイブリッド•クラブに変更しました。これが功を成したのか、150ヤード以上離れたアプローチでもグリーンに乗る確率がとてもよくなっています。ゴルフには、フィギュアスケートのような「美しさを競う」ことはありません。いいスコアで回るには、エゴを捨てて、ミスに強くて易しいクラブを使うのが得策だと思います。
練習では、依然、マッスルバックアイアンを使います。練習場ではいくらミスをしても大丈夫です。
ハイブリッドの場合、よく当たりすぎるとスピンがかかりやすい特徴のせいか、異常に高くあがってグリーンにピタッと止まるボールが打てます。飛距離が 1 番手弱くらい落ちたりします。Par-3 では、ティーアップを高くせず、ウェッジやショートアイアンと同じくらいの高さで十分なようです。この当たりは、ハイブリッドを使う上でのクセなのかもしれません。
今年の平均アプローチ距離 (Par-4 の 2 打目、Par-5 の 3 打目) は、152.43 ヤードでした。6 番アイアンで真っ芯でとらえてちょうどよい距離なので、確実にグリーンに乗せるには 5 番アイアンや、かなり打ち上げてると 4 番アイアンを使った方がよい距離です。なので、他の人がアイアンを持っている状況でも、僕はハイブリッドばかりつかってることが頻繁にありました。ゴルフはスコアの数を競うゲームなので、スタイルはカウントされないはずです。
今年の平均アプローチ距離 (Par-4 の 2 打目、Par-5 の 3 打目) は、152.43 ヤードでした。6 番アイアンで真っ芯でとらえてちょうどよい距離なので、確実にグリーンに乗せるには 5 番アイアンや、かなり打ち上げてると 4 番アイアンを使った方がよい距離です。なので、他の人がアイアンを持っている状況でも、僕はハイブリッドばかりつかってることが頻繁にありました。ゴルフはスコアの数を競うゲームなので、スタイルはカウントされないはずです。
3-wood
3-wood は、長らく使ってた Titleist 906F から、Callaway Big Bertha (2014 年モデル) に変えました。906F はいい当たりをしても、スピンがかかりやすくて、あんまし飛ばず、打つのが難しいクラブでした。GBB は、エネルギー伝達効率がよいのか、スピンがほどほどで、ティーショットにはとても使いやすいクラブです。今年のモデルなども打ち比べましたが、Trackman のデータでは 2014 年のが一番よかったです。
ドライバーは、GBB 2015 年モデルを使っていましたが、3-wood がとても打ちやすいので、ドライバーも同じ 2014 年モデル、シャフトも同じく Fubuki の S flex にしました。まだ数ラウンドですが、高く吹け上がるフェードボールが少なくなった気がします。打感もこちらの方が好きです。ひと昔前にあった、FT-i に近いかも。
来年は練習には、強いてパーシモンを使ってみようかな?
来年は練習には、強いてパーシモンを使ってみようかな?
余談1: ホールの距離と現実的なスコア
- 単純にホールから 200 ヤード離れると平均スコアは 4 を超える。長い Par-3 は特に 4 つで十分。短いホールで稼ぐ。
- 300 ヤード前後の Par-4 は、3 を期待せず 4 を狙う。バーディーなどは無視して 2 オン 2 パットでよしとする。狙って取れることは決してない。
- 残念ながら、500 ヤードを超える Par-5 は、パーになりにくく、ボギーになる率がとても高いことを踏まえておかなくてはならない。
- 2017 年で、Par-5 を 2 オンしたのは 1 回だけ。確率にして 1% 以下。400 ヤード以下の Par-4 も 2 打で届かないこともあります。
余談2: バーディーの出やすい距離は100-110ヤード圏内
- それでもバーディーがでるとスコア的には助かるので、強いて言えば 100 - 110 ヤード圏内 (PW, 9 番アイアン) のフルスィングの範囲に 3 打目を運ぶのがよさそう。確率は 20%。
- サンドウェッジのフルスィングはあまり得意ではないせいか、100 ヤード以下に縮めても結局意味がない。
- 58 (70 ヤード), 54 度 (84 ヤード) のウェッジのフルスィングも練習項目に入れてもよいかもしれない。
総括
- 目標
- ハンディキャップインデックスを 3 つ縮めて、4 台にする
- 練習
- 75-125 ヤードのウェッジとショートアイアン
- 3 パットを防ぐための距離感
- 20 ヤード圏内の寄せ
- ドライバーがペナルティーにならない程度の精度で打てるようにする
- 道具
- 簡単で打ちミスに強い道具を選ぶ。
- コースマネージメント
- ティーショットはドライバー以外の選択肢も十分に吟味する
- ティーショットをミスした場合は、無理せずボギーを狙い、ダブルボギーを回避する
- 1 ラウンドで 1 回はダブルボギーを許容する(理想は0)
- D-Plane の理解でボールを左右に曲げられる
- Par-5 では、100-110 ヤード圏内からアプローチするのがよい (確率は 20%)。短すぎてもよくない。
Spyglass Hill の 15 番ホール Par-3
モントレーにあるスパイグラス•ヒルは、僕の一番好きなコースの一つです。先日は 15 番ホールで失態をさらしてしまい、この日のゴルフはここで畢ってしまいました。
この日は特にスィングがよくなく、左右にバラバラ散ってやりにくい感じでした。それでも、14 番ホールを終わって 8 オーバーだったので、なんとかハンディキャップなりに 9~11 オーバーにできそうな雰囲気でありました。(USGAインデックスが 7.5 なので、コースハンディキャップは 9)
しかしながら、一回の判断ミスから 15 番ホールで +3 (6打), 16 番 Par-4 でも、カッカしたままプレーして判断ミスが続き +3 (7打) を叩きました。17, 18 番は共に 2 オン 2 パットのパーで平和にプレーしましたが、近年稀に見る恥ずかしい振舞いでした。
結果は 41 + 45 = 86。
結果は 41 + 45 = 86。
7 GIR
35 パット (3 パット 2 回)
DBW = 3
LB = 2
POB = 9
FPPB = 16
35 パット (3 パット 2 回)
DBW = 3
LB = 2
POB = 9
FPPB = 16
心のどこかで是が非でも前回の 81 を切りたいという、スィングがよくない状態にもかかわらず無謀な願望があったのかもしれません。15 番ホールのティーショットをピンの左にわずかに外し、斜面下に落として、5 打で上がるのがせいぜいな状況が一瞬でわかり、意気消沈しました。
スィングよりも、ピンは無視して、グリーンセンターを狙う冷静な判断をしていれば防げたミスです。
15 番ホール Par-3
打ち下ろしで、白ティーから 90 〜 100 ヤード前後、フルバックティーからでも 110 ~ 120 ヤード前後の非常に短いホールです。僕の場合はフルスィングしにくい範囲なので、余計プレーしにくいと感じるのかもしれません。このホールは、フルバックからプレーした方が平均スコアがよいかもと思えるくらいです。
右手前が池になり、グリーン左側は急斜面です。この斜面に落とす方が、池よりも厳しいペナルティが待っています。
グリーンも狭く、中心から 10 ヤード (30 フィート) の円を描いてみました。こう見ると、真ん中に乗せて 2 パットがいいのかなぁと思います。
ピン位置としては、❶ ~ ❹ になります。今回は ❸の位置にありました。ピンクの矢印のように、左は急激な坂になり、20 フィートくらいは下まで転がり落ちます。
旗が❸や❹にあっても、❶に狙った方が正解にみえます。というのも、
❸: 左奥に引っ掛けるとボギーすら難しくなり、5, 6 を覚悟しなくてはならない。
❹: 左右どちらに外しても、パーが事実上無理になる。
からです。上の図から、グリーンも小さいわけですから、グリーンのどこかにとりあえず乗せて 2 パットを狙うので十分なはずです。
今日のミス
ピンが前の図で、❸の位置にあり、ティーからちょうど 100 ヤードぴったりでした。PW を軽打したのですが、よく当たって若干引っ掛けてグリーンをわずかに 1 ヤード外しただけでしたが、左奥の斜面に転がりどうやってもダブルボギーになる状況でした (これでキレてしまい、次のホールまで判断ミスを繰り返してしまいました)。
ティーは右側にセットし、グリーンの左にあるピンを狙って打ったわけですが、そもそもピンを狙うのが間違いでした。池に落とさないことと、ピンそばに落とすことだけを考えて、左へミスした場合のことは完全に忘れていました。
逆にティーを左側にセットして、同じような狙いをしたらと、考えてみましたが、そもそもひっかけると木にあたり、さらに状況を悪化させてしまいそうです。絶対にストレートかカットになるならよいのですが、ショートアイアンやウェッジだとどうしてもひっかけるミスが出やすいものです。
正解のプラン
ピンの位置に関わらず、安定してパーにするには、やはりこのようにグリーンセンターを狙うのが正解と思いました (水色のライン)。池は十分に超えるクラブを選び、左右に10ヤード程度のミスの許容範囲 (緑のライン) を確保するプランが安全かつ、平均スコアもよくなるはずです。
関連記事
- スパイグラス•ヒル (Spyglass Hill) に再挑戦: もうちょっとで 79 (2017 年 11 月)
- スパイグラス•ヒル (Spyglass Hill) をプレーする (18ホールの解説)
- 久々のスパイグラス•ヒル (Spyglass Hill) (2016 年 10 月)
- Spyglass Hill Golf Course - Monterey, CA (2015 年 8 月)
守りのゴルフ (5) - ショートゲームの課題
これまでロングゲームについてデータ分析を行ってきました。
3 パット
- 守りのゴルフ (4) - ティーショットの良し悪し (TSIP) が及ぼす酷い結果
- 守りのゴルフ (3) - ダブルボギー (DBW) とティーショットの良し悪し、残り距離の関係
- 守りのゴルフ (2) - ダブルボギー (DBW) を減らす
- 守りのゴルフ (1) - 過去 10 年分、149 ラウンド / 2682 ホール分のデータを分析する
いまのところの結論としては、とりあえずほっといても1ラウンドにつき 7 個くらいパーオンし、8 個はパー以上のスコアになっているので、無理して狙っていくよりも、しょうもないミスを減らした方が、ハンディキャップを縮める近道になるということです。
2017 年では、ラウンド平均の DBW (Double Bogey or Worse, ダボ以下のスコア) が 2.3 回で、特に Par-4, 5 では、ティーショットを失敗した場合に DBW になりやすく、3 回に 1 回以上は DBW です。さらに、ティーショットを失敗した場合は、パーオンは決してしない。
繰り返しになりますが、当面の課題は、
- ティーショットの成功率をあげる。スィングの改善も必要だし、ドライバーを打たねばならないかちゃんと吟味する。
- アプローチ (Par-4 なら 2 打目、Par-5 なら 3 打目) で、グリーンが狙えない場合は、スクランブルしやすい地点へ運び、無理なことは避ける。
です。やはり平均的にスコアをよくするには、ショートゲームより、ロングゲームが必要だと思います。
とはいいつつも、ロングゲームのミスを挽回するにはショートゲームも必要です。今回は、ショートゲームの範囲でどこを重点的に練習するかを探ります。
3 パットは、なんとしても 0 にしたい数字です。下の図は、Par-3, 4, 5 毎に、パットの距離別に 3 パットになった回数をしめしました。40 フィートを越えると、50-100% は 3 パットしてますね。。。
それよりも、意外と 15-30 フィートの比較的至近距離からも 3 パットが目立ちます。1 パットは無理ですが、2 パットで問題ない距離のはずです。
ロングパットの練習というと、30 - 50 フィートばかりしていましたが、15 - 30 フィートのもっと短い範囲で確実に、2-3 フィートの範囲に寄せる距離感の練習が必要です。
1 パット
次に、↑の図と関連して、1 パットの成功回数をオレンジで示しました。
- 5 フィート圏内 (約 1.5 メートル) での 1 パット率が 66% (Par-4) は低すぎ。
- 5-10 フィート圏 (約 1.5 - 3.0 メートル) は、狙って入る距離ではないのは十中承知していますが、もうちょっと、今年の倍くらい入ってくれると助かる。
- 10 フィート以上離れた場合、1 パットできるのは、想定外のまぐれ。
- スクランブル率をあげるには、10 フィート圏内に寄せれたらよしとする。
今年は、パットのスピードを、ホールにちょうど止まるように打つことが多かったので、ホールを 1 フィートくらい通りすぎる程度のストロークができるように練習しようと思います。
パットがショートしたか、オーバーしたかの統計もとった方がいいかも。
スクランブル
スクランブル (scramble) は、レビュレーション通りにパーオンをしなかった場合に、パーセーブできることをいいます。下の図は、Par-3, 4, 5 で、ホールからの残り距離ごとに、回数(青)、スクランブル(オレンジ)、平均の残りパットの距離(緑の線) を示しています。
スクランブルの残り距離は、15-20 ヤードの範囲が多いですね。ショートゲーム練習場にいくと、よく 30 - 40 ヤードから打つことが多いのですが、ぜんぜん見当違いの範囲を練習していました。今年のデータでは、30 ヤードよりも遠い地点から、スクランブル狙っても、結局 1 パットできることは皆無に近いといえます。全く無駄な練習でした。チッピングなどの練習は、30 ないし 20 ヤード圏内を集中的にした方が効果ありそうです。
残りパットの距離が平均で 10 フィートよりちょっと遠いくらいにあるので、これをなんとか 7, 8 フィート圏内に寄せることができればいいですね。そうすると、スクランブル率が改善するかもです。
残り距離が 30 ヤードより遠いと、とりあえずグリーンに載せて 2 パットで凌ぐので十分すぎると思います。
結論: どこを練習するか
- 20 ヤード圏内のチッピングを、10 フィート圏内に寄せれるように練習する (理想的には 3 フィート)。
- パッティングは、15 - 30 フィートを中心に距離感を養う。
- 10 フィート程度の短いパットは、ホールを 1 フィートくらいはオーバーするくらいの勢いで打つように練習する。
守りのゴルフ (4) - ティーショットの良し悪し (TSIP) が及ぼす酷い結果
前回のポスト (守りのゴルフ (3) - ダブルボギー (DBW) とティーショットの良し悪し、残り距離の関係) で、ティーショットの良し悪し (TSIP, Tee Shot reasonably In Play) で、ダブルボギー以下のスコア (DBW) に確率が、
まず最初の図は、GIR (パーオン) の回数について
次は先ほどの図の延長で、パーオンでなく、ボギーオンの回数を現しました。縦横列の分類は先ほどと同じです。
最後はパーよりよいスコアになる場合 (POB) について、グラフにしました。ティーショットがよければ、半分以上は、パーかバーディーで取れています。Par-4 ホールの場合、ティーショットをミスると、パーにできる確率は 10% 以下という厳しい結果がわかります。
- Par-4 で、約 9 倍 (4.29 % > 38.10%)
- Par-5 で、約 5 倍 (7.41 % > 35.71 %)
に跳ね上がることを発見しました。ティーショットをミスしたら、素直にフェアウェーに戻して、ボギーオンさせて 2 パットでボギーにすればよいだけなのですが、現実はそうでもなさそうです。無理やりグリーンを狙って、難しいショットを試みて、大叩きすることが多い。
前回は、TSIP - DBW の関係でしたが、今回は他の統計値も調べてみて、次回のラウンドからもっと現実的なコース戦略が立てられるようにするつもりです。
TSIP - GIR (パーオン、Green In Regulation)
まず最初の図は、GIR (パーオン) の回数について
- 左の列はティーショットが良い場合、
- 右の列はティーショットを失敗した場合 (林の中、深いラフ、アゴの高いフェアウェーバンカー、フェアウェーだけどもグリーンまでとても届きそうにない状況など)
で分かれています。上の段から、Par-3, Par-4, Par-5 ホールに分類しました。オレンジは、パーオンした場合を示しています。
2017 年の平均パーオン率は、約38% (18 ホール中 7 ホール) です。左の列はオレンジの部分が多いことからも明らかなように、平均値を十分に超えています。Par-3 ホールの場合、TSIP = GIR なので、100% になります。1 ホール、入力ミスがあるようですね。
問題は、Par-4, Par-5 で、ティーショットをミスった場合、GIRは、それぞれ 2.38%、13.33%。Par-5 では、まだ3 打で乗るチャンスがちょっとだけありますが、特に Par-4 は無理、絶対グリーンに乗らないと考えるべきです。ティーショットをミスして、グリーンが明らかに狙えない状況では、インテンショナルにボールを曲げたり、低く打ったりなど無謀なことは考えず、素直にフェアウェーに出して、ボギーオン+2パットを狙うのが正解といえます。
ティーショットをミスしたら、パーオンは狙わず、目標を 1 つ下げて少しでも損害を軽減するのが懸命。データが全てを物語っています。Par-4 ホールでも、GIR は 10% 以上はあるかと想像していたのですが、思ったよりも相当認識が甘かったです。
先週のラウンドでは、1 ホールでトリプルボギーを打ちました。それはやはり、Par-4 で、ティーショットをミスして、ボールが木の後ろ、ピンまで 165 ヤードでした。「3 番ハイブリッドで、カットを打てば、グリーン周りには最低限飛んで、ボギーは硬いな」と甘く考えていたら、木に当てて、結局 5 オンの 2 パットになりました。このホールの大叩きで 81だったので、ボギーにできていたら 79 になっていた可能性があります。ハンディキャップが下がるにつれて、以前にも増して 1 ホールのミスが取り返しのつかない大怪我に繋がってしまいます。
TSIP - FPPB (ボギーオン, First Putt Par or Birdie)
次は先ほどの図の延長で、パーオンでなく、ボギーオンの回数を現しました。縦横列の分類は先ほどと同じです。
データ上では、FPPB, First Putt Par or Birdie とラベルをつけ、第1パットがパー、バーディになる状況下どうかを示します。2 パットになれば、最悪ボギーで、ダブルボギーが回避できますので、スコアメイクには重要な指標です。
ティーショットをミスすると、Par-4, Par-5 ではボギーオン率で、50% を超えるのがせいぜい (右列の真ん中と下の図) 。ということは、残りの50% のホールでは、1 パットをすればやっとボギーになるという状況になり、スコアメイクの大敵といえます。レイアップした後に、上手くグリーンに乗ってないということですね。
TSIP - POB (パー、バーディーになる場合、Par or Better)
最後はパーよりよいスコアになる場合 (POB) について、グラフにしました。ティーショットがよければ、半分以上は、パーかバーディーで取れています。Par-4 ホールの場合、ティーショットをミスると、パーにできる確率は 10% 以下という厳しい結果がわかります。
所詮、僕の技術レベルでは、木の後ろからボールを曲げてグリーンに乗せてパーをセーブするというのは、夢物語なのでしょう。Par-5 だと、まだミスの許容範囲が増えるので、パーにできる確率が増えていますが、それでも無理をしないコースマネージメントが必要です。
Par-4 でレイアップした場合、3 打目をピン傍に寄せようなどと思う必要もないといえます。そうすれば力まず、とりあえずグリーンのどこかに乗る確率も上がるかもです。
Par-4 でレイアップした場合、3 打目をピン傍に寄せようなどと思う必要もないといえます。そうすれば力まず、とりあえずグリーンのどこかに乗る確率も上がるかもです。
結論
- ティーショットをミスした場合、残り距離に関わらず、グリーンは狙わずに安全なフェアウェーに出し、パーでなく、ボギー•セーブを狙う。難しいショットを試みても、グリーンに乗ることはあり得ないし、パーにできる確率は絶望的に低い。
- ボギー•オンの確率を理想的に100%に近づけるために、ウェッジやショートアイアンで確実にグリーンを捉える練習をする。
- 前回作ったグラフからは、Par-4 では、DBW になった 32 ホール中、18 ホールは、グリーンから 120 ヤード圏内にあった。Par-5 の場合は、6 ホール中 5 ホールが、110 ヤード圏内。
- ティーショットの正確性を上げる練習をしたり、打ちミスに強い道具を探す。
- ティーショットで、ドライバーが最適化どうかよく吟味してクラブを選ぶ。
守りのゴルフ (3) - ダブルボギー (DBW) とティーショットの良し悪し、残り距離の関係
前回のエントリー (守りのゴルフ (2) - ダブルボギー (DBW) を減らす) の最後に、次に調べるのは、3 パット、1 パットの確率やスクランブル率と述べましたが、先にダブルボギー (DBW, Double Bogey or Worse) について、もうちょっと詳しく調べてみました。
前回では、アプローチの残り距離別に、DBW かどうか調べました。経験上、ティーショットが悪い場合は、ダブルボギーやトリプルボギーになる確率がグンと上がっている感があります。ティーショットが悪い具体的な例としては、池やクリークなどのハザードに入れるとか、木に打ち込んでしまう(さらにパンチアウトしても残り距離が 150 ヤード以上残ったりすると最悪) などです。
DBW と、ティーショット (TSIP) の関係
というわけで、DBW をティーショットの良い (左) / 悪い (右) 場合に分けてみました。距離感覚は粗めに 50 ヤードおきにとっています。上から、Par-3, Par-4, Par-5 の結果です。
ティーショットが良いというのは、Par-4, Par-5 であれば、フェアウェーにあるだけでなく、ラフでも OK です。グリーンに届きそうな残り距離にあり、ライが打ちやすい状況下にある場合、「良い」とします。データ上は、TSIP (Tee Shot reasonably In Play) とラベルをつけています。判断は自分の感覚に左右されるのですが、単にフェアウェーキープ率をつけるよりは遥かに役立つ指標と思います。
ティーショットが良い場合
- Par-3: 0 / 56 (0 %)
- Par-4: 7 / 163 (4.29 %)
- Par-5: 6 / 81 (7.41 %)
ティーショットが悪い場合
- Par-3: 6 / 49 (12.24 %)
- Par-4: 32 / 84 (38.10%)
- Par-5: 5 /14 (35.71 %)
というわけで、ティーショットのミスがダブルボギー (DBW) に相当繋がりやすい。80 - 130 ヤード圏内がよくないという議論もしていましたが、ティーショットをとりあえずアプローチが打てそうな地点へ運ぶ(つまりミスらない)のはかなり重要ぽい。
ちなみに 2016 年と比べれば、かなり改善されました。フルスィングの改善が、DBW の軽減に繋がっていると思います。
2017 年のデータをもうちょっと細かく、10 ヤード刻みでみてみると、Par-4 に関して言えば、170 ヤードより遠くなると 50% くらいは DBW にしてしまっています。来年もティーショット安定して運べるようにスィングを練習するのと、打ちミスに強い道具を探してみるのも手かもしれません。
スクランブルの残り距離と DBW
あと、ティーショットが悪い場合、おそらくレイアップを選ぶことも多かったはずですが、それはスクランブルの距離 (Scramble Distance) という距離で、整理しているので、大体ホールから何ヤードくらいの地点にレイアップしたかも整理可能です。故に、
- Par-4, Par-5 において、
- ティーショットを失敗した場合、
- スクランブルの距離別に、
- DBW か否か
という条件で 2017 年について整理してみると、下の図のようになりました。
意外と、50 ヤード以上距離が離れると 3 分の 1 くらいはダボ以下 (DBW) にしてしまっているのですね。。。120 ヤード以上離れると、かなり確率が悪くなるんだろうなと思っていましたが、思ったよりも近い距離での精度が悪い。つまりオレンジは、ホールアウトするまでに 4 打以上を要しています。グリーンから 60 ヤード離れて、2 オン 2 パットの 4 打では話になりません。あわよくば 2 打、悪くても 3 打にしたい距離です。
結論
結論として来年の指針です:
- ティーショットで、(飛ばなくてもいいので) 次打が易しく打てる地点へ打つ練習をする。
- 打ちミスに強い道具(特にドライバー) も探してみる。
- 50 - 140 ヤードの、ウェッジやショートアイアンの距離で、グリーンに乗せるように練習する。DBW の軽減に加えて、前回の分析結果からも GIR の向上にも繋がると言える。
ティーショットの良し悪し (TSIP) によって、スコアが全然違ってきてそうですので、次回はさらに詳しく調べてみます。
その次に、パットやスクランブル率の成績を分析し、
その次に、パットやスクランブル率の成績を分析し、
- どの距離で 3パットしやすいか?
- 何ヤードくらいのチッピングを練習するべきか?
を把握したいです。
守りのゴルフ (2) - ダブルボギー (DBW) を減らす
前回のポスト (守りのゴルフ (1) - 過去 10 年分、149 ラウンド / 2682 ホール分のデータを分析する) で、過去 10 年のラウンド分析をしました。ゴールは、平均的にスコアをよくしてハンディキャップを減らすことです。
仮説としては
もっとスクランブル率を良くすればよいこともありえますが、ダボ、トリプルはスコアメイクの大敵です。
下の図は、アプローチの距離別にダブルボギー (DBW) を叩いた数を Par-3, 4, 5 別に示したものです。青が今年、赤が去年です。
Par-3, 4, 5 に共通なのが、年間 1, 2 回とはいえども、80 - 140 ヤード程度の距離から、ダブルボギー以上を叩いているという事実です。2017 年の合計で 13 回。この時点でのデータは 24 ラウンドでしたから、決して少なくない数字です。昨年から改善はしていますが、この距離では凡ミスすぎます。ショートアイアン、ウェッジの距離です。これが 0 になれば、平均して 1 ストローク以上は改善が期待できます。
また、Par-4 では、170 ヤード以上の残り距離でダボになりやすい。ティーショットをミスして、難しいライから打っていたり、ハイブリッドを上手く打てなかったり、無理してグリーンを狙っていた、などの理由が原因かもしれません。また、レイアップしたものの、100 ヤードちょっとの距離からグリーンに乗らなくてダボになってるとか。。ここは、次回以降で、ティーショットとの関連性などを調べて見たいと思います。
150, 200 ヤードの範囲は乗ればラッキーだと思っています。それよりも赤枠で囲んだ領域が問題。残り距離が 80 ~ 140 ヤード程度だと、とりあえずグリーンに載せたい。ウェッジから、7 番アイアンの軽打でとりあえず乗るはずです。それが意外と乗ってない。50-60% と、2 回に 1 回程度のレベルです。110 - 120 ヤードの範囲は特に「谷間」になっていて、ダメすぎます。
やはりショートアイアン、ウェッジの練習は大事そうです。この距離がグリーンに乗れば、先述の DBW を減らすのに直接役に立ちます。
この図はパーセンテージしか表していないので、何回中、何回グリーンに載せられたかも調べてみたいと思います。
来週からは、80 - 140 ヤード、ウェッジ、ショートアイアンの練習を増やすようにしたいと思います。
次に調べるのは:
(続く)
仮説としては
- ダブルボギーまたはそれより悪いスコアを減らす (DBW, Double Bogey or Worse の略)
- 3 パットの数を減らす
今回は、DBW を減らす点について分析します。単純に、ショートゲームをよくすればよいという問題ではないと思います。ダブルボギーを打つパターンとして、
- ティーショットを OB する > よくてもダブルボギー、トリプルボギーでもおかしくない
- ティーショットを曲げて木の後ろ > パンチアウト > 3 打目が上手くのらない > 4 オン 2 パット
- ティーショットを曲げて木の後ろ > パンチアウト > 3 打目がグリーン > 3 パット
やはり、
- ティーショットをとりあえず次打がやさしく打てる場所に運ぶ
- ショートアイアンはとりあえずグリーンのどこかにのせる
- (3 パットを回避する)
ということで、ロングゲームが問題になっているのではと推測しています。
直近のラウンド結果と SVM Classification
最近今年 25 ラウンド目をプレーしてきたのですが、10 GIR ながらも、81 に止まり 80 すら切れませんでした。トリプルボギーが 1 回あり、8 回ミスしたグリーンのうち 1 回しかセーブできませんでした (12.5 %)。Putt per GIR (GIR したホールでの平均パット数) は 2.0 なので、これは OK。トリプルボギー以外は、バーディ 1、パー 9, ボギー 7 個でした。
もっとスクランブル率を良くすればよいこともありえますが、ダボ、トリプルはスコアメイクの大敵です。
アプローチの距離とダブルボギーの回数
ここでアプローチの距離は、Par-3 であればティーショットの距離を、Par-4, Par-5 であれば、それぞれ 2, 3 打目の距離を意味します。下の図は、アプローチの距離別にダブルボギー (DBW) を叩いた数を Par-3, 4, 5 別に示したものです。青が今年、赤が去年です。
Par-3, 4, 5 に共通なのが、年間 1, 2 回とはいえども、80 - 140 ヤード程度の距離から、ダブルボギー以上を叩いているという事実です。2017 年の合計で 13 回。この時点でのデータは 24 ラウンドでしたから、決して少なくない数字です。昨年から改善はしていますが、この距離では凡ミスすぎます。ショートアイアン、ウェッジの距離です。これが 0 になれば、平均して 1 ストローク以上は改善が期待できます。
また、Par-4 では、170 ヤード以上の残り距離でダボになりやすい。ティーショットをミスして、難しいライから打っていたり、ハイブリッドを上手く打てなかったり、無理してグリーンを狙っていた、などの理由が原因かもしれません。また、レイアップしたものの、100 ヤードちょっとの距離からグリーンに乗らなくてダボになってるとか。。ここは、次回以降で、ティーショットとの関連性などを調べて見たいと思います。
アプローチの距離と GIR の結果
DBW とは話が変わりますが、アプローチの距離で調べていて、GIR も問題が見えてきました。下の図は、アプローチの距離別に、GIR (パーオン) 率を図にしました。150, 200 ヤードの範囲は乗ればラッキーだと思っています。それよりも赤枠で囲んだ領域が問題。残り距離が 80 ~ 140 ヤード程度だと、とりあえずグリーンに載せたい。ウェッジから、7 番アイアンの軽打でとりあえず乗るはずです。それが意外と乗ってない。50-60% と、2 回に 1 回程度のレベルです。110 - 120 ヤードの範囲は特に「谷間」になっていて、ダメすぎます。
やはりショートアイアン、ウェッジの練習は大事そうです。この距離がグリーンに乗れば、先述の DBW を減らすのに直接役に立ちます。
この図はパーセンテージしか表していないので、何回中、何回グリーンに載せられたかも調べてみたいと思います。
来週からは、80 - 140 ヤード、ウェッジ、ショートアイアンの練習を増やすようにしたいと思います。
次に調べるのは:
- 3 パット、1 パットの確率とパットの距離の関係
- スクランブル率と、残り距離の関係
です。
(続く)
登録:
投稿 (Atom)